ANGEL Dojo 2024 中間報告: 企画フェーズの振り返りと次のフェーズに向けて
早くも入社してから8ヶ月が経ちました、ほっそーです。
今回は、絶賛奮闘中のANGEL Dojo 2024について、紹介も兼ねて中間報告をお届けします!
ANGEL Dojo とは
ANGEL Dojo は、参加企業から選ばれた4〜6名のメンバーでチームを組み、3ヶ月間でサービスの企画から開発までを行うトレーニングです。このプログラムを通じて、AWSを活用したモノづくりを体験し、実際の開発プロジェクトで活躍できる人材を育成することを目指しています
- ANGEL とは「AWS Next Generation Engineers Leaders Dojo」の略で、「AWSで日本を元気に!」をテーマにした3ヶ月間のハッカソン型トレーニングです。
- 期間は今年の7月から10月までです。1ヶ月目は「企画フェーズ」でサービスのコンセプトを決め、2〜3ヶ月目は「設計・開発フェーズ」で企画したサービスを実際に動く状態にします。主な活動日は毎週木・金の2日間です。
- 今年度は30社、102名が参加しています。DWSからは私、ほっそーが参加し、メンターとしてHiropyとAkiraにサポートいただいています。DWSからは3年連続の参加となりました。※参加者は社会人1-3年目までという条件があります。
参加した理由
1. ANGEL Dojo の最終決戦をYouTubeで見て刺激を受けたから
ANGEL Dojo 2022でDWS(パートナー企業混合チーム)は最終決戦で優勝しており、その模様がYouTubeで配信されていました。私自身 、DWSに入社する前にその動画を観て、圧倒されたのを覚えています。社会的意義のあるワクワクするサービスコンセプトや、 AWS Well-Architectedフレームワークの5本の柱(2024年8月現在は6本の柱)を意識したアーキテクチャ設計、そして限られた時間の中で正確にメッセージを伝えるプレゼンテーションに感銘を受けました。入社後に参加のチャンスがあれば、ぜひ挑戦したいと思っていました。
当時のブログもありますので、気になる方はぜひ読んでみてください!
若手エンジニア向けハッカソン・ANGEL Dojoを完走して〜優勝までの道のりで学んだこと〜
2. 同じ若手エンジニア層とのつながりを得られる貴重な機会だと感じたから
ANGEL Dojoでは、パートナー混合チームとして参戦しており、私たちのチームも3社合同で構成されています。この3ヶ月間、他社のメンバーと共に走り切るプログラムの特性から、会社の垣根を超えたつながりを得られることを非常に貴重だと感じています。また、年齢の近いメンバーが普段どのような経験をしていて、どんな技術領域に注力しているのかを知る機会になることも、大きな魅力だと感じました。
企画フェーズで学んだこと
Amazonのイノベーションメカニズム「Working Backwards」を通じての学び
企画フェーズでは、Amazonの独自手法である「Working Backwards」を用いてサービスの企画を行いました。これは、顧客視点に立って課題やニーズを深く考え、新しい価値を提供するための手法で、成果物としてプレスリリースとFAQを作成することが求められます。
このプロセスを通じて新鮮に感じたのは、通常、サービスをリリースする際に行うと思っていたプレスリリースやFAQの作成を、企画段階で行うことです。特にFAQは、ユーザーからの質問だけでなく、社内ステークホルダーからの質問も想定して考える必要があり、この点が非常に勉強になりました。
さらに、Working Backwardsプロセスで行う以下の5つの質問に答えていく手法は、顧客起点で企画を進めるために非常に役立ちました。このプロセスを通じて、技術はあくまで手段であり、すべてが顧客の課題解決のためにあるということを改めて実感しました。
- お客様は誰ですか ?
- お客様が抱える課題や改善点は明確ですか ?
- お客様が受けるメリットは明確ですか ?
- お客様のニーズやウォンツをどのように知りましたか ?
- お客様の体験が描けていますか ?
この企画フェーズで一番困難だったのは、チーム内でお客様の課題に対する認識が合わず、解決策の内容がまとまらなかったことです。課題が明確でないと、どの解決策が適切かという点でアイディアが出にくく、メンターから多くの指摘を受けました。結果として、チーム全員が同じ課題意識を共有し、明確にすることが非常に重要だと痛感しました。
設計・開発フェーズで意識して取り組みたいこと
挑戦の場を意識的に作り出す
設計・開発フェーズにおいて、挑戦の場を積極的に作り出したいと考えています。ANGEL Dojoは、全員が主体的に挑戦することが鍵になるプログラムだと思います。自分が持っている知識や経験はチームメンバーに還元しつつ、他の参加者からも多くの学びを得たいです。特に、プロジェクトマネージャーやスクラムマスターといったロールに挑戦し、アジャイル開発を実践しメンバーの力を最大限に引き出す役割を果たしたいです。技術的な挑戦として、AWS Well-Architected Frameworkの6つの柱を意識した、安定的かつ効率的なアーキテクチャの設計・構築を実現したいです。
メンターにもっと頼りながら進める
もう一つ意識したいのは、メンターにもっと頼りながら進めることです。企画フェーズの反省点として、メンターの方々に十分に相談できなかったことがあります。もちろん、メンバー主体で進めることは大事ですが、第三者的な視点を取り入れることで、より深い知見を得て、チームや個人の成長につなげていきたいと思っています。設計・開発フェーズでは、積極的にメンターに相談し、アドバイスを受けながらプロジェクトを進めたいです。
最後に
以上、ANGEL Dojo 2024の中間報告でした!
引き続き奮闘し、10月の最終発表まで走り抜けたいと思います。
終了後に振り返りブログを書く予定ですので、楽しみにしていてください!