フルリモートワークと子育ての両立について

tokusan

こんにちは、Tokusanです。以前、「地方移住とDWSでの働き方」という記事で、私の山梨県南アルプス市への移住と子育ての経験をお話ししました。今回は、その経験を踏まえつつ、当社の子育て中の職員たちがどのようにフルリモートワークと子育てを両立しているか、その工夫や課題、そして育児休暇の活用についてお話しします。

私自身、6歳の息子と3歳の娘を育てながら、フルリモート・フルフレックスで働いています。山梨の自然豊かな環境で、子どもたちと過ごす時間を大切にしながら、仕事にも全力で取り組んでいます。この働き方は、私にとって理想的なワークライフバランスをもたらしてくれました。

しかし、私だけでなく、当社には様々な環境で子育てをしている職員がいます。都市部で暮らす人、実家近くに住む人、そして私のように地方に移住した人など、それぞれが自分なりの方法で仕事と子育ての両立を図っています。

今回は、そんな多様な働き方や子育ての形、そしてそれを支える当社の取り組みについてご紹介します。特に最近注目されている育児休暇の活用についても、具体的な事例を交えてお伝えしていきます。

1. フレキシブルな働き方で実現する子育てとの両立

時間の使い方の自由度

  • 私の場合:子どもの送迎や急な発熱にも柔軟に対応できます。
    予め送迎時間はスケジュールをブロックして業務影響の出ないように調整しています。また、子育てしていると良くある話ですが、急遽子どもを通院させる必要があったり看病しないといけない状況になると、プロジェクトメンバーも心配してくれて柔軟に中抜け等出来るような理解のある環境で働きやすいです。
  • 同僚Aさん:家族との朝食や夕食の時間などタイムスケジュールを家族に合わせて働いています。家事育児が一段落してから残りの業務に取り組むことが出来ています。
  • まとめ:プロジェクト状況によっては突発的に業務を優先しないといけない事態もありますが、基本的にはプロジェクト内で個々のライフスタイルを尊重し柔軟に対応できる社風となっています。

場所を選ばない働き方

  • 私の場合:山梨への移住で、自然豊かな環境での子育てが実現しました。
  • 同僚達:地方の実家近くで子育てしているメンバーもいれば、都心からちょっと離れた子育てしやすいエリアに住んでいたり、東京23区内で子育てしているメンバーもおり、各々の価値観に合わせた暮らしが出来ています。
  • まとめ:子育てに対する人生設計や方針は人それぞれで、それを選択する際に「働く場所」によって制限されない点がとても良いと感じています。私も現在は地方で暮らしていますが、十数年後子どもが都内の大学に通いたいといった時に、家族で一緒に都内に行くのもありかなと考えてたりもします。(かなり未来の話ですが…)

2. 子育て中の職員の工夫

効率的な時間管理

  • 私の場合:プロジェクトが繁忙な時期はどうしても稼働を上げて取り組む必要があり、早朝の静かな時間を活用して作業効率を上げています。そこで集中して業務した後、起きてきた子どもたちの朝の身支度や通園準備等をしています。
  • 同僚Bさん:子ども達を寝かしつけた後、集中して業務や自己学習の時間に充てています。
  • まとめ:仕事と育児を両立させるために、ときには割り切って集中する時間が必要となっていきます。そうした時にフルフレックスで業務時間を調整することが可能な働き方はより生産性をあげる選択肢になると感じています。

コミュニケーションの工夫

  • 私の場合:私含め同僚皆に言えることですが、基本的に家庭の事情で不定期で離席する場合は全体に分かるようにチャットツールのステータス機能を活用し、離席であることを周知しています。
    また、以前の職場だとリモート会議などの会話する機会では業務外の話題は中々話しにくい雰囲気がありましたが、当社ではチャットツールで頻繁に会話する機会があるため、雑談ベースで今度子どもの発表会があるから休むとか、ちょっと風邪気味だから明日辺り病院に連れて行かないとマズそうだとか、家庭の事情をフランクに共有しつつ休みの調整もスムーズに出来ています。

