認定プロダクトオーナー取得しました
ごあいさつ
DWSのみやたんでございます。
先日、プロダクトオーナーの認定資格を取得しました。
本記事では、プロダクトオーナー認定を取得して感じたことや印象に残ったものをご紹介していきます。
スクラムにつきましては、以前に記事を作成しておりますので、「スクラムって何?」という方は、ぜひ以前私が掲載した記事をご覧ください。
「認定プロダクトオーナー」とは?
スクラムに関連する資格はいくつか存在しますが、今回私が取得したのは、「Scrum Inc.発行」の認定プロダクトオーナー(正式名称:RegisteredProductOwner)です。
「Scrum Inc.」は創設者かつスクラム開発自体の共同考案者である、ジェフ・サザーランド博士によって作られた認定資格となります。
取得することで、プロダクトオーナーとして、あらゆる環境や業界のチームをリードし、スクラムの価値を体現するスキルが身に付きます。
「認定プロダクトオーナー」取得を通じて重要と思ったこと
資格取得にあたり、研修で改めて大事と感じたものや新たな発見をまとめてみようと思います。
1. 作ろうとしているプロダクトの「価値」は何か
リーンキャンバスという考え方で、「提供するプロダクトが解決する課題」から「プロダクトが持つ圧倒的な優位性」まで検討を進めます。DWSの中でもプロダクトの最初期にはインセプションデッキを利用したプロダクトの「価値」を検討することを行ないます。
さまざまな手法で「価値」を最初期に整理するのは改めて重要と考えました。
上記の整理後もさらに、プロダクトビジョンやステートメント、顧客可視化(ペルソナ検討)を行ない、作るプロダクトの「価値」を確認します。
2. 全ての機能は平等では無い
プロダクトにおいて、「80%の価値」は、多くの場合「20%程度の機能」で提供がされるということです。この「20%の機能」を早く作り込んでいくかが重要だと感じました。
機能としての残り80%のうち15%は価値提供に若干貢献するが、そこまで重要ではなく、残りの65%の機能はめったに使われず、顧客が望むものでもないということを考えたうえで、優先順位を考慮してプロダクトを開発していくべきだと考えます。
3. 参加者や講師と現場課題を一緒に考える
公式として参照されるスクラムガイドはシンプルな作りになっています。一方で、現場でスクラムを実践するとガイドに記載されていないような事象や課題に多々出くわす場面があります。プロダクトビジョンやペルソナを見直すのはありか。プロダクトバックログの粒度をどのくらいまで落とすべきか。・・・など、現場で発生する課題や対応法を参加者や講師と考えられたのは非常に有意義でした。
まとめ
DWSでは、企業の内製化支援の取り組みとして、スクラム開発の伴走支援などにも取り組んでいます。ご興味があればぜひ私たちのホームページよりご相談ください。
プロダクト価値を検討するところから実装部分まで、DWSではお客様に本当の価値を届けられるように対応いたします。