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認定スクラムマスター(PSMⅡ)を取得しました!

tecchan

新年度を迎えたtecchanです!

先日、認定スクラムマスターのPSMⅡという資格を取得しました。

私は何かを学習するときに資格取得を活用することが多々あります。AWSの認定資格についても全て保持しており、先日は「2023 Japan AWS All Certifications Engineers」 に選出されることもできました。

今回の記事では、前半ではPSMⅡの資格概要、後半ではどのようにすれば資格が現場で活かせるのかの、二本立てで書いていきます!

PSMⅡとは

PSMⅡとは、Professional Scrum Masterという認定資格のうち、上級資格(Advanced Level)に位置づけられるものです。公式サイトでは、「実務の複雑な状況でもスクラムを効果的に適用できることを証明する」と記載されています。
※原文は英語で、私の意訳です。

認定スクラムマスターの試験については過去ブログで解説しておりますので、そちらをご確認ください。

PSMⅡの実務への活用

PSMⅡは先述の通り、実務での適用にフォーカスした設問が出題されます。具体的な案件や開発メンバーの状況が提示され、そういったケースとしてスクラムマスターとしてどのような行動を取るのがふさわしいかが問われます。

この問題の中には、実務を経験している中で「実際にこういったケースがある」というものも少なくありませんでした。また、学習の過程で自分自身がスクラムマスターとしてよりよいアクションが取れることも学べました。

この学習経験を基に、課題が発生した場合に学習したアクションを取ったり、開発メンバーに声がけしスクラム運営を見直したりするなど、自身の担当するスクラムの品質が高まったと感じます。また、この経験を通じてDWS全体でのスクラムの品質を高めるために、DWS内のスクラムマスター全員で毎週30分の時間を取り、ケーススタディを学習、共有する会を設けました。

資格取得をきっかけにこのような取り組みを通じて実務に活用することができていると思います。

資格取得の意義

以前にも同様の内容を別のブログ記事で書きましたが、改めて私が思う資格の意義をまとめます。

インターネットで検索すると、資格不要論を多々見かけます。こういった意見も当然正しい側面があり、資格取得で満足して実務に全く活かせないということでは、確かに資格取得の意義はないと思います。

特にIT業界では、資格がないと業務ができないというケースは基本的にはない反面、多くの資格が存在しているため、その傾向が強いと感じます。

こういった状況の中で、私としては先述の通り資格が実務に活きていると強く実感します。

結論としては、「目的があって、資格はそれを達成するための手段の一つ」という位置づけでいることが必要だと思います。

具体的な活用方法

AWS認定資格全12種取得

私はAWS未経験でDWSに入社しました。そこで、「DWSでエンジニアとして活躍する」ことを目的に「最低限必要な知識を身につけるための手段」としてAWS全冠を目指し、達成しました。

結果として、そのスキルを使って以下のようなAWSの知識が必須とされる案件のプロジェクトリード、スクラムマスターを務めることができました。

  • AWSセキュリティコンピテンシー取得活動推進
  • AWSを用いたSaaSアプリケーション構築案件のスクラムマスター
  • AWSを用いたSPAとサーバレスを用いたアプリケーション構築案件のスクラムマスター

セキュリティコンピテンシー取得活動については以下のブログもご参照ください。

ITストラテジスト

ITストラテジストは合格発表が6/29とまだ合否は出ていませんが、十分な期間を取って学習を進めました。DWSでは主にアジャイルで開発を行っており、顧客に対しエンジニアから提案することも多々あります。

例えば私が担当している案件では、お客様との契約期間が終わったのち、同じお客様から別案件での支援を依頼されることがありました。その際はスクラムマスターや開発メンバーがお客様の要望を直接お伺いし、ITを用いた最適な提案をして案件着手へと繋げていきます。

DWSではただ言われたものを作るのではなく、プロダクトの価値やお客様に提供する価値を最大化することを目指しています。これはDWSのメンバー全員に求められているスキルです。こういった観点を学習する上でITストラテジストの資格は有効であり、学習したことがそのままお客様への提案で活きていると実感する場面が多々あります。

認定スクラムマスター

これについては記載済のため省略します。
こちらも「現場でのスクラムの品質を上げるために、知識を習得する手段として資格を取得する」という立ち位置で取得することで、実務に役立てることができています。

まとめ

今回は資格が有効な手段として活用できた例を紹介しました。

一方で、必ずしも資格が有効というわけではありません。例えばプログラミングを学習する時はオンライン動画や書籍という手段を用います。

大切なのは、目的に合った学習手段を正しく選択することだと思います。正しい手段を通じて、自身の価値を爆上げしていきましょう。

以上、PSMⅡの資格取得を通じて改めて資格取得の意義を考えたtecchanがお送りしました!

AUTHOR
tecchan
tecchan
プロジェクトリード / スクラムマスター / エンジニア
金融業界のSIerにて5年間勤務。大小様々な規模の案件にてプロジェクトマネジメントを経験後2022年5月にDWSへ入社。最先端の技術を用いる開発業務を担当。最近では先端技術への理解とマネジメントの経験を活かし、スクラムマスターとして案件を推進。AWS認定資格全12種取得。認定スクラムマスターPSMⅡ取得。
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