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『AWS Well-Architected フレームワーク 勉強会』のススメ

kuni

本記事について

こんにちは。デロイト トーマツ ウェブサービス(DWS)代表 国本です。

この記事は私がAPN Ambassadorsとして参加している Japan APN Ambassador Advent Calendar 2021 の8日目のエントリーとなります。

なお、2021 APN Ambassadorsの詳細については2日目のエントリー APN Ambassadorsってなんだ?2021年度版 をご覧ください。

今回の私のエントリーでは、AWS Well-Architected フレームワークを題材として実施している当社内の勉強会の取り組みについて紹介してみようと思います。(因みに、2021年9月に当社は AWS Well-Architected パートナープログラム の認定を取得しました)

そもそも『AWS Well-Architected フレームワーク』とは?

AWS Well-Architected フレームワークを端的に表すと

『クラウド設計・運用の大局的な指針とベストプラクティス集』

です。

AWSではソリューションアーキテクト、パートナーおよびエンドユーザーが一体となって長年に渡る経験を基に練り上げたクラウドのビジネス活用におけるベスト・プラクティスを AWS Well-Architectedフレームワーク として公開しています。

AWS Well-Architected フレームワークは「設計原則」と「5つの柱」から構成されており、この5つの柱の質問を軸に、自社で運用しているシステムを分析しながら、AWSが提唱するベスト・プラクティスとの突き合わせ(レビュー)が可能なフレームワークとなっています。

また、サーバーレスやSaaSなど専門分野に特化した分析とベストプラクティスをチェックできる Lenses(レンズ) も提供されており、運用しているワークロードに適したレビューが可能です。

AWS Well-Architected フレームワークの内容

AWS Well-Architected フレームワーク はベストプラクティスが凝縮された非常に濃い内容となっています。

このAWS Well-Architected フレームワークを用いたレビューは、システム管理者はもちろん対象のワークロードに携わるビジネス関係者を交えて現在のシステム状況を正しく把握し、ワークロードの将来像をチームで検討することが重要です。

しかし、AWS Well-Architected フレームワークの内容の濃さとボリュームから、一見しただけではなかなか理解が及ばないというメンバーもおり、Well-Architectedフレームワークに精通した「Well-Architectedリード」がレビューを文字通り引っ張っていくことが求められます。

AWS Well-Architected フレームワークを社内勉強会で学習する

この非常に濃く、ボリュームのあるAWS Well-Architected フレームワークを体得する方法の一つとして、当社では「事前準備不要のオンライン勉強会」形式で継続的な学習を促進しています。

DWS社内で実施している勉強会のルール

ざっくり勉強会のルールとしては

  1. AWS Well-Architected フレームワーク を教材とする
  2. 毎日決まった時間枠にオンラインで集まり、集まったメンバーだけでスタートする
  3. Well-Architected Bootcampを受講済みのWell-Architectedリードが必ず1名以上参加する
  4. 「設計原則」「5つの柱」の定義、質問、ベストプラクティス、改善を参加者全員でその場で読み合わせる
  5. 不明な箇所を重点的に、参加者の実体験やレビュー経験を交えながら全員で議論して理解を深める
  6. 社内の共有ドキュメント基盤に勉強会の実施メモを追記する

というような形で進めています。

社内勉強会のポイント

1. 参加できるメンバーだけでどんどん進める

AWS Well-Architected フレームワーク はボリュームがある上にチームメンバーの対話がとても重要なため、勉強会を短期間で全て完了させようとすると、かなりまとまった時間が必要となります。

よって、当社では短く・毎日実施し、参加してほしいメンバーが全員が揃わない日でも、参加できる人だけでどんどん進めていく(後でキャッチアップしてもらう)形式とし、前へ進めていくことを重視しています。

2. Well-Architectedリードを必ず含める

勉強会の実施時は最低1名以上のWell-Architectedリードの参加を必須とし、AWSベストプラクティスにおける知識・経験を持ったメンバーのファシリテーションで、参加者の対話を適切に導けるようにします。

3. 読み合わせ後に実際のワークロードを前提に対話する

各柱の質問やベストプラクティスの適用においては「実際のプロジェクトでのワークロード」をイメージ&例に出しながら対話を進めます。

一読するだけではイメージが沸かない質問やベストプラクティスにおいても、実例を交えて議論を深めることで、AWSベストプラクティスにおける知見がチーム内に共有されるとともに、既存ワークロードに対するメンバー間の理解も深まり一石二鳥です。

4. 勉強会の実施メモを残す

社内のMarkdown共有基盤に当日実施した議論のポイントをメモします。

参加できなかったメンバーのキャッチアップや、継続的に実施する際の振り返りに活用できるようにします。

AWS Well-Architected フレームワークを学ぶメリット

先日、AWS re:Invent 2021で Well-Architected Tool でカスタムレンズ利用可能新たにSustainabilityの柱が追加 発表されたように、AWSの継続的な進化に追従する形でAWS Well-Architected フレームワークの内容もどんどんブラッシュアップされています。

お手軽に学べるとは言えないAWS Well-Architected フレームワークですが、凝縮されたAWSベストプラクティスや普遍的な設計の原則についてチームが継続的に学習することで

  1. 練り上げられたAWSベストプラクティス集を体得できる
  2. 現状課題とビジネスリスクを可視化し、戦略的なクラウドへの投資計画を立案できる
  3. テクノロジーのみならずクラウドのビジネス活用においても、網羅的な改善に活用できる

など、多くのメリットが得られると思います。

皆様のチームでも是非AWS Well-Architected フレームワークを継続的に学ばれてはいかがでしょうか?

では。

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