メカニカルキーボードを社長に譲ってもらいましたのでカスタマイズしてみました
最近は久しぶりに Java
と Spring Boot
を使っておりまして、改めてJava言語の使いやすさとSpring Bootの機能の豊富さを実感しております。やっさんでございます。
当方、 Keychron
というメーカーのメカニカルキーボードを好んで使っておりまして、 Keychron K2
と Keychron K3
を愛用しています。
今回ひょんなことから当社の代表取締役社長から Keychron Q2
を譲っていただけることになりました。せっかくですから、 Keychron Q2
をカスタマイズしてみましたので、カスタム内容をご紹介します。
Keychron とは
Keychron
はメカニカルキーボードの新興ブランドで、多様なメカニカルキーボードを販売しています。全てのキーボードに共通する特徴として 切り替えスイッチによるMacとWindowsモード変更
があります。人によってはいらないと思われる特徴かもしれませんが、私はこのモード変更を重宝しています。Mac、Windows、そしてLinuxをいったりきたりして仕事をすることもありまして、統一したキー配置でOSのモードを切り替えることができ素晴らしいです。意外と、この機能を提供しているキーボードは少ないんですよね。Dip Switchによる切り替えを実現しているキーボードはありますが、Keychronはより手軽にMac、Windowsモードを切り替えることが可能です。
Keychron Q2とは
Keychron Q2
は Keychron
が展開するメカニカルキーボードの中でも最上級のものであり、フルカスタマイズが可能な省スペースキーボードになります。以下の特徴があります。
- フルアルミニウムフレーム
- VIAによるキーマッピングカスタマイズ
- ホットスワップによるメカニカルスイッチの交換
- ネジ込み式のスタビライザー
- フルカスタマイズ可能( = 分解可能)
- ガスケットマウントによるクッション性のあるタイピング
つまり、最近のフルアルミニウムの自作キーボードのいいところを全て総取りしたようなキーボードです。それでいてコストパフォーマンスに優れています。
Keychron Q2をカスタマイズする
それでは早速 Keychron Q2
をカスタマイズしていきます。今回は以下のカスタマイズを行います。
- ノンスタビライザー化
- 無刻印化
どちらも比較的簡単なカスタマイズになります。
ノンスタビライザー化
あまりこのカスタマイズをされている方を見たことがありませんので、私が勝手にタイトルを付けました。 ノンスタビライザー化
というのはすなわちスタビライザーを全部取っ払うというシンプルなカスタマイズです。スタビライザーはどんなに潤滑してもある程度の騒音が発生しますので、取り払って小さなキーキャップを使うというわけです。
小さなキーキャップになっていたとしても、ホームポジションがずれない限り問題ありません。むしろ、より正確なタイピングを手に入れるための矯正として機能する側面があるカスタマイズだと思っています。
まずは、分解していきます。アルミフレームの底面の六角ネジを抜いてボトムケースを取り外します。⬇️
配線を丁寧に外してPCBとトップケースを分離します。⬇️
このようにPCBはガスケットと呼ばれる緩衝材で挟まれており、ガスケットによってクッション性のあるタイピング体験を実現しています。最近のトレンドのようです。⬇️
PCBにネジ止めされているプレートを取り外します。キースイッチも外します。スタビライザーが露わになりました。⬇️
そして、PCBにネジ止めされているスタビライザーを取り外していきます。⬇️
取り外したスタビライザーはいつか使う時のために大切に保管しておきます。⬇️
スタビライザーを取り外したあとは分解したキーボードを元通りにするだけです。このように元通りにしました。⬇️
スタビライザーがついていた箇所にはゴミや埃が入らないように、テープを貼っていきます。ただのセロテープですが、キースイッチをつけると悪くない見た目になります。⬇️
あとは取り外したキースイッチを再度取り付けていきます。⬇️
無刻印化
Keychron Q2
はVIAによるキーリマップが可能であるため、購入した直後は最低限のキーマップしか設定されておりません。 End
キーや PageUP
キーなどがないのです。自分が使いやすいようにカスタマイズする前提のキーボードですので、印字されているキーとは全く違うキーにマップすることがあります。つまるところ、極論になりますが、そもそも刻印などあまり意味がないのです。せっかくなので 無刻印化
します。カッコいいですよね、無刻印。最近当社に入社した方がHHKBの無刻印を使っていて、影響されているところもあります。
今回は KBDfans NP PBT ブランク キーキャップ
を使います。キーキャップは様々な形状のものがありますが、このキーキャップはNP(Non Profile)となっており、形状はXDAに近いです。高さが均一となっており、無刻印でも使いやすいキーキャップの形状となっています。⬇️
少しだけ取り付けてみました。素敵ですね。ホームポジションには突起がついていて分かりやすくなっています。⬇️
全部つけてみましょう。⬇️
か、かっこいいですね。まるで HHKBの雪モデル
のようです(というのは冗談です)
ノンスタビライザー化によるスペースキーの小ささが異質を放っています。人を選ぶキーボードにカスタマイズしているのは間違いないです。(私好みのカスタマイズです)
PCと接続中は赤く点灯しているのも中二心がくすぐられます。素敵ですね。⬇️
LEDを点灯させてみましょう。⬇️
これはテンション上がりますね。仕事も3倍くらい速くなりそうです(冗談です)。
最後に
プログラマー界隈ではHHKBが有名ですが、 Keychron
もカスタマイズの知識があれば充分に素晴らしいキーボードになると私は思っています。
Keychron Q2
のタイピング体験は申し分ありません。重いので持ち歩きには適しませんが、この重さ故にキーボード本体のずれがなく、快適に入力できていると思っています。せっかく譲っていただけましたので、これを機会に省スペースキーボードの無刻印カスマイズに慣れていこうと思います。今後、別のキースイッチにも変更していきたいです。
毎日使っていきたいと思います。