社内制度

週末プチ開発合宿補助制度 Vol.1

tak

こんにちは、DWS2人目の大島です。


DWSの職員に共通する姿勢として、
技術が好き・実際に手を動かしてみるのが好き」というものが一つあります。

ハッカソンのような社内イベントも随時開かれていますし、
業務後に技術を触るような活動、勉強会などが多々開かれています。
(もちろん、プライベート優先で好きなように個々人参加しています)


今回DWSで開かれている技術に関するイベントの一つとして、
新たに導入された「週末プチ開発合宿補助制度」を使って実施したプチ開発合宿について紹介します。

この記事を読むとわかること

  • DWSで開かれるイベント・制度
  • DWS職員の技術的に対するモチベーション
  • イベントの流れ・雰囲気
  • 実際にどんな技術を触っているのか

週末プチ開発合宿補助制度とは?

週末にオフラインで開発合宿をする補助を会社からしてもらえる制度です。
明確な目的とアウトプットを出すことを条件に、職員が自由に企画して、自由に合宿を実施し、その宿泊費・交通費を会社から補助してもらえます。

まだまだできたばかりの制度で細かい部分は決まっていませんが、
実際にやってみる中で制度を作り上げていくのが当社のスタイルです。

位置付けとしては、自己学習を支援する制度ですね。
どうせ技術を触るなら、みんなでローカルで集まって一気にやりたい、みたいな人もいるよね?のような考えですね。
もちろん、制度の一つであり業務ではありませんので、使うも使わないも自由です。

合宿の実施のきっかけ

この週末プチ開発合宿補助制度は、
当社の技術的な相談を統括する部門であるCoE ( Center of Excellence ) のメンバーが、
社内の技術向上・コミュニケーションの向上などを目的として、制度として整備をしてくれたものになります。

週末プチ開発合宿補助制度ができた瞬間
ちょっとしたつぶやきから制度が生まれることがDWSでは多い

当社ではジャストアイデアの思いつきにも、いろんな絵文字やコメントがついたりして、
実現まで持っていかれるようなケースが非常に多い
です。

ハッカソン・部活動なども全て職員の思いつきから、企画・実施され、
現在でも継続して活動があったりします。

第2回社内ハッカソンを開催しました
第2回社内ハッカソンを開催しました
【部活動】マーケティング部、英語部を始めました!
【部活動】マーケティング部、英語部を始めました!


この週末プチ開発合宿補助制度に関する発言をみて、「面白そうだな」と思い、
私から制度を導入してくれた CoE へ、「実際に制度を使って開発合宿をしましょう」とお声がけしました。

週末プチ開発合宿の実施が決まった流れ
二つ返事で企画の実行が決まりました、このスピード感も楽でいいですね
hikarikun は開発しているアプリの名前です


今回合宿の目的としたのは、
「社内ドキュメントを参照してくれる生成 AI チャットボットを作ってみよう!」といったものでした。

もともと前述の社内ハッカソンで、生成 AI チャットボットのガワだけは作っていました。
ハッカソン終了以降も定期的に開発を続けてはいたのですが、なかなか開発が進んでいない現状がありました。

そこで、週末プチ開発合宿を行い、
「しっかりと社内で役立つものへと一気に昇華させてしまおう!」という魂胆がありました。

合宿の準備

会社の経費を使う以上、一定のアウトプットは必要ですので、
事前に合宿の下準備をきっちりやっておくことは大切です。

前述のハッカソン以降の AI チャットボット開発を進める会が、
水曜の18時ごろから開かれていたので、そのスケジュール枠を使って実際に開発を行いつつも、合宿の準備や合宿の下準備を行いました。
もちろん、この会も強制ではなく、業務・プライベート優先の自由参加です。

合宿などを決めていくのは、なかなかお楽しみ感もあり、
参加メンバー皆、和気藹々とした雰囲気の中で合宿の下準備を進めていくことができました。

開催地の場所決めMTでの一コマ
熱海での開催を目論んでいたが、結局宿を探すのが難しく素泊まり東京開催となった

締めるところは締めつつ、
最低限、おおよその経費、宿や宿泊地、合宿の目的・アウトプットを定めた後、
役員へ簡単に内容・予算を共有して合宿の実施へと至りました。

合宿当日

当日はワーキングスペースを借り、1日8時間×2日間作業を実施しました。

今回の参加者は全部で5人!スケジュールなどの調整もふくめ、動きやすい人数でした。
今回参加するメンバーには、一番遠い場所では中国地方からくるメンバーもいたので、
やや遅めのスタート時刻とするなどで調整をしました。

