【フルリモートワーク】出社の必要性とDWSにおける評価
日々デロイト トーマツ グループ内メンバーと密連携しながら切磋琢磨しているtecchanです!
当社ではフルリモートワークを前提とした業務設計を行っており、社内の連絡や勉強会などの社内業務は全てリモートで完結しています。私自身も「デロイト トーマツの二重橋オフィスに出社しました!」のブログで紹介した通り、入社から約1年後に「今後必要になるかも知れないから、一度オフィスに出社しておこう」ということで、業務都合ではなく下見が目的で出社したくらいでした。
その中で、直近従事している案件では、年に数回出社をするケースがありました。今回の記事では、その経験から出社が必要になるケースや出社の重要性についてまとめていきます。
前提
案件によって出社が必要となるケースは様々です。今回のブログ記事はあくまで私(tecchan)がこれまでの経験から、出社が必要となったケースを振り返り、まとめた内容です。
また、私が現在支援させていただいている案件は契約上はフルリモートでの勤務形態となっており、かつお客様のご厚意もあり成り立っております。お客様への感謝を申し上げるとともに、そのような前提でこちらのブログを執筆しておりますことをご了承ください。
出社をしたケース
初日
現在はお客様の貸与端末を利用して業務をしております。そのため、初日に貸与端末の受取で出社をしました。端末の受取に加えお客様との対面での顔合わせ、食事の同席、ホワイトボードを使いながらの案件説明をいただいたりと、とても有意義な一日となりました。
一日ではありますがお客様のご状況を直接拝見することで様々な状況を把握することができ、今後の支援の土台となる知見を得ることができた重要な一日となりました。
イベント開催
お客様先でのオフラインのイベントを開催の際に出社をしました。これはよくある事例かと思います。お客様先でのイベントのみならず、外部の勉強会やイベント参加のために足を運ぶケースは少なくないと思います。
お客様先のイベントでは、初日以上に多くの方々と顔を合わせることができました。また、別のメンバーではありますがそのまま懇親会に参加するという事例もありました。
打ち合わせ
ここは個人差が発生するところではありますが、打ち合わせで出社をすることもあります。業務自体はリモートで完結させることができますが、なかには直接打ち合わせをした方がいいケースもあります。例えば
- 関係者と顔合わせをする場合
- まとまった時間を確保し、集中的な議論を行いたい場合
- プロジェクト開始時や初期段階で細かいニュアンスのすり合わせが必要な場合
当社では、出社の要否は裁量は個人に任されています。お客様へご提供する価値を考えたときに、「契約上はフルリモートだから」と線を引くよりも、出社が必要であれば各自検討の上出社ができるような体制となっています。
DWSでは出社は評価に繋がるか
最後に、当社の評価形態と出社の関連性を整理します。
当社の評価制度は、メンバーの意見も踏まえながら決定されていきます。
昨年9月時点でのブログが公開されておりますのでご参照ください。
評価制度については今回の記事の本筋ではないため差し控えますが、大きく「業績貢献」と「行動指針」の二軸があります。ここからは個人の見解ではありますが、出社の頻度と評価の関連を整理していきます。
業績貢献と出社の関連性
率直に書くと、業績貢献の軸において出社は影響があると考えます。これまで見てきた通り、お客様とのコミュニケーションや信頼関係を強化したり、案件を円滑に進めるにおいて出社は非常に重要な要素だと思います。
一方で、出社の頻度が少ないと評価が下がるというと、決してそんなことはないと思います。大切なのはあくまで「業績貢献」であり、業績貢献とはお客様に高い価値を提供しご満足いただくことだと思います。出社がお客様へご提供する支援の価値を高めるものであれば、業績貢献にも繋がるので評価にも繋がる。出社がお客様のためにならないものであるならば、当社としても評価には繋がらないのだと私は理解しています。
行動指針と出社の関連性
こちらも少なからず関係はあると思います。当社の行動指針は「More Professional」「More Trust」「More Fun」です。
それぞれ一例として、以下のような関連があると思います。
- More Professional :先述の通り、Professionalとしてお客様へ提供する価値を高めることに繋がる
- More Trust:お客様やDWSメンバーを含む、多くの関係者との信頼関係を築く
- More Fun:顔を合わせることで新たな楽しさを生み出す
上記はあくまで一例でしかありませんが、他にも多くの要素で当社の行動指針と出社は関連性があると思います。
出社をしないと評価が下がる?
逆に、これは一切そんなことはないと思います。DWSのメンバーは関東近郊だけでなく、日本国内の各所から勤務を行っています。そのため、物理的に出社ができない場合もあります。私も育児等の都合で、関東近郊に住んでいながら出社の頻度は年に数回程度と、とても少ないです。
その状況が評価のマイナスになるかというと、そんなことはありません。出社をせずとも業績貢献や行動指針に沿った行動を取っていればマイナスになることはありません。
また私の場合は、個人の都合で出社できないが出社をした方が良いという場合は、他のメンバーに出社を依頼することがあります。その際にはお客様へのご説明やメンバーへの感謝をするとともに、他の領域でお客様へ貢献したり、出社してもらった分他のメンバーの業務を引き受けるなどすることで、お客様へ提供する価値を高めながら、メンバーにも理解してもらえるような行動を心がけています。
出社をすれば評価が上がる、出社をしないと評価が下がる、という単純な関係ではなく、プロジェクトやお客様の状況、メンバーとの信頼関係や連携を考慮して、本質的な価値を踏まえたうえで評価と連動すると考えます。
まとめ
リモートワークが普及する中で、お客様支援業務もフルリモートを基本として行っている方は今や少なくありません。一方で、出社をすることでリモートワークだけでは補えない価値を提供することが可能であることも事実だと思います。
DWSでは個人の裁量の中でプロジェクトやお客様にとって最大限の価値を生み出すことが求められます。また、それに対する評価は「業績貢献」や「行動指針」を基準としたものであり出社の有無が直接的に影響を与えるものではありません。メンバーが自主的に、柔軟に働きながら高いパフォーマンスを発揮できる環境を構築することが、DWSの特色でもあるのだろうと改めて感じました。
以上、フルリモート勤務ながら出社の重要性を体感したtecchanがお送りしました!