スクラムイベント紹介(スプリントレビュー)

miyatan

ごあいさつ

DWSのみやたんでございます。

全国的に日本は寒い時期になってまいりましたので、お体に気をつけてお過ごしください。

私の投稿するブログでは、定期的にスクラムに関連する記事を作成していこうと思います。

スクラムにつきましては、以前に記事を作成しておりますので、「スクラムって何?」という方は、ぜひ以前私が掲載した記事をご覧ください。

前回は、「デイリースクラム」についての紹介をさせていただきました。

今回は、スクラムイベントとして4つの必須イベントのうち、3つ目として「スプリントレビュー」です。

「スプリントレビュー」とは?

1スプリントの中で実施したことを報告して、プロダクトゴールに向けた進捗について話をすることがスプリントレビューです。

大きく2点ポイントを挙げます。

  1. ステークホルダー(関係者)からフィードバックをしっかりもらうこと。
    顧客へ「価値」をしっかり届けるには、齟齬がないように実物を見てもらって意見を聞くことがとても大事だと考えます。

  2. 作成した動くものをデモンストレーションする。
    できれば書類ではなく、動作するものを見てもらうのが、具体的に意見をもらったり、より良いアイデアが生まれるポイントだと考えます。

「スプリントレビュー」の実践

目的

直近のスプリントで実施した成果(インクリメントとも表現されます)をステークホルダー(関係者)に披露してプロダクトゴールの進捗を話し合う。
フィードバックを確認して、必要であればバックログを調整する。

実施の流れ

スプリントレビューの流れとして、直近のスクラムで実践している流れを紹介します。
以下一例となっております。
伝えたい優先順位によって、構成を変えていくのも良いと考えます。

  1. スプリントバックログをもとに最終的な対応状況を報告する。
  2. 対応したストーリーポイント合計(ベロシティ)を報告する。
  3. スプリントバックログのもので特に重要なもの(機能要件中心)はデモを実施して確認する。
  4. 内容についてフィードバックをもらう。必要に応じてプロダクトバックログに追加する。(プロダクトバックログとは別に課題管理表を用意して動くケースもある。)
  5. プロダクトバックログとは別に管理する課題管理表があれば棚卸を行なう。

実施時に注意していること

主に注意していることを以下に箇条書きでまとめてみました。

  • 関係者になるべく参加いただく。(できれば顧客にも入ってもらう。多くの関係者に見てもらい、価値を高めるためにフィードバックをもらえるようにしたい。)
  • 関係者との対話を心掛ける。(一方的にお話しをする報告スタイルにならないようにする。適宜区切って、感想だけでも求めた方が思いもよらないお話が出てくることも期待できる。)
  • うまくできていないことも率直に説明する。(しっかりできなかったことも報告前に原因を考えたうえで伝える。透明性が大事。)

まとめ

今回は、スクラムイベントの3つ目として、「スプリントレビュー」について記載しました。

結果報告の場となるので、できないことも率直に伝えるのは勇気が必要な場面もありました。しかし、透明性を保つためにも、できなかったことも理由を添えてしっかり伝えることで、結果的に信頼感を得たり、全体進捗の可視化に大きく貢献できたと感じています。

次回は、スクラムイベントの4つ目として、「レトロスペクティブ」について記載しようと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。
良いお年をお迎えください。

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