コワーキングスペースで働く1日のご紹介
以前、代表の国本の1日の紹介があったが、わたくし下條はまた違う勤務形態をしているので紹介させていただく。私がリモートワーク関連の話を書くのはもう3回目になってしまうのだが、リモートワークの素敵さをお伝えするため?、ご容赦いただければ幸いである。今回はコワーキングスペースなるものを中心に書いていきたいと思う。
国本は「通勤時間が不要である」ところを強調していたが、しかし、、、私は通勤している。というのも、私は基本的に家ではなく、コワーキングスペースで仕事をしているためである。
コワーキングスペースといえば、最近は一部の界隈では認知度は上がっているのは感じるが、それでもまだまだ一般的には認知度は低いようである。普段どこで働いてるの?と聞かれて、コワーキングスペースで働いているというと、何それって言われることが多いので、そういうときはレンタルオフィスみたいなところで働いてると答えるようにしている。が、イメージはちょっと合っていないかもしれない。
というわけで、コワーキングスペースをご存じない方もいらっしゃると思うので、「コワーキング」という言葉の説明についてWikipediaから引用しておく。
コワーキング(Coworking)とは、事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイルを指す。一般的なオフィス環境とは異なり、コワーキングを行う人々は同一の団体には雇われていないことが多い。通常、在宅勤務を行う専門職従事者や起業家、フリーランス、出張が多い職に就く者など、比較的孤立した環境で働くことになる人が興味を持つことが多い。
コワーキングは独立して働きつつも価値観を共有する参加者同士のグループ内で社交や懇親が図れる働き方であり、コスト削減や利便性といったメリットだけではなく、才能ある他の分野の人たちと刺激し合い、仕事上での相乗効果が期待できるという面も持つ。
引用元:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0
概ね合っていると思う。
そしてこういったコワーキングというワークスタイルを実現できる場所が「コワーキングスペース」というわけである。
レンタルオフィスとの一番の違いは、人とのコミュニケーションが比較的積極的に行われるところだろう。人にもコワーキングスペースにもよるけれども。
行ったことのない方はぜひ一度行ってみていただきたいと思う。コワーキングスペースによって、どういう職種の人が多いとか、いろいろと雰囲気が違ったりもするので複数のコワーキングスペースを見てみるのもよいと思う。コワーキングスペースによってはイベントや勉強会をやっているところも多いので、そういったイベントに参加してみるのもよいかもしれない。
ちなみに私が普段行っているのは以前も書いたけれどもベースキャンプ名古屋さん。ゆったりしていてアットホームで居心地の良いコワーキングスペースである。運営の方が人を紹介してくれたりもするので、知り合いも作りやすい。仕事をしていると、たまに誰かが話しかけてくるし、誰かの話に聞き耳を立てておいて、何か言いたいことがあるときは話に割って入ったりもする。
自分にとってコワーキングスペースに行くメリットは大きい。
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生活のリズムが作りやすい。
家にいるとだらけてしまう傾向があることは否定できないため。 -
通勤で運動不足解消。
運動が嫌いなので強制的にちょっと歩くのは効果がある。はずなのだが、なぜか体重が線形に増えている理由が分からない。 -
人と会って話せる。
一人暮らしでずっと家にこもって仕事をしていると寂しくなることがある。
違う分野の仕事をしている人たちと話すのもいろいろと刺激になる。たまに仕事を忘れて、知り合いが作っているアプリの話、新しいビジネスのアイデア、日本の経済について等、話に熱中してしまうこともある。たまにチャットの返事がすごく遅かったりしたら、おそらく何か雑談をしているに違いない。
デメリットは何かというところだけれども、実際のところデメリットはほとんど感じていない。強いて言えば、話しかけられたくないときに話しかけられてしまうことがあることだろうか。ベースキャンプ名古屋さんでは、話しかけられたくない人のために、集中スペースといって、話をしてはいけないゾーンがあるのでそこに座っていれば話しかけられることはないという素晴らしいシステムになっている。
通勤時間の話に戻すと、確かに通勤には時間を使ってしまうというデメリットがあるのは事実である。特に通勤ラッシュの時間に電車に乗るのは苦痛であり、以前の会社のときには通勤ラッシュがいやでよく午前休を取ったものである。ただの二日酔いで起きれなかっただけではないかという話もあるが。
しかし、ラッシュの時間を避け、通勤時間を運動の時間と捉えたり、勉強の時間などにすれば、通勤も必ずしも悪くはないものだと思っている。ただ、私は一人暮らしなので家族がいる方はまた事情が違うだろう。通勤時間をなくして家族との時間を取る方を優先できるメリットは大きいものだと思う。
ちょっと本題からずれるが、日本の通勤ラッシュが特につらいのは、もちろん人の多さもあるが、同じような格好(スーツ)の男性ばかりなところである。その画一性が私の気分をうんざりさせる。夏場は最近はクールビズが浸透してきたためさわやかな白が目立つので比較的よいが、冬になるとグレーのスーツだらけになって非常に重苦しい気分になる。特に、最近は女性専用車両が増えてきたことから必然的にその他の車両に男が多くなってさらにむさ苦しい雰囲気となる。あとは、駆け込み乗車はやめましょう、痴漢は犯罪です、などなど車内アナウンスがうるさいこと・・・こんなに車内アナウンスがうるさい国はなかなかないのではないかと思う。
まあそれはいいとして、恥ずかしながらプライベートを明かすと、コワーキングスペースを利用する典型的な1日のタイムスケジュールは以下のような感じである。
時刻 | 行動 |
---|---|
08:00 | 起床、シャワー |
08:30 | 家で軽く業務 |
09:30 | コワーキングスペースへ。地下鉄を含めて移動時間30分強。移動時間には音楽、Podcastを聞いたり、語学学習したり、ITの情報収集をしたり、本を読んだり。 |
10:00 | 業務 |
11:30 | 社内の定例ミーティング(Skype) |
13:00 | コワーキングスペースの知り合いと昼食。一般的なランチタイム(12時〜13時)は混んでいるので時間をずらすようにしている。 |
14:00 | 業務 |
18:30 | 帰宅。コワーキングスペース自体は21時まで開いているが、ずっと同じ場所で働いていると疲れるので、あまり遅くならないうちに切り上げて、あとは家でやることが多い。 |
19:30 | 夕飯 |
20:00 | 仕事の状況によって業務再開 |
22:00 | 読書、飲酒 |
25:00 | 就寝 |
こう書くときっちりやっているように思えるが、実際けっこうきっちりしたリズムでやっていて、これもコワーキングスペースのおかげである。ただ、飲み過ぎで朝起きるのがもうちょっと遅かったり(ヒミツ!)、がんばって仕事を遅くまでやっていたり、雨や日照りの日は外に出るのが面倒なのでコワーキングスペースには行かずに家で仕事をしたり、そこらへんが柔軟にできるのはリモートワークのメリットである。
そして、以前の会社で普通にローカルで仕事をしていたときと比べて非常に大きいメリットは、純粋な仕事以外の部分でのストレスを可能な限り軽減できるというところだろう。これは何度も書いている話になってしまうが、
- 通勤時間がない or 満員電車に乗らなくていい
- 昼ごはんを空いてる時間に食べられる
- 寝坊しても遅刻や欠勤はない。これは、実際に寝坊をするかしないかという問題よりも、何時に起きないといけないというプレッシャーから解放されるというのが私にとっては重要なのである。
これを読んで、コワーキングスペースを利用したリモートワークでの働き方の雰囲気を少しでも掴んでいただければ幸いである。もし働き方などについて何かご質問があればお気軽にお問い合わせください。