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CSSで作るフキダシいろいろ

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長女の卒園式後に流すスライドショーを制作することになり、iMovieが楽しくなってハマっていた池島です。
機能の制限が多いですが、テンプレートもたくさん用意されていて、直感的に操作できるので、動画編集の初心者にはいいと思いました。
いつか、Premiere や After Effects もゴリゴリ使いこなせるようになってみたいなーと・・・

さて、前回に続き、今回は、CSSだけで作るフキダシをご紹介します。
基本的に、最新ブラウザを想定していますが、IE9ぐらいから表示できると思います。(transform を使わなければ、IE8から)

1. 右に▼の背景色フキダシ

本体部分は、角丸長方形を作り、内容に沿って大きさが変わるように、display: inline-block を指定しています。
サイズを固定にする場合は、widthheight で指定すればいいでしょう。

また、▼が上下中央になるように、▼を形作っている.balloon1::aftermargin: auto 0; top: 0; bottom: 0; を入れています。

▼の場所を変える場合は、.balloon1::aftermargin top, bottom, left, right などの数値を変更します。
また、border のサイズや表示させる位置を変えて、▼をお好みの形にしてください。

HTML

<div class="balloon1">背景色をつけたフキダシ</div>

CSS

.balloon1{
  display: inline-block;
  position: relative;
  margin: 20px;
  padding: 20px;
  background: #cdcdcd;
  border-radius: 20px;
}
.balloon1::after{
  content: "";
  position: absolute;
  margin: auto 0;
  top: 0;
  bottom: 0;
  right: -30px;
  width: 0;
  height: 0;
  border-top: 10px solid transparent;
  border-left: 30px solid #cdcdcd;
  border-bottom: 10px solid transparent;
}

2. 塗り背景で右下に▼のフキダシ

今度は、▼の位置を右下に固定したフキダシです。
transform: rotate(-30deg); で▼を-30度回転させて、斜めにしています。

HTML

<div class="balloon2">右下に▼を付けます。</div>

CSS

.balloon2{
  display: inline-block;
  position: relative;
  margin: 20px;
  padding: 20px;
  background: #666;
  border-radius: 30px;
  color: #fff;
}
.balloon2::after{
  content: "";
  position: absolute;
  margin: 0;
  bottom: -30px;
  right: 30px;
  width: 0;
  height: 0;
  border-top: 40px solid #666;
  border-left: 12px solid transparent;
  border-right: 12px solid transparent;
  transform: rotate(-30deg);
}

3. 枠線付きのフキダシ

枠線付きのフキダシです。
2のように▼を回転させると、▼の線がボックスの外周ラインからはみ出してしまったりするので、transform: skewX(40deg); で傾斜させています。
ボーダーカラーになる▼を ::before で、ボックスと同じ背景色の▼を ::after で作って、ずらして重ねています。

HTML

<div class="balloon3">枠線を付けます。</div>

CSS

.balloon3{
  display: inline-block;
  position: relative;
  margin: 20px;
  padding: 20px;
  background: #fff;
  border: 1px solid #666;
  border-radius: 20px;
}
.balloon3::before{
  content: "";
  position: absolute;
  bottom: -30px;
  right: 40px;
  width: 0;
  height: 0;
  border-top: 30px solid #666;
  border-left: 12px solid transparent;
  border-right: 12px solid transparent;
  transform-origin: left top;
  transform: skewX(40deg);
}
.balloon3::after{
  content: "";
  position: absolute;
  bottom: -26px;
  right: 43px;
  width: 0;
  height: 0;
  border-top: 30px solid #fff;
  border-left: 12px solid transparent;
  border-right: 12px solid transparent;
  transform-origin: left top;
  transform: skewX(40deg);
}

4. 3の応用。太枠でカラフルなフキダシ

枠線を太くして、色を付けてみました。
線が太くなった分、▼をずらす距離も大きくなります。

HTML

<div class="balloon4">枠付きでカラフルなフキダシ</div>

CSS

.balloon4{
  display: inline-block;
  position: relative;
  margin: 20px;
  padding: 20px;
  background: #ff6;
  border: 3px solid #f09;
  border-radius: 30px;
  font-weight: bold;
  color: #60f;
}
.balloon4::before{
  content: "";
  position: absolute;
  top: -30px;
  left: 15px;
  width: 0;
  height: 0;
  border-bottom: 30px solid #f09;
  border-left: 12px solid transparent;
  border-right: 12px solid transparent;
  transform-origin: left top;
  transform: skewX(40deg);
}
.balloon4::after{
  content: "";
  position: absolute;
  margin: 0 auto;
  top: -20px;
  left: 22px;
  width: 0;
  height: 0;
  border-bottom: 30px solid #ff6;
  border-left: 12px solid transparent;
  border-right: 12px solid transparent;
  transform-origin: left top;
  transform: skewX(40deg);
}

まとめ

前回の矢印に比べて、使う機会があまりなさそうなフキダシですが、borderで三角や台形を作って変形させて…という手法を覚えておくと、応用できる場面もあるように思います。
他にも、フキダシの作り方を紹介しているサイトがいくつもありますし、ジェネレーターのサイトもあります。
用途やデザインに沿った、いろいろなフキダシが作れますね。

モックアップやSassなどのスタイルシートを駆使したデザイン設計を御希望の企業様は、是非MMMにご相談下さいませ!

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デロイト トーマツ ウェブサービス株式会社(DWS)
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