MMMブログを独自の静的化プラグイン+AWSを利用した新環境に移行
- 2020.12.20
- ソリューション・サービス

MMMブログを移行
このたび弊社ブログを、MMMが独自開発の静的化プラグインとAWSを利用した新環境へと移行しました。※同様の環境を実現するサービス:WordPress高性能化ソリューション として提供しております!
移行のメリット
以前は静的サイトジェネレータ「Hexo」でブログ記事を構築し、GitHub Pagesを利用して公開しておりました。markdownで記述し、git pushをトリガーにデプロイするなど、若干エンジニア指向なデプロイフローとなっておりましたが、今回の変更によりマーケティング担当者による容易かつ柔軟な設定変更が可能となりました。その上で、静的サイト+ AWSの強み(堅牢性、パフォーマンス、SEO、安定運用)を維持しています。
移行にかかる課題と解決方法
主に以下の課題がありました。
- markdown形式で記述された旧記事内容の移行
→https://github.com/markedjs/marked を利用したスクリプトを用いてマークダウン変換し、WordPressのデータベース(wp_postsなど)へのINSERT文を生成 - 以前のリンクやブックマークを生かすため、全く同じURLによるページ(各記事、カテゴリ毎)へのアクセス
→旧記事ファイルのカテゴリ部分からwp_termsなどへのINSERT文を生成 - JavaScriptが生成していた目次
→上記スクリプト中で目次生成(WordPressテーマが自動生成してくれるので不要だった)
また、テスト段階、移行直後にも以下のような問題が見つかりました。
- 旧記事にはWordPress機能における「アイキャッチ画像」はもちろん設定されていないので、WordPressとしてどう表示するか
→記事内の最初の画像をアイキャッチとして表示するような子テーマを用意。1枚も無い場合はデフォルト画像。 - テーマのパンくずの構造化データが古かった
→最新の「schema.org」にテーマのソースコードを変更 - SNSボタンリンクが正常に静的化されない
→単なる対象URLの設定ミス
一度移行したものの、切り戻し
noindexになってしまうチェックがついたまま静的化してしまっていたミスなどいくつかの問題が発覚し、一度は切り戻したことも。
今度こそ移行
先述したメリット以外にも、単純に以前よりとても見やすくなったような気がします。いろいろと設定をいじりやすそうなのもいいですね。
まとめ
個人的には不慣れな部分など、もうちょっと慎重にやるべきだったと反省しています!PHPやデータベースも含めてWordPressの構造をよく知れたのは良かったと思います。
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