AWS

企業でのAWS導入時に障壁となりやすいポイント

kuni

先週日曜日に東京競馬場で毎年ひっそりと開催されているらしい?花火大会に参加した際、予想以上にクオリティの高い花火を見上げて感動してたら、ふと急に高校時代に行った花火大会の思い出がフラッシュバックして、ノスタルジックな思いにふけって1人胸熱になってた...MMM代表の国本です。

2016年7月に弊社はAmazon Web Services(以下AWS)の[正式なコンサルティングパートナー(APNコンサルティングパートナー)として認定](http://www.aws-partner-directory.com/PartnerDirectory/PartnerDetail?Name=MMM Co., Ltd.)されました。

APNコンサルティングパートナーとは、主に企業に対して、AWS上でのシステムやアプリケーションの設計、開発、構築、移行、および運用・管理を支援するプロフェッショナルサービスを提供する企業です。

弊社では、これまで多くのお客様に対し、AWSの導入や、移行プロジェクトを手がけてまいりましたが、企業においてAWSを導入する際に、ネックとなりやすいポイントについて、簡単に書いてみようと思います。

よくありがちなAWS導入時の障壁ポイント

AWS利用料が従量課金のため社内の稟議が通らない(通しづらい)

AWSを始めとするパブリッククラウドサービスの特徴として利用した分だけを支払ういわゆる従量課金があります。

必要なときに必要な分だけシステムリソースを確保し、不要になれば即時に破棄してコストを削減できる。このようなパブリッククラウドサービスならではの弾性は非常に大きなメリットですが、これまで企業で多く導入されてきた物理(オンプレミス)サーバやレンタルサーバと異なり、導入時点でインフラ予算を厳密に確定することが難しく、この柔軟性が高い従量課金が、企業の社内稟議を申請時に逆にアダとなってしまうケースがあります。

また決済方式も、AWSは基本的にはクレジットカード払い(大口利用の場合は銀行振込も可能)で、かつ米ドル決済となるため、日本円の請求書ベースでの銀行振込を希望されるような企業には、これも一つ障壁となりやすいポイントです。

AWSの利用時に個別契約を締結することが難しい

企業では、社内で採用するサーバインフラやクラウドサービスに対し、社内で制定されているセキュリティ基準や責任分界点、サービスレベルアグリーメント(SLA)などを条項として盛り込んだ、個別契約を締結することを、サービス契約の条件として必須としている場合があります。

AWS導入時に、AWSに対してこのような個別契約を締結することは基本的に難しいため、社内ルールを厳密に順守しようとすると、結果的に導入が難しい・見送るしか無いといったケースです。

AWSのサイジングや見積もりが難しい・わからない

AWSを始めとするパブリッククラウドサービスの利用料金は、単純にサーバ台数のみならず、アウトバウンド(送信)ネットワーク転送量や、ストレージ種別・I/Oなど、比較的入り組んだ課金体系となっているため、実システムで利用した時にどのくらいの料金となるのか見積もりが難しいという声をよく聞きます。

また、インスタンスやストレージに対しても幅広いオプションやサイズが用意されているため、適切なサイジングを見極めるのが困難という点も上述の見積もりの難しさと併せてよくお聞きします。

AWS導入時の障壁を取り除くためにできること

社内の開発環境など比較的容易な部分から小さく導入を始めてみる

最初期の導入では、重要な顧客向けサービスの本番インフラや新規事業の基盤として大きく導入を検討するのではなく(もちろんそれでも良いのですが)、例えば社内ツールの開発環境や、特定チームだけが利用するようなインフラとして導入してみるなど、敷居をぐっと下げて「AWSを使ってみた」という社内での実績を作るというフェーズを入れると、以降の社内調整もスムーズかと思います。

昨今、AWSは大規模なエンタープライズ環境としての事例も枚挙に暇がないので、こういった社内での導入実績やその際の移行フローやメリットなどを資料化することで、経営層が導入を検討するにあたり、有用な説得材料として活かせる場面もあると思います。

AWSパートナー経由でAWSを利用する

弊社のようにAWSに公式認定されたAPNパートナー経由でAWSを利用することで、企業でのAWS利用をよりスムーズに実現することが可能です。

弊社では企業のAWS導入をスムーズにし、AWSを活用していただくことで、お客様のビジネスの競争力を高めるお手伝いができるよう、下記のようなAWSサービス・ソリューションをご提供しています。

日本円による請求書ベースでのAWS利用料金お支払いサービス

弊社が提供するAWSサービス・ソリューションをご利用いただくことで、AWS利用料金のお支払いを弊社が代行し、日本円に換算した上でご請求書を発行し、指定の銀行口座へのお振り込みいただくといったフローをご提供できます。

月額定額でAWSをご利用いただけるまるごとパックプラン

EC2(仮想サーバ)、RDS(データベースサービス)、ElastiCache(キャッシュサービス)などをメインに、設計・構築から監視サービスまで、企業のシステムに必要な機能をトータルに含めたパックプランを基本初期費用0円の月額定額でご提供しています。

AWSをベースとしたサービスインフラ導入・運用に対する個別契約の締結

弊社では企業向けにAWSインフラをベースとした企業システムの導入・運用に際して、お客様のご要望に応じた柔軟な個別契約の締結が可能です。

AWSマネージドサービスをフル活用したアプリケーション開発

AWS活用する上で非常に重要なポイントである、AWSマネージドサービスをフル活用したアプリケーション開発について、弊社のAWS認定デベロッパーが承ります。

AWSに特化した統合運用監視サービス「雲の助(くものすけ)」

24時間365日AWS環境を監視しシステムリソースの「見える化」と安定運用の実現を行うべく、独自開発した監視サービス「雲の助」をご提供しております。

我々MMMは、上記以外にもAWSに付加価値を加え、お客様のビジネスに貢献できるサービス・ソリューションを多数ご提供しておりますので、お気軽にこちらからご相談下さいませ!

AUTHOR
kuni
kuni
記事URLをコピーしました