AWS

AWS認定全冠を達成しました!

yuki

こんにちは。今年の3月にAWS認定全冠を達成したyukiです。
今日は全冠を達成するまでの期間や、感想などお伝えできればと思います。

なお、本ブログに記載の情報は2025年5月21日時点のものです。最新の情報はAWS公式のサイトをご確認ください。
https://aws.amazon.com/jp/certification/

全冠までの道のり

AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA-C02)2020-09-26
AWS Certified SysOps Administrator - Associate (SOA-C01)2021-05-15
AWS Certified Developer - Associate (DVA-C01)2022-03-26
AWS Certified Cloud Practitioner (CLF-C02)2024-03-08
AWS Certified: SAP on AWS - Specialty (PAS-C01)2024-04-22廃止済み
AWS Certified Database - Specialty (DBS-C01)2024-04-29廃止済み
AWS Certified Security - Specialty (SCS-C02)2024-06-08
AWS Certified Data Engineer - Associate (DEA-C01)2024-06-21
AWS Certified AI Practitioner (AIF-C01)2024-11-16
AWS Certified Developer - Associate (DVA-C02)2024-12-04再認定
AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate (MLA-C01)2025-02-08
AWS Certified Machine Learning - Specialty (MLS-C01)2025-02-10
AWS Certified Advanced Networking - Specialty (ANS-C01)2025-02-17
AWS Certified Solutions Architect - Professional (SAP-C02)2025-03-03
AWS Certified DevOps Engineer - Professional (DOP-C02)2025-03-09
AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA-C03)2025-03-14再認定
AWS Certified SysOps Administrator - Associate (SOA-C02)2025-03-23再認定

一番初めにSAAは、新卒で入社した年の9月に取得しました。その後SOAとDVAも取得しました。
その後は全てDWSに転職してから取得したものです。

取得日を見てみると、短期的に集中して取得していることがわかります。
例えば、2024年4月から6月の2ヶ月間にPAS, DBS, SCS, DEAの4つを取得しています。
PASとDBSは2024年4月で廃止が決定していたので、ギリギリ滑り込みで受験しました。
Japan All AWS Certifications Engineersのクライテリアにも含まれないのに何故取得したかというと、会社から報奨金がもらえるからです。

報奨金については下記のブログで詳しく説明されていますので、是非ご覧ください。

DWSで働くなら知っておきたい福利厚生の数々

また、全冠までのラストスパートでは2025年2月から3月末までに6つの資格を取得しています。
2025 Japan All AWS Certifications Engineersの応募締め切りが迫っていたので、この時期はなんとか間に合うように必死に勉強しました。

途中で諦めることがないようSlackで受験日を宣言し、合格を報告するようにしていました。
合格するとメンバーがスタンプでお祝いしてくれるのでとても嬉しかったです。

試験の感想

次に、いくつかの試験をピックアップして私の感想を紹介していきます。
(すでに廃止済みの試験は除きます。)

AIF, MLA, MLS

これらは、AIや機械学習の試験です。
AIF < MLA < MLSの順で難易度が上がるため、まずはAIFを受験するのがおすすめです。
AIFの勉強方法については下記のブログが大変参考になります。

正式リリースされたAWS Certified AI Practitionerを受験しました

MLSに関しては、AWSのサービスだけでなく機械学習の知識がかなり求められるので、G検定のテキストなどを使用して勉強することをお勧めします。
私は機械学習の知識がほぼ0の状態だったので、MLSが一番難しかったです。

ANS

ANSはネットワークの試験で、巷では最難関と言われることも多い試験です。

確かに問題文が非常に長く、大変な試験でした。
いつもAWSの試験を受験する際はホワイトボードをもらってそこにメモをすることができるのですが、いつもだとほぼ使わないホワイトボードをANS受験時は2枚使いました。
問題を読みながら構成図を書かないと訳がわからなくなってしまいます。

しかし、問題文を解読できれば割と迷いなく答えを選ぶことができるので、MLSほど「機械学習の知識がないと何もわからない」という状態ではありませんでした。

SAP

こちらもよく難しいと噂されている試験です。

私はSpecialtyの試験を受けた後にSAPを受けましたが、Specialtyの知識がかなり役に立ったので大正解だったと感じています。
特にANSで得たDirect ConnectやTransit Gatewayの知識はかなり役に立ちました。また、オンプレからクラウドへの移行に関する問題は、DBSの知識が役に立ちました。(DBSはもう廃止されてしまいましたが)
SAPの試験は幅広いサービスの知識が求められるため、まずはSpecialtyを受験して狭い範囲のサービスの専門知識を身に付けてからSAPを受験するのが個人的にお勧めです。

SpecialtyとSAPを短期間の間に連続して受験したのもよかったと思います。

AWS認定全冠のメリット

AWS認定資格に限らず、よく「資格取得は意味はない」などと言われますが、皆さんはどう思いますか?

