RubyKaigi 2016に参加してきました!
下條です。このたびRubyKaigi 2016に参加してきました。RubyKaigiは自分にとっては人生初めての参加です。
まずは印象に残ったセッションを挙げていきます。
Fearlessly Refactoring Legacy Ruby
スピーカーのJustin Searls氏の会社が Test Double
というだけあって?、リファクタリングのお話でした。
セッションの内容とは関係ないのですがつい先日、Tokyo iOS MeetupでTDDの話を聞いた際に Test Double
という言葉を初めて知りました。ちょっと分かりにくい言葉だと思いますが、要するにテストの際に作るモックやスタブなどを総称してテストダブルと言います。
Martin Fowler氏のTest Doubleについての記事
Dive into CRuby
私は記憶の限りではRubyのソースコードは読んだことがなかったのですが、読んでみようという気にさせてくれる素敵なセッションでした。この話を受けて早速Rubyのソースコードをダウンロードして読み始めました。
Deletion Driven Development: Code to delete code!
実は後述する理由でこのセッションは聞いていないのですが、、、
まとめを見ると、セッションの中でdebrideというgemが紹介されたようですので、早速現在メンテナンスしているRailsプロジェクトに適用してみました。
結果は省略しますが、Railsのコントローラのメソッドがひたすら指摘される他、slimの解析ができないのでslimから利用されているメソッドも指摘されてしまい、ノイズがかなり多くなってしまう印象です。ただ、その一方で、確かにこのメソッドは使われていないというのも出てきたので、チェックの結果を精査することで不要コードを消すことは可能な感じがします。
その他
皆さんがどういうプレゼンテーションツールを使っているかというところで、以下の2つが目につきました。使ってみたいと思います。
Rabbit
Matzをはじめ、何人かが使われていたプレゼンテーション用アプリケーション。
slides.com
こちらもプレゼンテーションツールですが、これはWebサービス。プライベートにしないでよいのであれば無料で使えるようです。
余談
実は3日目は二日酔いで早起きできませんでした。。。というわけで会場の国際会館から比較的近い鞍馬・貴船に行き、そこからバスで国際会館まで戻ってエクストリーム出社ならぬ、エクストリーム参加しました。12時半ごろ会場に到着ということで全くエクストリームではないのですが。しかし、鞍馬山から貴船に歩いて抜けるのは二日酔いの身にはキツかった。。。一週間近く経っていますが未だに筋肉痛が残っています。
全体的な感想
- Cレベルをローレイヤーというには語弊もありますが、Rubyの内部などの比較的ローレイヤーの話が多く、Railsアプリケーションを開発してるだけの今の自分にはあまり関係ない話が多いなあと最初は感じていました。が、次第に昔のローレイヤー魂が蘇ってきて、最後にはRubyのソースコードを読んでいる自分がいました。
- mrubyやJRubyの話が多かったのも印象的でした。今後ウォッチしていこうと思います。
- 最近ほとんどこういったイベントや勉強会に顔を出していませんでしたが、たまに顔を出すといろいろと刺激を受けて良いですね。
- しばらく行っていなかった京都での開催ということで、ついでに京都で遊べたのも良かったです。行きたかった店にも行けました。
というわけで、非常に充実した3日間でした。運営の方々、スポンサーの方々、スピーカーの方々、参加者の方々ありがとうございました!
そして参加費は、弊社で業務効率化グッズ購入費で出してくれました。会社として今後こういった勉強会参加の補助が正式に制度化されるかもしれません。乞うご期待!
また来年もぜひ参加したいと思います。
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