実際のタスクへの取り組みでは、
合宿に向けて、事前に大きく2つの課題を用意していたので、2チームに分かれて作業を実施しました。

合宿の当日の様子
技術についてあーだこーだ喋りながら、楽しくやっています

事前にある程度予備知識は入れてはいるものの、実際の生成 AI の開発に関する知識はほぼ皆無な状態でした。
ただそんな状態でも「新しい技術をみんなで触っていく」というのは楽しいものです。

ローカル合宿での作業は普段している仕事とは違い、さまざまなメリットがありました。

  • リモートワークでの作業と違い、ちょっとした質問もしやすく、他人がどんなふうに作業をしているか、ノウハウにはならない知識が勉強になる
  • 別チームが作業で詰まっている様子を察知して、すぐにアドバイスをあげることができたり
  • 短い時間でアウトプットを出すという枠組み上、集中力を持って臨める


計16時間の作業も終始モチベーション高く行うことができ、「正直体感的には16時間が短く、もっと作業をしていたかった」というのがメンバーの総意でした。

普段の作業がリモートワーク故、ローカルワークの特別感もあるとは思いますが、
このように技術に対して向き合える姿勢の根底にあるのは、職員の「技術を触っているのが好き」という共通の資質が占める部分が大きいのでは、と思っています。


合宿後

合宿後には、DWS全体での勉強会にて成果物の発表会を行いました。

【高い技術力の秘訣】DWSで行われている勉強会
【高い技術力の秘訣】DWSで行われている勉強会

今回は、特に週末プチ開発合宿補助制度の試運転的な部分も兼ねていたので、
合宿制度をやってみた感想・反省と、実際に作成した AI チャットボットの紹介、使用した技術に関する共有などを、全職員に向けて簡単な発表を行いました。
(全体に向けての発表と聞くと、仰々しく聞こえますが、非常にラフなものです)

開発合宿の直後に社内の共有ドキュメントへ
次回以降他の誰かがスムーズに合宿企画できるように、今回のプチ開発合宿の振り返りをまとめていたので、簡単に今回の振り返りをまとめていたので、
そのドキュメントをもとに発表を行いました。
すぐにノウハウとして残すことを重視しているのも当社の文化の一つと言えるかもしれません。

合宿直後の反省まとめドキュメント
合宿最後に、次の開発合宿に向けてのノウハウとして反省を行いました
職員全体への発表にもこんな感じでゆるくまとめた発表をしています

発表会や振り返りなども、なるべく気軽に発言して議論ができるように、
あまり堅苦しい雰囲気がなく、ラフにやれる空気感で行われています。
これも当社の特徴の一つであり、技術イベントの実行が盛んな理由の一つでしょう。
「何かに挑戦してみた・その結果をチームに共有した、ドキュメントとして残した」などのような、進んで何かを実行したことをよしとする文化です。

プチ合宿でのアウトプットの発表も、普段の勉強会と変わらず、和やかな雰囲気の中行うことができました。

合宿内容の共有会の一コマ
合宿についてみんなラフにコメントをしています
ここにはありませんが、技術的なやり取りももちろんしてます!


合宿の成果についてですが、
2日間という時間では、アプリを完成させることは到底無理ですので、
合宿で開発した生成 AI チャットボットも完璧なものとはいえないです。

ただ、当初アウトプットとして想定していた一つの機能をしっかりと時間内に完成させることは大きな成果でしたし、新たに導入した制度を実験していく、と言った意味では、会社にとってもこの制度を用いた合宿は効果が大きいものだったと言えると思っています。

具体的にどんなものを作ったの?

今回は、DWSの制度・カルチャー紹介の記事となるので、簡単な紹介としますが、
作ったものは以下のようなものとなっています。

以下画像の hikari 517 というアプリが今回作成したアプリです。

社内ドキュメントのリンクを回答してくれるアプリ
社内のドキュメントを参照しながら、それっぽいリンクを回答してくれるアプリ hikari517
まだまだ改善の余地有りですが、チャット上から即使えて、粗い文で依頼できる楽さが魅力です

アプリの仕様としては、
チャット上のアプリに対して、依頼内容をメンションして飛ばすとそれっぽいリンクを引っ張ってきたり、簡単な回答をくれるアプリとなっています。

社内に新しく入ってきた人が簡単に手続きを把握したり、
「あれ、なんて検索したらあのドキュメント出てくるんだっけ?」みたいな悩みを解決することが目標です。

このように社内で何か改善したいことがあれば、好きなように自分たちで改善をしていけるのは、当社の一つの特徴ですね。
働いている側としても、困ったことがあればすぐに動いて改善していけるのは、非常にやりやすいです。

