バックエンド

技術情報キャッチアップ会を始めました

gene

社内で「技術情報キャッチアップ会」を始めました。

AWSの最新情報キャッチアップ会

AWSのアップデートの情報のキャッチアップ会については、これまでも月に一度のペースで行っていました。

オンライン通話で、AWS の最新情報 – クラウドイノベーション & ニュースを見ながら、直近1ヶ月のアップデートの情報を確認しつつ、

「この機能ができるようになったら、何が嬉しいの?」
「この機能はあのお客さんの環境で使えるかも」
「おお。これは便利。是非使いたいね」
「これは技術検証してみないと!」

など、話し合いながら気になった情報をピックアップし、「AWS最新アップデート情報(2020年◯月度)」としてまとめて、お客様にも共有しております。

この取り組みを、AWS以外の技術要素についてもやった方が良いのでは?という話が上がり、実施することになりました。

きっかけ

そもそも「AWS以外の技術要素についても、同期的なキャッチアップ会を実施した方が良いのでは?」という話が出たきっかけは、ISUCONでした。

弊社メンバーも参加したのですが、その振り返りで、MySQLを8.0にバージョンアップするだけでもパフォーマンスが良くなったということを知らなかったので、そういう発想にも至らなかったということがありました。

これまで、OSやミドルウェアなどのアップデート情報のキャッチアップについては、エンジニア各人に任せていましたが、それでは 顧客に対して常にビジネス課題を適切に解決できる技術選定とナレッジ提供ができることが強みとしている会社としてはまずいのではないか。
会社として業務時間内にしっかりと時間を取って、同期的にコミュニケーションを取りながら、アップデート情報の内容を議論、理解を深めること。
そして、キャッチアップの重要性についてもっとチームメンバーへ意識付けしていくこと。
こういったことが非常に重要ではないのか、という結論になり、AWS以外のアップデート情報のキャッチアップ会も実施することが決まりました。

キャッチアップする技術の対象

キャッチアップする技術の対象としては大まかに、

  • プログラミング言語(Ruby、Golang、Pythonなど)
  • OS(Amazon Linux、Ubuntu、Android、iOSなど)
  • ミドルウェア(MySQL、PostgreSQL、Nginx、Dockerなど)
  • フレームワーク(Ruby on Rails、Djangoなど)
  • ライブラリ・ツール群(WordPressなど)
  • SaaS(CircleCI、Datadogなど)

というカテゴリーを設けて、弊社が扱っている技術要素をピックアップして、対象を決めました。
その後、誰がアップデート情報を調べるのかという担当を振り分けました。

調査方針

担当者は、業務時間で1時間〜2時間を目安に、担当となった技術要素に対して

  • キャッチアップ情報源の精査・ピックアップ
  • 見逃せないアップデート・修正情報の深堀り
  • ドキュメントへのアウトプット

を行うことにしました。

キャッチアップ会の実施方式

同期的なキャッチアップ会は下記の方針で実施することになりました。

  • 事前調査・アウトプットを前提に、カテゴリー単位で、毎週火曜日1時間前後を目処に、Zoomで同期的に情報共有会を実施
  • 基本的には全員参加
  • 業務やその他の理由で参加できないメンバーのために、Zoomは全て録画。後で見返せるようにする

やってみた感想

初回は、プログラミング言語のカテゴリーで、アップデート情報のキャッチアップ会を行いました。
新規実装された機能について、具体的なコード例を提示してくれるメンバーもいて、普段自分が扱っていない言語の仕様を知ることができたり、各言語の設計思想やアップデート方針などについても議論ができたり、非常に有意義な会となったと感じました。
また、みんなで情報を調べてきた情報を持ち寄ることで、1人で行うより効率的にキャッチアップができるし、理解も深まると実感しました。
次回以降のOSやミドルウェアなども楽しみです。

参考URL

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