レビューやコミュニケーションで控えたほうが良いNGワードや言い回し集

弊社では約月2回のペースでリモート読書会を行っています。
現在のテーマとなっている本は「Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか」です。
今までは技術的な本を読書会で取り上げていたのですが、今回は少し趣向を変えて技術じゃない本を題材にしてみようということになり、この本が選ばれました。
弊社佐々木がすでに書評もしており、チーム開発に必要な3つの要素HRTについて触れています。

謙虚(Humility)
尊敬(Respect)
信頼(Trust)

そのHRTに通ずる内容でTeam Geekの第1章に書かれていた、

君は(世界が白と黒に分かれるかのように!)「間違ってます」と言って、コードを変更させようとした。みんなと同じように書いていないことを非難した(相手はバカにされたと思うだろう)。言われたほうは防御的になり、必要以上に感情的な反応をするだろう。p21

相手に対する疑問ではなく、自分の疑問として謙虚に聞くのである。相手が間違っているのではなく、自分が理解できないだけであることを強調する。あくまでも可哀想な自分が理解できるようにするための提案であり、場合によってはプロジェクトの長期的で持続可能な目標のためにもなることを伝える。P22

にスポットを当て、GitHub上のレビューだけでなくSlackなどのチャット上でのコミュニケーションにおいても「自身が言われて不快に思うようなこと」を発言しないように気を付ける為に、「コミュニケーションやレビュー時のアンチパターンをドキュメント化して、気持ち良いコミュニケーションを図れるようにしましょう」ということになりました。
具体的には「レビューやコミュニケーションで控えたほうが良いNGワードや言い回し集」を作成し、その中で纏めていく、ということになりました。

その中の内容について一部紹介したいと思います。

URLだけのコメント

みなさんはプルリクエストのレビュー時にそういったコメントをしたり、見かけられたことはありますでしょうか?
以前一度こういったレビューを見かけたことがあるのですが、「説明するのすら面倒くさい」といった雰囲気の、ひどく上から目線の傲慢な雰囲気を私はその時に感じました。

また「何が言いたいのか、URLのどの部分についてのことをいいたいのかがそもそも分からない」という意見もありました。
私も同意見で、無駄な時間を費やしまったく生産的ではないという点で、まずはこういったコメント自体を批判したくなってしまうなと思いました。

何か説明があった上で引用としてURLを付ける、などの配慮が、マナーとしても生産性という観点から見ても必要だなと思います。

「間違っています」「あり得ません」「常識ではないでしょうか」などの断言するようなコメント

もしかするとレビュアーの勘違いもあるし、断言してしまうのはよくないのではないかと思います。
自分が100%正しいんだ、と思っていても、「あり得ないことはあり得ない」という目線で謙虚により良い方法を導き出そうという問いかけのような形に変換するのが望ましいのではないかなと思います。
もし万一間違えていたら恥ずかしいのは自分ですしね。

何が言いたいんですか?

これは言ったほうだけが悪いのではなく、言われたほうにも責任があるかと思いますが、言うほうは「何が言いたいんですか?」と突き放したような言い方をするのではなく、もう少しオブラートに包んで言い方を変えましょう、ということです。
この言葉は私は良く言われている気がします(;^ω^)
というのも、私自信自覚があるのですが、言い方が非常に周りくどく、あまり関係の無いことまで伝えてしまい、結局何が伝えたかったのか、が聞き手にとっては分かりづらい、と良く言われることがあるからです。
これは自分で改善しなければいけないなと思っていますので、まずは結論から話す、というようになるべく意識するようにしています。

実装者の意図を聞く前に設計論を長々と投稿する

投稿者が勘違いしているということもあり得るし、意図がわからなければ適切なアドバイスもできないのではないのでしょうか。
また、設計方針などが根本的に違うと感じるようであれば、Skypeなどで直接会話をしたほうが時間を減らせるし認識ずれを早く修正出来るので、積極的に同期的なミーティングで解決していきましょう、ということになりました。


こういった言い回しを気を付けていても、うっかり発言ミスしてしまうこともあるかと思います。
特にリモートワークは直接会話をせずチャットなどのメッセージのやりとりだけなので誤解が生まれやすいかもしれません。
コミュニケーション不足を補い人間関係(信頼関係)を積極的に作っていこうということで、ゆるい感じのリモート飲み会的なものを定期的に開催していこうということになりました。
大きなプロジェクトを成功させるためには、いかに対人関係をスムーズにしていいコミュニケーションを取れるか、というところが鍵になってくると思いますので、こういったコニュニケーションも大きな要素としてチーム全員で積極的に解決していきたいなと思います。

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