アーキテクチャ

最後に簡単にアーキテクチャもご紹介しておきます。

アーキテクチャ図

Azure 上にサービスを構築しています。

事前に生成AIが使用するための、検索用ドキュメントをクラウド上に用意する必要があります。
社内ドキュメントで使用している esa から API にて、Azure 上のストレージサービスへドキュメントを格納します。
その後、Azure Cognitive Search という検索サービスを使用して、ドキュメントを検索に特化したインデックスへと変換します。
このドキュメントを Azure 上にインデックスとして保管するフローは定期実行されるため、最新のドキュメントが保たれます。

ドキュメントの準備が整ったら、アプリが使用可能な状態になります。
以下のようなフローで、アプリは動いています。

依頼内容とともに、hikari 517 メンション

hikari 517 をメンションすると、Slack 上から Slack Event API からイベントが飛び、
API Management を介して、Azure Function へリクエストが飛びます。
ちなみにアプリへ依頼を投げたのがうまくいったのかどうか、わかりやすくするために、「考え中」と即座にレスポンスを返すようにしています。

Azure Cosmos DB へ slack イベントを記録

アプリは、Slack からのイベントで起動しますが、Slack Event API の性質上、
Azure Function の起動が遅れると、Slack Event API がイベントをリトライ送信してしまい、 Azure Function が多重起動するケースがあります。
そこで、DBへ処理をするイベントのIDを記録することで、一度受信したイベントを複数回受信しないようにしています。

Azure OpenAI へクエリの生成を依頼

Azure OpenAI に対して、Azure Cognitive Search に対するクエリを準備してもらいます。
これにより、チャット上から粗い文で依頼しても、適切な文章へ変換をしてくれます。

Azure Cognitive Search に対してクエリを実行

実際にドキュメントが格納されているインデックスに対して、Azure Cognitive Search を用いて、Azure OpenAI が作成したクエリを投げます。

Azure OpenAI にて、返ってきた回答を整える

Azure Cognitive Search から返ってきた回答を、Azure OpenAI へ投げ、
チャット上の依頼に適した回答へと変換します

回答

hikari 517 から、slack 上に回答を返します。
簡単な回答はそのまま文面で返すようにしていますが、
長い回答になると崩れていくので、基本的にはドキュメントのリンクを返すようにしています。


なかなか自分一人ではこういった最新技術に触れていくのは、気が重い部分もあり、
プチ開発合宿という形で、新しい技術を実際に使ってみることができたのは、非常にありがたかったな、と感じています。

まとめ

DWS ではこのように、技術に関するイベントがさまざまに開催されており、日々いろんな技術を触る機会に恵まれています。

また、そういった活動に対して、役員・代表含め職員の理解があり、
社内イベントを企画する人も、イベントに参加する人も多く、技術に関する活動が非常に盛んです。


私個人はどちらかという何かを主導することが多いので、主導する側としての意見になるのですが、
当社では、イベントを企画・実行した時に、前のめりに参加してくれるメンバーが多いことが非常にありがたいです。

今回の週末プチ開発合宿も主導をすることになったのは私ですが、
参加メンバーの募集にも困ることなく、モチベーション高く自分事として参加してくださり、
非常に合宿のリードもやりやすかったです。


なかなかイベントを主催する側としては、イベント・企画を実行するのは骨が折れるものですし、参加者が少なくモチベーションも低いと悲しい感じもします。
繰り返しになりますが、そのようなイベント企画者がネガティブに感じるような場面がほとんどないのは、DWSの職員に共通する「技術を手を動かして触っているのが好き」という共通の気質からだと思っています。


社内では、さらなる開発合宿も企画がされています!
次回の開発合宿もブログにしていく予定です!

DWSに興味が湧いた方は!

当社では、技術が好きで実際に触っていることが、当社の行動指針の一つである More Professional として評価されます。

MMMな行動指針がなぜ重要か考えてみた
MMMな行動指針がなぜ重要か考えてみた


モダンな技術をガンガン触ってみたい、技術について色々語れるような職場で働いてみたい、といった方、ぜひDWSで働いてみませんか?

デロイト トーマツ ウェブサービス株式会社 採用情報
デロイト トーマツ ウェブサービス株式会社 採用情報
AUTHOR
tak
tak
記事URLをコピーしました