より楽しく働ける環境を目指して
MMMで働くエンジニア・デザイナーの行動指針
先週の金曜日、いつもはいろんな場所でリモートワークをしている弊社メンバーに集まってもらって、「MMMで働くエンジニア・デザイナーの行動指針」について議論した。
まだまだ継続的に検討・改善する必要もあるものの、なかなか濃い議論が出来たのではないか、と感じている。
内容の詳細については、下記ブログを参照いただければ、と思う。
MMMで働くエンジニア・デザイナーの行動指針 | MMMブログ
働きやすいチーム、楽しく働ける環境
今回議論して決めた「MMMで働くエンジニア・デザイナーの行動指針」を見ると、(限られた時間の中で議論しやすかったということもあるが)かなりの数が、コードレビューやコミュニケーションに関するもので、チームを意識したものが多かった。
チームメンバー全員が、この行動指針を基に、あるべき姿を意識し、考え、具体的に行動をすることで、非常に働きやすいチーム、良い人間関係、楽しく働ける環境が出来るのではないか、と思っている。
そして、良い人間関係の中で楽しく働きやすい環境で仕事をすることによって、結果的に品質の高いものをお客様に提供できることにつながると信じている。
プロセス・ロス、プロセス・ゲイン
これらチーム内の、お互いの関係性が企業の成果や収益に影響するということは、『入門 組織開発~活き活きと働ける職場をつくる~』という書籍の中でも述べられている。
このような、メカニズムを社会心理学者のスタイナーは「プロセス・ロス」と呼んで以下の公式を提唱している。
実際の生産性 = 潜在的生産性 ― 欠損プロセスに起因する損失(ロス)
チームの実際の生産性は、ひとり一人が持つ潜在的生産性から、お互いの相互過程で生じるロスを引いたものであるという考え方だ。
プロセス・ロスは生じる一因として、目指す方向性や目標認識の違いというものが挙げられていた。
「MMMのミッション、ビジョン、行動指針」と「MMMで働くエンジニア・デザイナーの行動指針」を各メンバーが意識することで、少しでもそういった方向性や目標認識の違いを解消できるようにしたい。
スタイナーはその後、「プロセス・ゲイン」も起こることを主張している。
「プロセス・ゲイン」とは、チームの中での相乗効果によってメンバーの潜在的生産性を超えて、実際の生産性が高まるという考え方である。
今回決めた、「MMMで働くエンジニア・デザイナーの行動指針」がチームの中での相乗効果をもたらすようなものになって欲しい。
そういうものになるように、「MMMのミッション、ビジョン、行動指針」と「MMMで働くエンジニア・デザイナーの行動指針」についても、継続的に見直し、改善していきたいと考えている。
「三方よし」に加えて「自社のチームメンバーもよし」
現代の経営哲学にも通じる考え方として、近江商人の「三方よし」がある。
「売り手よし 買い手よし 世間よし」というもので、「商いは自らの利益のみならず、買い手である顧客はもちろん、世の中にとっても良いものであるべきだ」という考え方だ。
スティーブン・R・コヴィーの書籍『7つの習慣』でも、「Win-Win」という考え方があるが、こちらも同様の考え方だと思う。
その「三方よし」を実現するには、「売り手よし」をさらに掘り下げた「自社のチームメンバーもよし」という視点、健全な人間関係を保った、働きやすいチームも必要だと、今回の議論を通して実感した。
MMMでは、より良いチーム、より働きやすい環境を目指して今後も頑張っていきたいと思っている。
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