社内向け Slack 匿名投稿ルームを開始してみた
業務環境の改善の取り組みとして
弊社では、業務環境を改善できるものなら、例えば社内で使用しているツールから、新しい制度なども含めて、積極的に取り入れて改善してきている。
「こういうツールが使ってみたい」「こういう制度があると嬉しい」など、改善提案があればしっかりと検討した上で、「じゃあ、明日から使ってみよう」「明日から ◯◯を使うことになりました」といった感じで採用される。
実名では提案しづらいこともあるのでは?
ただ、なかなか実名では改善提案しづらいこともあるのではないだろうか、という疑問もあったため、そういう状況を何とかできないか、と思っていた。
そういったことを飲み会で話をしたら、匿名で投稿できる掲示板みたいなもの があればいいじゃないか、という話になった。
誰が投稿したかわからないような場所があれば、実名では提案しづらいことや、悩みの相談などもしやすいのではないか。
そういう思いを、毎朝やっている Skype ミーティングで話しをして、9月末に実施する開発合宿で作ってみたいものとして挙げたら、弊社のメンバーが1時間も経たないうちに、Chrome 拡張機能として作ってくれた。
Slack に匿名で投稿してくれる Chrome 拡張機能
初期のバージョンから何度か改善されて出来た Chrome 拡張機能のご紹介。
Chrome の右上に出てくる弊社のロゴマークをクリックすると、
投稿フォームがポップアップするので、フォームに投稿内容を入れて送信を押す。すると、
誰が発言しているのかわからないように、ユーザー名とアイコンがランダムで投稿されるもの。
何気ない一言から、納豆トークが意外と盛り上がっちゃったりすることも…
Chrome から、Ajax で Slack に POST しているだけで、サーバー等を経由しないので匿名性が保たれているため、安心して投稿ができる。
個人に対する誹謗中傷があったり、荒れたりしないのか?
完全に匿名で投稿ができると、特定の個人に対する誹謗中傷などで荒れたりしないだろうか、という心配もあったが、今のところまったくない。
人数が少ないこともあるのかもしれないが、弊社には誹謗中傷するようなメンバーがいないことが大きいのだろう、と思っている。
モバイル端末から投稿できるといいかも
モバイル端末からも簡単に投稿、閲覧ができると手軽でいいかな、と思う。
今後そういうアプリを作ってみるのもありかもしれない…。
建設的な提案が出てきてくれれば
投稿する内容でわかってしまうのでは?
口調でなんとなく誰かわかるかも?
と、警戒している面もあるからか、今はまだ単におもしろツールとしてしか使われていない。
こちらの記事によると、
DeNA社員の半数近くが利用する、社内匿名掲示板「Flat」の強さとは
人事系や総務の人も参加して内容を参考にしていて、社内改善のための課題がないかをチェックしているようです。会社の制度などについての話があると“総務です、ありがとうございます”とか“人事です検討いたします” といった発言もちらほらみかけます」(長井氏)。
DeNA でも同じような仕組みがあるようで、それがうまく機能しているようなので、今後は社内の業務環境の改善に関する建設的な意見・提案が出てきてくれることを期待しつつ、もうしばらくこの匿名投稿ルームの運用を続けていってみたいと思っている。