「AWS App2Container」リリースで既存アプリのコンテナ化が容易に – クラウド業界ニュースまとめvol.10 by MMM
こんにちは、MMMです。
7月も中旬になりました。今年の夏は異常気象なのか、日本各地で豪雨や土砂崩れの被害が出ており、心配が尽きません。筆者のいる東京でもずっと雨天が続いています。はやく夏らしい、澄んだ青空を見たいですね。
今回は、AWSより発表された新サービス「AWS App2Container」や「Amazon RDS Proxy」などの話題をお届けします。
クラウド技術
「AWS App2Container」リリース。Javaや.NETアプリを自動的にコンテナ化してくれるコマンドラインツール(2020/7/2)
https://www.publickey1.jp/blog/20/aws_app2containerjavanet.html
Javaや.NETアプリなど、エンタープライズで多用されるアプリケーションを簡単にコンテナ化できる「AWS App2Container」というサービスが公開されました。ITインフラの俊敏化にコンテナ技術は不可欠ですが、技術的難易度が高いため導入にはハードルがありました。App2Containerは、その課題をクリアするきっかけになってくれるかもしれません。
DBへのコネクションプーリングなどを実現する「Amazon RDS Proxy」が正式版に。サーバレスアプリからの頻繁な接続要求などを高速処理(2020/7/2)
https://www.publickey1.jp/blog/20/dbamazon_rds_proxy.html
「Amazon RDS Proxy」が正式版になったことがAWSより発表されました。「Amazon RDS Proxy」はRDSの負荷を大幅に減らすことのできるサービスで、AWS LambdaからAmazon RDSに頻繁に接続をする際に特に役に立ちます。当社でも事前に検証を行っており、結果を 「VPC LambdaとRDS Proxyはサーバーレスの常識を変えるのか。検証しました!」 にまとめています。
SIも知っておくべき、ローコード開発でトラブルが起こる理由(2020/7/3)
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/2007/07/news004.html
AWSからローコード開発ツール「Amazon Honeycode」がリリースされて話題になっていますが、ローコード開発において注意しなければならない点も多数あります。ガートナーは、「コードや成果物をどう管理するのか」「システムにトラブルが発生した場合に誰が責任を取るのか」などが問題になりやすいと指摘しています。ローコード開発は決して万能ではなく、従来型のシステム開発と長所・短所を補完し合う必要があるのかもしれません。
コロナ対策で活用されるAWS--ワクチン開発やデータ分析などさまざまな取り組み(2020/7/15)
https://japan.zdnet.com/article/35156671/
新型コロナウィルスのワクチン開発や、次のパンデミックの発生をいち早くキャッチするためのデータ分析プラットフォーム構築に向けて、製薬会社や一流のテクノロジー企業がしのぎを削っています。それらの研究では、AWSの機械学習やコンピュータビジョンなど、高度なクラウド技術が積極的に利用されているようです。
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