DWSの新評価制度を大公開!
はじめに
こんにちは!
最近、社内の部活動の一環でオンライン麻雀をした時に4巡目で大三元のリーチチャンスを得られた、Rihwaです。(結果上がれず、悔しい結果に終わりましたが。笑)
デロイト トーマツ グループでは6月から新しい会計年度が始まり、2023年6月からFY24がスタートしました。一方、DWSではFY24から新たな評価制度が導入されることになりました。
今回は、人事の立場から評価制度に関するお話を、できる限り詳しくお伝えしようと思います。
※DWSの評価制度は、デロイト トーマツ グループの中でも少し異なる制度を導入しております。
なぜ評価制度を見直すの?
DWSのチームは、現在39名のメンバー(2023年8月時点)で構成されており、今後50名から100名のスケールに拡大する計画を進めています。社員数の増加に伴い、これまでの運用方法とは異なる組織運営が必要になってきました。
これまでは、代表のkuni(国本)とCHROのgene(佐々木)の2人による年度末の評価に基づいて、次年度の給与改定が行われていました。しかしこれでは、チーム全員の業績貢献を正確に評価するのが難しくなりつつあり、そこで評価制度の見直しの必要性が浮上しました。
新制度の目指すところ
新しい評価制度は、以前から運用していた評価制度と同様、実現したいこと・目的に基づいて構築されています。具体的には、以下の5つの要素があります。
- 誰にとっても『公平』かつ『公正』な評価を実現できること
- 従業員と会社の両者にとって幸せな結果をもたらすこと
- 評価の基準が公開されていること
- 従業員が高い意欲を持って業務に取り組めること
- 個ではなくチームとして一つの目的に向かって一致団結できること
新制度の構築ステップ
私が以前勤めていた会社では、上述のような目的を基準にして、役員クラスのメンバーや人事担当者が集まり、議論の中で評価制度の設計から運用開始までの一連の流れを担当し構築するという流れがほとんどでした。
しかしながら、DWSでは組織がボトムアップのアプローチを重視しており、社員一人ひとりが自発的に提案し合う形式を取っています。これにより今回の制度設計は、役員メンバーや人事担当のみならず、メンバー全員を巻き込み、DWSの目指す理念に最も適った形で形成されました。
具体的なプロセスは、以下の通りです。
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目的と目標の明確化: 組織の拡大に伴い、持続的な運用を可能にするため、新しい制度の導入で達成したい目的や目標を明確に整理する。
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評価制度のバリエーション準備: 様々な評価制度のパターンを事前に準備し、社内メンバーと共有。これには他社の成功事例やベストプラクティスも含まれます。
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メンバーの意見収集: 各人が最も理想的だと考える評価制度に対して、コメントを収集。
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社内勉強会と議論: 収集したコメントを軸に、社内勉強会の時間を活用して具体的な議論を展開。なぜその制度が適しているのかや、MMMの行動指針* をどのように体現できるかについて考えました。
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意見の統合と制度の構築: 多角的な観点から出てきた意見を総合的に考慮し、評価基準やプロセスが明確になるように、新しい評価制度の枠組みを構築。
こうした一連のプロセスを経て、新しい評価制度の枠組みが着実に構築されました。
一人ひとりの意見や多様な議論を尊重しながら、組織全体の成果を最大限に引き出す制度が形成されるように進めました。
*MMMの行動指針について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
MMM行動指針に込められたチームメンバーの想い
新しい評価制度って?
上述のようなプロセスを経て、新たに見直された評価制度は「360度評価を導入する」ことが決まりました。これにより、より多面的で公正な評価を実現することが可能になります。
DWSの評価制度は、毎四半期ごとに評価面談を行い、その結果を通じて年に一度、年棒の見直しを行っています。本制度の導入により、各四半期ごとの目標に対する自己評価と360度評価を行うことで、チームが50名から100名と拡大していく中で個々の強みを最大限に発揮し、全体のパフォーマンス向上に寄与することを目指しています。
さらに新しい評価制度の導入により、お互いにフィードバックを交換する機会が増えることで、コミュニケーションや協力関係の向上にも貢献することが期待されます。
また評価基準において重視している項目の内、「行動指針を軸に、会社への貢献度合いから評価する。」という項目を設定しています。
これは、DWSが行動指針を日常業務においてどれだけ重要視しているかを示しており、今回のような制度設計の過程も、まさに一人ひとりが行動指針を具体的に実践した結果の表れだと感じております。
DWSメンバーが大切にしている行動指針に対する想いについて、以下の記事をご覧ください。
MMMな行動指針がなぜ重要か考えてみた
最後に
今回の評価制度の刷新は、現時点での制度が最終決定ではないと考えています。今回の構築プロセスと同じように、実際の運用結果や意見を元にして、新たな形にアップデートを継続して行っていく予定です!
このような評価制度の興味がある方、制度構築に直接的に関われる機会に興味をお持ちの方は、ぜひ当社の採用ページからご応募ください。