正式リリースされたAWS Certified AI Practitionerを受験しました
ごあいさつ
DWSのみやたんでございます。
現在、私の業務では、スクラムを利用しない案件に従事しています。
タイトルの通り、いつもとテーマを少し変えて書きます。
先日、AWS Certified AI Practitioner(AIF-C01)を受験して合格できました。
合格に向けた準備やスクラムを考えるうえでのIT資格取得の必要性について考えてみます。
AIF-C01について
公式サイトの案内は以下の通りです。AWSが提供するAI/MLテクノロジーの知識を実証する試験です。
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-ai-practitioner/
直近ではいろんなところでAI/ML領域の需要が伸びきており、しっかり理解をしておきたいという動機から資格取得を目指しました。
私が事前に備えていた知識
私自身はオンプレミスのウェブ技術やエンタープライズ向けのインフラ業務に携わった経験が長く、AWSサービスは3年くらい学習やAWSコンソールから業務を行なっています。
資格はAWSのProfessional資格を有しておりますが、AI/ML領域に関係するサービスや知識はほとんどありませんでした。
どのように学習を進めていったか
1.試験ガイドを確認
私がポイントとしたのは、試験範囲となるAWS対象サービスを確認したことです。普段あまり利用しないサービスも試験範囲には含まれますので、概要を確認しました。
2.「AWS Skill Builder」で基礎知識を習得
「StandardExamPrepPlan:AWS Certified AI Practitioner(AIF-C01)」をデジタルコンテンツとして一通り試聴しました。
https://skillbuilder.aws/jp
全体で18時間くらいとなります。
ここで、自分なりに理解が難しかったもの、知らなかったものをメモしてさらに調べました。
一例として以下が説明できるようなメモです。
- バイアスとバリアンスの違い。数値が変わることでどのように適合率がかわるのか?
- 回帰と分類、その特徴は?
- ハイパーパラメータとモデルパラメータの違い、具体的にはどのようなパラメータがそれぞれ存在するのか?
これらを疑問に思ったことを一つずつ丁寧に調べました。
3. 「オンライン学習サイト」での試験対策問題の活用
試験形式65問を4セットできるような問題集が出ており、そちらを実施して、解説を丁寧に見直しました。
実際に問題を解くことで、理解度がわかりました。
理解が不足しているところは上記2で実施したメモに不明点を追加して理解を深めました。
問題集の正答率が70%から80%弱くらいで、試験には合格できました。
合格して感じたこと
試験取得を目指した目的は勉強を通じて達成できたと感じています。基本的なAI/ML領域の考え方を学び自信がつきました。
ただし、実際にAI/MLテクノロジーを活用するには、上記学習のみだと物足りないと感じます。ハンズオン等を実施するともっと効果的だと考えています。
スクラムマスターとして必要な資格か?
結論としては「不要」と考えています。
この資格や知識がなくても、スクラムマスターとしての役割は果たすことができますし、もっと大事なポイントがたくさんあります。
ただ、スクラムマスターやIT関連業務を実施する際に確実の自分の経験を伸ばし、課題発生時に解決するための「引き出し(知識)」を増やしておくのはとても大事だと考えています。
今後、AI/ML領域を扱うプロジェクトやお客様とのやりとりが出てきた際に役立つことがあると思います。
まとめ
DWS内でも私はプロジェクトのリードやスクラムマスター等の役割が多いですが、技術的な内容もしっかり学ぶことで自信を持って業務に取り組めています。
自分のキャリアや「引き出し(知識)」を向上させるために継続して学習していきたいと考えています。
最後までご覧いただきありがとうございました。