デザイン

CSSで図形を描く

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小学生の長女が夏休みに入り、今年もまたお弁当作りに悩まされている池島です。
先週、秋田の実家に帰省しましたが、毎回、人の少なさに「県消滅」の危機を実感します。

さて以前、CSSで矢印フキダシを表示させる方法をご紹介しましたが、これらの元となる図形をCSSで表示させる方法をご紹介したいと思います。

二等辺三角形

底辺からの高さを底辺のボーダーサイズで設定し、左右の欠ける部分をtransparentのボーダーで作ります。

HTML

<p>二等辺三角形</p>
<div class="isosceles-triangle"></div>

CSS

.isosceles-triangle{
  width: 0;
  height: 0;
  border-left: 200px solid transparent;
  border-right: 200px solid transparent;
  border-bottom: 100px solid #666;
}

直角三角形

二等辺三角形と、基本的な作り方は同じです。
borderの指定が2箇所になります。

HTML

<p>直角三角形</p>
<div class="right-triangle"></div>

CSS

.right-triangle {
  width: 0;
  height: 0;
  border-right: 200px solid transparent;
  border-bottom: 100px solid #666;
}

border指定をtopleftに変えても、同じ図形ができます。

HTML

<p>直角三角形2</p>
<div class="right-triangle2"></div>

CSS

.right-triangle2 {
  width: 0;
  height: 0;
  border-top: 100px solid transparent;
  border-left: 200px solid #666;
}

平行四辺形

transformを使って、長方形を傾斜させます。
この場合、変形の基点はボックスの中心になりますので、左上を基点にしたい場合は
transform-origin: left top を使います。

次の項目の、台形の作り方を使っても作れます。

HTML

<p>平行四辺形</p>
<div class="parallelogram"></div>

CSS

.parallelogram {
  width: 200px;
  height: 100px;
  background: #666;
  transform: skewX(-30deg);
}

台形

長方形の左右に、直角三角形をくっつけます。
分かりやすいように、左右の三角形の色を変えました。

HTML

<p>台形</p>
<div class="trapezoid"></div>

CSS

.trapezoid {
  position: relative;
  margin-left: 30px;
  width: 200px;
  height: 100px;
  background: #666;
}
.trapezoid:before {
  content: "";
  position: absolute;
  top: 0;
  right: 100%;
  width: 0;
  height: 0;
  border-left: 30px solid transparent;
  border-bottom: 100px solid #999;
}
.trapezoid:after {
  content: "";
  position: absolute;
  top: 0;
  left: 100%;
  width: 0;
  height: 0;
  border-right: 30px solid transparent;
  border-bottom: 100px solid #999;
}

菱形

2等辺三角形を2つくっつけます。
左右配置より、上下配置が簡単でいいかもしれません。

HTML

<p>菱形</p>
<div class="lozenge">
  <div class="lozenge__top"></div>
  <div class="lozenge__bottom"></div>
</div>

CSS

.lozenge__top {
  width: 0;
  height: 0;
  border-left: 100px solid transparent;
  border-right: 100px solid transparent;
  border-bottom: 150px solid #666;
}
.lozenge__bottom {
  width: 0;
  height: 0;
  border-top: 150px solid #999;
  border-left: 100px solid transparent;
  border-right: 100px solid transparent;
}

正方形を作って、角丸を使って円にします。
角丸のサイズを50%にしておけば、正方形の大きさが変わっても、数値の変更が不要になります。

HTML

<p>円</p>
<div class="circle"></div>

CSS

.circle {
  width: 180px;
  height: 180px;
  background: #666;
  border-radius: 50%;
}

楕円

円の縦横比を変えるだけです。簡単ですね。

HTML

<p>楕円</p>
<div class="oval"></div>

CSS

.oval {
  width: 200px;
  height: 150px;
  background: #666;
  border-radius: 50%;
}

最後に

CSSの進歩によって、画像に頼らなくても色々な図形が描けるようになりました。
基本的な図形ばかりで、難しくはありませんが、様々なことに応用できます。

例えば、画像ではなく、CSSを使って図形を表すことで、レスポンシブ対応やメンテナンスがしやすい図表が作成できます。
ちょっとテキストを変えたいとか、部分的に追加や削除を行いたい場合に便利です。

リストの丸数字やコンテンツの囲みにも使えますね。
他にも、どんな使い方ができるか考えてみたいと思います。

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