「色が人に与える効果」

あけましておめでとうございます。正月休みは子どもたちに紛れて「映画 妖怪ウォッチ」を観に行きました。
「大人は対象外ですので。」と特典の妖怪ウォッチが貰えず落ちこんだ帰り道、コンビニで煙草を買おうとしたら年齢確認をされ、身分証不携帯で買えませんでした。2015年も思い通りにはいかなさそうな予感です。

今回のテーマは「色」です。色彩については服飾学生時代にカラーリングという科目として学びましたが、それは服に対してのものであって、Webデザインには流用できないものかなと思っていたのですが、色が人に与える印象や効果はすべてに通じるものであってそこに壁はないなと思い、これからのデザイン業務にも行かせるように自分の知識を整理しつつ、本で調べながら今回は「色が人に与える効果」について簡単ですが、書いてみようと思います。


「色のラベリング」

根本として、「赤」と一口でいうのは難しいことで、今これを読んでいる人各々の頭に浮かんだ赤は全然違うはずです。これはすべての色に言えることですが、そこには無数の色が存在します。肉眼で識別できるかは別として、#ff0000と#fe0000の間にも違いはあり、そのすべてが「赤」です。
販売員をしている友人が、「グリーンのワンピースが欲しい」と顧客に言われ、「ミントですか?モスですか?ライムですか?」と尋ねると、「いや、グリーンよ。」と言われ、ミントを持っていくと「これは水色じゃない?」と言われて少し戸惑ったと話していました。色に名前をつけることは便利なときもありますが、情報として正しく伝わらないこともあります。目自体に個人差もあり、照明や角度でも変わるし自分の思う色を正しく共有するのは、とても難しいですよね。まぁ、「3cb371のワンピースがほしい」と言われても戸惑いますが…。

「色の不思議」

さっそくですが、色の与える印象や効果についてです。

情熱の色、とよく言われる赤ですが、それは本当で、赤い部屋と青い部屋に人を置いたとき、赤い部屋にいた人は体感温度が3度も上昇したという実験結果があります。逆に青には冷たい印象を人に与えます。
また、購買意欲を刺激する色でもあるため、「SALE!!」「大売り出し!」など、広告に使用されることの多い色です。余談ですが、綺麗に並べられているものより、ごちゃごちゃしているものの方が購買意欲は上がるようで、チラシなどがごちゃごちゃしているのはそのためだそうです。有名量販店のド○キの陳列もそういう狙いがあるらしいですね。

前述のように寒い、冷たいと感じる色ですが、冷静になれる色とされています。集中力を上げる効果もあるため、学習塾などでは青を多く取り入れているところが多いそうです。また、時間がたつのが早く感じるため、なかなか客が帰ってくれずに悩んでいた飲食店の壁を青系から赤系の暖色に変えたところ、回転率が上がったという話を聞いたことがあります。そう考えるとファーストフード店の店内は暖色が多いような気がします。
自然界にはあまりない色ということから食欲減退の効果もある色なので、飲食店に多く使われないのはそのせいもあるかもしれないですね。

この色は使い方によって様々な効果のある色で、自然に一番近い色として、人を楽しく明るい気持ちにさせる側面もあり、工事現場などで危険を表す色であるように、交感・副交感神経を刺激する効果もあります。注意喚起をする一方で、理解力を促進させる色でもあり、考えごとをするときに黄色い光を目にいれると、不安感を解消し、心に余裕が生まれるそうです。

緑は、黄色と青の中間色で、感情を抑制する理性的な要素をもっていると言われています。健康・自然・若さ・新鮮・平和・やすらぎ、などをイメージさせるため、エコや教育関連のサイトでよく使われています。また、目にいい色というのはよく知られています。目が疲れた時は遠くの木を見て緑で目を癒すといいといいますが、最近は外を見てもなかなか遠くに緑は見えないですよね。壁紙に緑を使う程度では、視力は回復しないそうですが、心が落ち着くため安心感が得られ、人間関係を作るのが上手い人に育つとも言われています。

紫は、赤と青の中間色で、その両方の効果があって、青のもつ鎮静効果と、赤のエネルギッシュさを持ち合わせていて、インスピレーションを高める効果があります。インテリアとして紫を取り入れると、感受性が豊かになり、自分の感性に素直になれるので、美しいものを選ぶことができるそうです。
また、昔は紫の染料を作ることがとても大変で高価だった名残で、高貴で神秘的、幻想的な特別な色というイメージがあります。

ピンク

ここまでの話でわかるように、どの色もいい面と悪い面があります。(刺激的だけど落ち着かない色、など)しかしピンクという色に関しては、マイナスの面がほぼないと言われています。その可愛らしいイメージそのままに、女性ホルモンの分泌を促し、ペールトーンであれば筋肉の緊張をほぐし血行を良くする効果もあるそうです。
しかし男性にも効果的で、穏やかな気持ちになれる作用があります。アメリカの刑務所内では壁や床をピンクに塗装したところ、所内の争いや再犯が減っていったというデータもあります。

オレンジ

「ポジティブ」なイメージが強くハッピーな色。自然で暖かみを感じる色です。しかし多用すると「しつこい」印象を与えます。
これも余談ですが、小さい時分からオレンジのものを見るとイライラするほどこの色が苦手で気になって調べたことがあったのですが、この結果をみて自分で自分が心配になった記憶があります。笑

特別な色ですね。すべての色を含む色ですし、すべての光を返す色です。無機質であるゆえにいろんな感情を含んでいて、しかし「純白」で、全く偏りのない色です。また、明度が高く膨張するので、空間を広く感じさせる効果があり、狭い部屋は白でまとめるといいとインテリア雑誌で読んだことがあります。

白とは反対に、すべての光を吸収する色で、これもまた特別な色です。マイナスなイメージとしては不吉だというところでしょうか。喪服だったり死を連想させますよね。実際に絶望感を抱かせる効果があり、長時間真っ黒な部屋に閉じ込められた人は、臓器の活動がかなり低下するそうです。
また、白の逆で収縮色ですので、引き締め効果があります。女性が黒いタイツを履くと細くしまって見えますよね。実際に同じ図形を白と黒でおいてみると、圧倒的に黒が小さく見えます。

まだまだたくさんの色があり、ほんの一部の原色だけを紹介しました。またここに、「配色」などを加えていくと、もっとたくさんの効果が色によってもたらされています。これらの知識も頭に入れておくことで、クリエイティブな場面だけでなく、日常の生活の中でも上手に色を使っていけるといいですね。
また、Webにおいては、ユーザに情報を伝えるという軸があるので、文字の読みやすさや、画像の見易さなどの要素も絡んできます。これらを踏まえてデザインすることが重要なのだと思います。

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