まず、私の考えでは全冠 = 優秀なエンジニアではありません。
全冠を達成していても、その人が優秀であるとは限りませんし、逆にAWSの資格を1つも持っていなくても非常に優秀なエンジニアはたくさんいます。
それを踏まえた上でも全冠することにメリットはあると考えています。

理由は以下です。

エンジニアとして最低限必要な基礎知識が身に付く

基礎知識とはAWSやクラウドに限った話ではなく基本情報技術者レベルのIT知識のことを指しています。
例えば認定試験ではCIDR表記を理解していないと解けない問題が出題されますし、OS、データベース、ネットワークなど幅広い知識が求められます。
私は文系大学出身で未経験のままエンジニアとして入社し、基本情報技術者試験も受けたことがなかったので、ITの基礎知識は全てAWS認定資格の勉強を通して学んだと言っても過言ではありません。
最近ではAWS Certified AI Practitioner(AIF)やAWS Certified Machine Learning Engineer - Associate(MLA)など機械学習系の資格も登場し、機械学習の基礎知識を学習するのに良い機会になりました。

AWSを体系的に学習できる

AWSの試験なので当たり前の話ですが、認定試験は初学者がAWSを学ぶのにとても良い方法だと感じています。
正直なところ試験の勉強ではAWSのサービスを全てを知ることはできませんが、知っているのと知らないのでは実務で実際にサービスを使用する際のキャッチアップのスピードが全く違うと思います。
「AWSが大好きで週末もコンソール画面を開いて開発しています」というタイプの人であれば、試験を受けずとも知識は身についていきますが、私のような「AWSは好きだけどプライベートで開発する程ではない」という人は、試験を受けるのが一番良い方法だと思います。

「学習を継続できる」ことの証明になる

IT技術は非常に速いスピードで進化しているため、エンジニアは「キャッチアップする力」「学び続ける力」が強く求められます。その力を証明するために、全冠は非常に有効な手段だと考えています。
私の転職活動時の話になりますが、SAA,SOA,DVAの3冠だけでもかなり評価してもらえたと感じています。
特に未経験からエンジニアへ転職する場合は、第二新卒ほどの年齢での転職活動の場合は、今までの経歴ではなく、「これから活躍できそうかどうか」が重視されていると感じました。(これは私の主観です)
したがって、全冠まで行かずとも資格を取得していると「この人は努力ができる人なんだ」「伸びしろがありそう」と感じてもらえるので非常におすすめです。

「全冠しなければいけない」というプレッシャーから解放された

これは完全に私個人の気持ちの問題ですが、AWSエンジニアとして生きていくには全冠をしなければいけないというプレッシャーが心のどこかにずっとありました。
特に、外部で登壇をする場合、自己紹介のスライドに現在持っている資格のバッジを記載する文化があり、同世代のエンジニアが全冠を達成しているのを見ると焦りを感じていました。
また、DWSでも認定資格の取得が推進されており多数の全冠達成者がいるため、「自分も早く全冠しないと」という気持ちになりました。
なので全冠を達成できて本当にホッとしました(笑)

ただ、このプレッシャーは悪い意味ではなく、レベルの高い環境に身を置けているからこそ感じるものだと思っています。
これからも周りに影響を受けながら向上心を持って勉強を続けていきたいです。

おわりに

以上、AWS認定全冠を達成するまでの期間や、感想などを書いてみました。

今後は他のIT資格を勉強しても良いですし、英語を勉強するのも良いなと思っています。
DWSでは資格取得報奨金制度だけでなく、書籍購入補助制度や外国語学習支援制度も充実しているので、色々なことにチャレンジしていきたいです。

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