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深い信頼関係を築き上げることの重要性について

kuni

今月リリースを迎えるプロジェクトで慌ただしい最中、それでも夏は待ってくれないので...。

先週、一泊二日で伊豆旅行と道志川での川遊び&BBQ、そして今週はプール、来週はまたBBQ、来月は友人ファミリーでキャンプと、オン・オフ共に燃え盛る?夏をエンジョイしてる、MMM代表の国本です。

少し前に心を許せる友人とひょんなことから「人間関係における信頼の持つ価値」について小一時間程度話をして、改めて信頼関係の持つ重要性について認識を深め、自分自身反省すべき点が多かったので...。本エントリーで少し思ったことを書いてみようと思います。

他者との深い信頼関係というのは、一朝一夕で築けるような簡単なものではなく、日々の言動や行動による継続的な積み重ねがその人に対する「信頼貯金」となりますが、その一方で些細な事でも積み重ねた「信頼貯金」を大きく引き出すことに繋がることもあり、非常にデリケートな側面を持っていると考えています。

仕事においては社内外を問わず、この信頼貯金を積み重ねた人間関係の土台があるからこそ、あれこれ心配や干渉せずに安心して業務を任せることができ、任せられた側も裁量を持って主体的にプロジェクトに臨むことができ、結果より高い成果を生み出せると感じています。(いわゆるWin-Winの状態)

この信頼貯金の積み重ねによる深い信頼関係の築き上げ、つまりどのように深い信頼を得るのか?という点について重要なのは、下記のような点ではないかと感じています。

常に誠実であろうとする

人を欺くような悪意のある嘘をつかない、発言に責任を持ち約束をきっちりと守る(そのための努力をしている)、誰にでも平等・公平に接する、他者に対して思いやりと優しさを持って接することができる。などこのような「人としての誠実さ」を持っている人物に対して、周りは自然と厚い信頼を寄せます。

「この人なら大丈夫」「この人に任せたい」「この人といっしょにいたい」こういった想いの根底にあるのは、常にその人の誠実さを感じているからこそ、安心してコミュニケーションを取り、信頼関係を築けるのだと思います。

多様性を受け入れ相手の立場から考えることができる

多かれ少なかれ人は自分の正しさを信じ日々行動しています。よって周りの意見や反論に対して意図的でなくとも自然と身構え、自分の意見の正しさを主張することに注力してしまいがちになりますが、意見や反論に対して「即時反応」するのではなく、述べてくれた相手の立場に立って考えてみる。というプロセスが非常に重要かと思います。

相手の立場に立って一度考えるプロセスを試みることで、述べられた意見・反論に至るまでの、その人の考えを感じることができ、またそれらを理解し議論を進めることで「この人は周りの意見を受け入れ・理解しようとした上できちんと話し合いができる人」と相手が認識し、より建設的な議論の場に発展するものです。

プロジェクトにおいても、優先事項、課題、背景、スケジュール、プレッシャーなどは携わるメンバーによっても感じ方・見え方が大きく異なっていることが多く、それぞれの立ち位置によって基準が異なるのだという多様性を受け入れることは、プロジェクトのみならず人間関係を円滑にすすめる上でも欠かせない要素なのではないでしょうか。

礼節を「きちんと」重んじる

「親しき仲にも礼儀あり」昔から言い古されていることですが、深い信頼関係を築く上では欠かせない要素だと感じています。

ここでいう礼節を重んじるとは、単純に言葉尻を優しくすれば良いというような表面的な意味ではなく、自分自身の発言により、周りが不安・不快を感じることが無いように十分に配慮することで、発言の真意を理解してもらいやすくするという意味です。

仕事・プライベート問わず、ある程度長い時間を共に過ごしていると、こういった配慮が不足してきて、時に礼節を欠いた言動を行ってしまいがちですが、これは信頼貯金を引き出す行為となるため、慎むべきだと痛感しています。

お互いの役割と期待値を明確にする

仕事でもプライベートでも多様な人間関係があり、それぞれの関係性において「役割」と「期待されていること」が存在していますが、より良い信頼関係を築くにあたり、お互いが果たすべき役割を明確に意識しておくというのは非常に重要な要素・土台になります。

この役割が阿吽の呼吸でやりとりできている関係というのは、お互いの期待に「自然」と応えることができているため深い信頼関係を築くことが容易ですが、結婚生活にせよ、新規メンバーの採用にせよ、ここの期待値において相互認識がズレていると、お互い真摯に努力してもうまく歯車が噛み合わず不幸な結果に陥りやすいわけです。

よって、初期の段階からお互いの関係性において「期待していること」「期待されていること」を相互にがっちり握っておくことで、より良い関係を築くことが可能になると考えています。

良い信頼関係を築きあげることで得られる価値

こうして書き出してみると、まず感じたのが、私自身まだまだ意識・実施共にできていないなーという深い反省と共に... _| ̄|○

小学校時代に夢中になった漫画「拳児」で紹介されていた「仁、義、礼、智、信」という孟子の「五常の徳」を( ゚д゚)ハッ!と思い出しました。

長い人生の中で悪意を持った人とも接しないといけないという事もあり、憤りを感じることも大いにあるとは思いますが、本当の意味で人に優しくあることが、人生をより良く生きることなのかぁ...。としみじみ感じた35歳のとある日曜日でした...。ではでは...。

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