下條の2016年の振り返り
下條です。年末ということで、今年の印象深かった仕事を振り返ってみます。
Webサービスのリプレース
今年の一番の大きな仕事は他ベンダが作ったWebサービスのリプレースでした。想像以上に難度の高いリプレースでした。
移行前の既存のサービスは、
- テストコードが存在しない。
- データベース構造が全く正規化されていない。
- コード自体の品質が低い。
という状態のため、機能追加のたびにしばしばデグレードが発生するという大きな問題を抱えていました。
これらを解決するため、
- テストコードを書いて動作を担保する。
- データベースを正規化 (きれいに) する。
ことにより、今後のサービスのスピーディーなエンハンスができるよう、従来のPHPのアプリケーションをRuby on Railsにゼロベースでの書き換えを行いました。
特に難しかったのは、以下の2点です。
- リプレース開発途中にも既存サイト側に改修が入ってデグレが発生し、さらに正しい仕様が分からなくなる。
- リプレース開発途中に既存サイトのバグにより整合性がとれてないデータが発生する。
後者には最後まで悩まされ続けました。実際の移行日直前まで不整合なデータが発生し続ける可能性があるためです。かなり泥臭い作業となりました。データベース設計の重要性を再認識した1年でした。
移行当日の作業についてもいろいろ予想外のトラブルもありましたが、なんとか無事乗り切ることができ、良い経験になりました。
自社サービス 雲の助
のリリース
昨年から開発してきた AWS運用・監視サービス - 雲の助(くものすけ) ですが、今年正式にリリースし早速お客様にもご利用いただいています。
昨年は基盤を作ることに専念しましたが、今年はポータルでのリソースグラフ表示や非監視設定機能など新たな機能エンハンスを行うことができました。来年はさらに便利で安心して使っていただけるサービスになるよう考えながら開発を進めていきたいと思っています。
また、雲の助もパックになっている AWSまるごとパックプラン もよろしくお願いいたします!
勉強会
リモート読書会(勉強会)でも書かれていますが、TCP/IP、アルゴリズムの勉強会を行いました。バックグラウンドの異なるメンバーは前提知識も違うため、自分の知らなかった知識を得ることができた他、自分でも改めて基礎的知識を復習できたことは良かったと思います。
MLT
テーマは業務とは関係なく何でもOK!のLightning Talkである通称 MLT
もメンバーの裏の素顔?を見ることができ、印象深いものでした。詳細はMLT始めましたをご覧ください。Lightning Talkと言いながらもけっこうライトではないディープなネタが多く楽しめました。
私も飛行機修行やソフトウェアライセンスについて話をしました。最近はあまり発表者がいないのですが、またぜひ私も発表したいと思っています。 (準備がけっこう楽しいんです!)
来年に向けて
新しいプログラミング言語を学ぶ
達人プログラマーに書いてある通り、新しい言語を覚えることは思考の幅を広げる上でも大切だと考えています。今年は特に新しい言語を学習することはありませんでしたが、来年はPythonを色々触ってみようかと思っています。
プライベートでは
ドローンです!今年はトイドローンを室内で飛ばして遊んでいたレベルなのですが、もう少し本格的にドローンデビューしたいと思っています。 (操縦も意外と難しいんです。。。)
あとは、昔ちょっと書いていた個人のブログを復活させようとも思っております。
それでは少々早いですが、皆さま良いお年をお迎えくださいませ。