バンコクでリモートワーク

私下條も弊社岡本と同様、冬に調子が悪かったりする。また、春はもちろん秋にも花粉症が激しい。夏はエアコンからハウスダストが出ているせいか鼻水や咳がひどくなる。要するに、日本にいると年中調子が悪いとも言えるので、たまに南国に脱出して仕事をできるのはありがたい。今回は、私がたまに滞在しているバンコクのリモートワーク事情についてご紹介したい。

バンコクの基本情報

東南アジア有数の大都市バンコク。タイ語での名称はクルンテープマハナコーン・・・以下省略。非常に長いので、タイ人は一般的にはクルンテープと呼ぶ。
気候は、3月〜5月の暑季、6月〜10月の雨季、11月〜2月の乾季と分かれる。暑季は非常に暑い時期である。そして、次第に雨が増えるようになり、雨季に入る。雨季は、しばしばスコールが降る。ただ、一日中雨が降るような日は少ない。乾季は雨も降らず気温も適度に下がるので過ごしやすくなり、明け方は冷え込みを感じることもある。
治安は概ね良好だが、日本ほど安全ではないので、夜中の出歩きはできるだけ避けるべき。2014年5月にクーデターがあり、現在は軍事政権になっているが、特に治安の変化について実感することはない。

リモートワークをする上で必要な情報

宿

物価高・円安の影響で、ホテルは値上がり傾向である。ホテルであれば、安くても一泊2000円は見ておく必要があるだろう。一ヶ月泊まれば6万円である。しかし、さすがに仕事をする上でドミトリーに泊まるのはつらい。
よく行くのであればアパートを借りてしまっておくという手もある。アパートであればバンコクの中心部近くでも一ヶ月2万円〜3万円で借りることができる。アパートの契約は日本と違って非常に簡単である。たいていアパートの一階に管理人がいるので、部屋を確認して、場合によっては即日入居も可能。連帯保証人の類は必要ない。パスポートと初月の家賃およびデポジットの家賃一ヶ月分ぐらいが必要なことが多い。一般的に家具はついていて、冷蔵庫なども借りられることが多い。
ただ、安い物件になると管理人がタイ語しか解さないことが多い。私の感覚ではバンコクだと月6000バーツ(約2万円強)あたりの物件から英語が通じることが多くなると感じる。
なお、ホテルやアパートによってはネット環境があまりよくない場合もある。こればかりは試してみないと分からない部分があるため、コワーキングスペースなどで働くことを考えたいところである。

働く場所

バンコクには比較的多くのコワーキングスペースがある。以下のようにまとめサイトもあるので参考にされたし。
【随時更新中】バンコクのコワーキングスペースまとめ
タイ、バンコクのコワーキングスペースまとめ
タイで使えるお洒落なコワーキングスペースまとめ

ただ、料金はそこまで安くない。以前通っていたコワーキングスペースは、1日150バーツ→1日300バーツ(2015年4月末現在、1バーツ=3.7円。なので約500円→1000円)という、まさかの突然の倍値上げを敢行した。その結果、案の定人はほとんどいなくなってしまったが。
とはいっても、もともとの150バーツはかなり安く、300バーツという値段はほぼ相場である。300バーツは2015年4月現在では1000円を超えるため、下手すると日本よりも高いかもしれない。少なくとも私が日本で通っているコワーキングスペースよりは高い。というわけで、値上げ後にどこで働こうかといろいろとコワーキングスペースを探したが、最終的にRegusというレンタルオフィスの共用スペースを使うのに落ち着いた。Regusのオフィスはバンコクにたくさんあるので、なかなか便利である。
ちなみに、普段働いているところからの眺め。バンコクは意外と緑が多い街であることが分かる。

普段働いているところからの眺め

ネット環境

コワーキングスペースはおおむね通信事情はよい。また、携帯についてはバンコク中心部では4Gが普及しており、携帯通信は非常に快適に行うことができる。問題は宿のネット回線で、当たり外れがあるので難しい部分がある。これはなかなか調査が難しい部分であり、いざとなったら携帯でのテザリングをすることになるだろう。
また、タイでもインターネットの検閲がある。個人的な感覚では、昨年のクーデターで軍事政権になって以降、少し厳しくなっている気がする。普通のサイトを見ている上で気になることはないと思うが、場合によってはVPNを準備しておいたほうがよい。

食事

日本食を食べたり、ちょっといい食事をすれば、日本以上にお金がかかる。しかし、せっかく海外に来ているのに日本食というのは味気ない。現地の食事がおいしくて安上がりである。フードコート、屋台、食堂あたりで食べることになると思う。コンビニもたくさんあるので、食べ物に困ることはない。ただ、安食堂ではタイ語のメニューしかないことが多いため、タイ語を読めないと食事がワンパターンになりがちとなる。タイ文字の勉強は面倒だが、食べ物の名前を読めるようになっておくと便利である。タイのメニューは単語の組み合わせが多いので、けっこう簡単で応用が効くのである。例えばトムヤムクンは、トムが煮る、ヤムが混ぜる、クンがエビ。例えば具をエビじゃなくてシーフードにしたいのであればトムヤムタレー。イカだけを入れたければトムヤムプラームック。
なお、お酒についてであるが、仏教の休日や選挙関連日には禁酒日となり、お酒を売ってもらえなくなるため注意されたし。

言葉

タイは比較的英語が通じると思っている方もいらっしゃるかもしれないが、それは観光客向けの商売をしている人の話で、一般的にはあまり英語は通じない。特に、バス、屋台、現地の食堂などでは数字も危ういこともあるかもしれない。タクシーの運転手は英語をしゃべる人もぼちぼちいるが、英語をしゃべる人はボッてくる確率が相対的に高いので要注意である。なので、ディープに生活したいのであればある程度タイ語を勉強した方がよい。同じホテルやアパートにしばらく滞在していれば、おそらく知り合いもできるだろう。屋台のおばちゃん、近所の商店の兄ちゃん、外で酒(タイのウイスキー)を飲みながらだべっている連中など。仕事終わりに一緒に飲むのも楽しいものである。

交通機関

コワーキングスペースに通ったりする場合の交通機関であるが、電車(BTS、MRT、スカイトレイン)、バス、タクシー、バイクタクシーの中から選ぶことになると思う。電車が通っていれば電車が無難。歩くのは暑いし、タクシーが安いので、ついついタクシーを使いたくなるが、渋滞がけっこうひどい場合があるので要注意である。そういうときはバイクタクシーという手もある。バイクタクシーはタクシーと同じくらいの値段になってしまうことが多いし、危ないが、バイクタクシーのメリットは渋滞知らずなところである。渋滞している車の隙間を縫って走ってくれる。渋滞がひどいと予想される場合にバイクタクシーを使うのはアリである。バスはちょっと分かりにくいのだが、非常に安いので慣れると便利である。

タイでリモートワークをするとなると物価の安いチェンマイなども候補に上がると思うが、バンコクの都会ならではの安心感は魅力であり、都会が好きな人にはリモートワーク生活が楽しめるのではと思う。

以上、バンコクでリモートワークをされる方々の参考になれば幸いです。

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