DWSの評価制度を深掘り!360度評価と行動指針の重要性
はじめに
こんにちは。夏が終わり、ようやく秋が来たと思ったら、急に寒くなって「もう冬?」と、毎年なるこの現象に名前をつけたい rihwaです。
本記事では、DWSの評価制度の内の一つの指標になっている「360度評価」の概要を、具体的な行動指針に基づいた行動例を交えながら、紹介したいと思います。
⚠️社内情報は随時アップデートされており、アップデートされた日付時点での内容となることを予めご認識ください。またDWSの評価制度は、デロイト トーマツ グループの中でも少し異なる制度を導入しております。
360度評価とは?
DWSでは、評価制度の基準の一つとして「360度評価」を採用しています。この制度は、メンバーのパフォーマンスや行動について、さまざまな立場の人々からフィードバックを受ける仕組みで、多くの企業で導入されているかと思います。この仕組みを活用し「行動指針」を基準とした評価を行っています。
360度評価を通して、以下の目標を達成することを目指しています。
- 多面的な視点での評価
関係性の異なる複数の評価者からフィードバックを得られ、より客観的で幅広い視点を反映した評価が可能で、自分の行動やコミュニケーションの課題をより深く理解できる - 自己認識の向上
自分自身が認識している評価と、他者から見た評価を比較することで、自己認識のズレやギャップを把握できる - チーム全体のパフォーマンス向上
定期的なフィードバックを基に改善を重ねることで、個人だけでなくチーム全体の成果を最大化できる
DWSは、フラットな組織体制に基づき構成されているため、評価者は同じプロジェクトで協働するメンバーや同じチームメンバーが中心です。現在の評価制度導入にあたった背景については以下の記事に記載されているので、ご興味がある方はぜひご覧ください。
⚠️最新の制度と異なる内容が記載されている場合がございますので、詳しくは面談時にご確認ください。
DWSの行動指針
まずは、行動指針についてご紹介します。
変化を恐れず、積極的に受け入れ、情報技術分野の専門家として常に進化し続けよう。
共に働くメンバーにも、お客様に対しても常に誠実でいよう。迷ったら人として正しいと思う行動を選び、真摯に信頼関係を構築していこう。
仕事も遊びも、全身全霊で取り組み、様々な逆境も含めて、人生を丸ごと楽しんでいこう。
DWSでは、行動指針の改訂に至るまでの背景や、メンバーが感じているカルチャーマッチの重要性についても深く議論を重ねています。ぜひ関連の記事もご覧ください。
- メンバーが考えている行動指針の重要性
- カルチャーマッチによる具体的な行動例
- チームメンバーとしてどうあるべきかについて
行動指針に沿った具体的な行動例
行動指針をどのように体現するか、また高く評価される行動とは何かについては、個々の視点や重視するポイントが異なることかと思います。
そこで、先月、一部のメンバーとともに、具体的にどのような行動が当てはまるのかを議論しました。その結果、いくつかの具体的な行動例があがったので紹介します。
1. More Professional
それでは、まずMore Professionalから見ていきましょう。
具体的な行動例
- 最新の技術や市場トレンドを積極的にキャッチアップし、業務に活かせるように取り組んでいる
- 現在の業務における技術的な課題に対して、主体的に解決策を検討している
より高い影響力をもたらす行動例
- 新しい技術や市場動向、ベストプラクティス等を学び、それをチーム内で共有する取り組みを積極的に行っている
- 業務フローや課題を積極的に分析し、改善提案を行う行動を通じてプロジェクトの効率化を目指している
技術やお客様、そしてチームメンバーに対してプロフェッショナルな姿勢を持ち、業務を進めていくという意見が多く見られ、具体化されていた印象です。
自身が行動指針を体現し、その行動がチーム全体に良い影響を与えることで、結果としてチーム全体の技術力やパフォーマンスの向上につながることが理想な状態だと感じています。
DWSでは、毎週開催されるナレッジ共有会を通じて、技術に関する最新情報のアップデートやプロジェクトの振り返りを行っています。これにより、個々のメンバーが業務に役立つインプットを得ると同時に、チーム全体の知見を深める機会にもなっています。
⚠️ナレッジ共有会は、直近では一部プロジェクトメンバーが業務の都合で参加できていない状況です。
2. More Trust
次に、More Trustです。
具体的な行動例
- 異なる意見に対してオープンな姿勢で議論している
- チームメンバーの性格や業務量、心理的な状況を把握し、それに配慮した無理のないコミュニケーションを心がけている
より高い影響力をもたらす行動例
- 誰もが意見を言いやすい雰囲気を醸成し、フィードバックを受け入れる姿勢を持つことで、チーム内の心理的安全性を向上させる行動を取っている
- プロジェクト内外で困っているメンバーに寄り添い、質問への回答や助言を行うなど、サポートを通じてチーム全体の成功に向けた取り組みを行っている
上記のように、プロジェクトやチーム内でタスクの透明性を保ち、建設的なフィードバックを行うことは、信頼を深めるために非常に重要だという意見が多くありました。また、チーム内で困難な課題に直面した際に、メンバーとの協力を惜しまない姿勢がMore Trustを体現しているという意見も多く見受けられました。
3. More Fun
具体的な行動例
- 勉強会やMLTの場で、自分の学びや意見を積極的にSlackに共有し、メンバー同士の活発なやり取りを促進している
- 他のメンバーのTimesに積極的に書き込みを行い、質問や感想をシェアすることで、日常的にコミュニケーションを取るよう努めている
高い評価を得られる行動例
- プロジェクト外のメンバーとも積極的にコミュニケーションを取り、他部署や他チームとの協力関係を築くことで、チーム全体の士気を高め、業務を円滑に進めている
- 困難な状況でも、常にポジティブな姿勢で発言し、周囲に明るい雰囲気を生み出す行動を取っている
More Fun、「楽しむ姿勢」は、チームの結束力を高め、メンバーのモチベーションを維持することにも繋がると考えており、DWSでは勉強会や部活動のイベント企画や参加を通じて、メンバー同士がリラックスしながら交流を深める機会を積極的に設けています。
これにより、普段の業務でも自然とポジティブな雰囲気が生まれ、チーム全体の活力に繋がっていくことを期待しています。
さいごに
今回紹介した行動指針の行動例は「どのような行動を取るべきか」を一例として紹介したものでしたが、いかがでしたでしょうか?今回紹介した行動が必ずしも正解というわけではないので、今後新しいメンバーが加わる中で、「これも行動指針につながる」といった新たな気づきが生まれることを期待しています。
また、今回ご紹介した360度評価は、DWSの評価制度の一部に過ぎません。来年度に向けて、さらに改善・改訂できるよう、人事チームで検討を進めています。
詳細についてさらに知りたい方は、ぜひ採用サイトからエントリーしてみてください。面談時に詳しくご説明いたします。