3. 直面する課題とその対策

集中力の維持

課題:子どもがいる環境での作業は、集中力の維持が難しい場合があります。
対策:

  • 私の場合:専用の仕事部屋を設け、仕事モードに切り替えやすい環境を整えました。たまに仕事部屋に子どもが乱入してくる時もありますが、そこは仕方ない部分もあるのでリスクとして許容しています。※重要な会議がある時間帯などは妻と調整して入ってこないように対応してもらっています。
  • 同僚Cさん:ノイズキャンセリングヘッドホンを活用したり、日によっては家族との調整の上で出社する日を設けて集中して業務しています。

ワークライフバランスの管理

課題:仕事と家庭の境界があいまいになりがちです。
対策:

  • 私の場合:仕事を終えたことを明確に宣言し、切り替える工夫をしています。
    ※正直、ここが一番私の中で課題となっており、度々食事中とかに仕事のことを考えて妻に怒られていました。目下改善するために意識を切り替える工夫をしている最中です…。
  • 同僚Dさん:勤務時間を明確に設定し、オフの時間は徹底してオフにしています。

会社のイベント参加の機会

課題:業務後の勉強会の参加などの学びの機会や社内イベントへの参加が減少します。
※18時以降などで有志で勉強会の実施やライトニングトーク会などのコミュニケーションイベントが育児のコアタイムと重なって参加しにくい。
対策:

  • 私の場合:業務後のLT会やオンライン送別会等は食卓にパソコンを持ってきて家族で視聴しています。たまにブレイクアウトルームでの会話に妻も割り込んでたりしました。(同僚はビックリしていそう)
  • 同僚Eさん:家族と調整して特定の曜日に開催されるオンライン勉強会に参加し、スキルアップの機会を作っています。

4. 育児休暇の取得と会社のサポート

育児休暇取得の実態

  • 最近2名の職員が育児休暇を取得し、さらに1名が取得予定です。(めでたいですね)
    私が知る限りですが、入社してから今までで子どもが生まれるメンバーは100%取得されています。
  • 性別を問わず取得可能で、男性の取得もしております。社内のメンバーは30歳前後が多いため、これからも育児休暇を取得する機会は増えていくように思われます。

会社の取り組み

  • 一般的な育児休暇の仕組みは導入されており、育児休暇取得を阻む要因は特に無いように思われます。
  • 復帰支援対策:育休中の情報共有や、復帰前に休暇中に起きた社内の変化や職員の増減員の情報等を日々まとめておりキャッチアップしやすい状態にしています。
  • 代替要員の確保:チーム内での業務分担や、必要に応じてメンバーアサインを行っています。今度育児休暇を取得するメンバーはちょうど私のプロジェクトメンバーだったので、育児休暇開始の時期に合わせてアサイン調整をさせていただきました。

育休取得者のブログ記事紹介

5. 会社の総合的なサポート体制

  • 育児休暇の柔軟な取得:上記の通りのサポートを提供。
  • 時短勤務制度:育休からの復帰後、希望に応じて時短勤務が可能。
  • 育児関連の情報共有会:社内の部活動で育児関係のグループがあり、そこで情報交換する場を設けています。
  • デロイト トーマツ グループの育児支援:会社独自のサポート以外にもデロイト トーマツ グループ全体で利用可能なサポートもあります。

6. これからの展望

フルリモートワークと子育ての両立、育児休暇制度は、当社の大きな特徴です。これらの取り組みにより、職員のワークライフバランスの向上と、多様な人材の活躍を支援しています。

今後は、職員同士の経験共有の場を増やすなど、より良い環境づくりに取り組んでいきたいと思っております(育児をしている職員のグループの活動を活性化したいと個人的に考えています)。
子育て中の方々、これから子育てを考えている方々にとって、当社の環境が魅力的に映れば幸いです。仕事と育児の両立を真剣に考え、サポートする当社で一緒に働いてみませんか?ご興味のある方は、ぜひ採用情報をチェックしてみてください。

https://mmmcorp.co.jp/recruit/
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プロジェクトリード / スクラムマスター
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