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スペシャリストとジェネラリストについて

doiken

こんにちは。土居です。

本日は、エンジニアに限らず、多くの職種で議論される「スペシャリストとジェネラリスト、どちらを目指すべきか」について、私の考えを述べてみたいと思います。

スペシャリストとジェネラリストとは

スペシャリストとは、特定の技術領域において深い知識と専門性を有し、その分野で卓越したスキルを持つ人を指します。高度な問題に対応するプロジェクトで本領を発揮し、場合によっては伝道師のように周囲の技術リテラシーを引き上げる役割を担うこともあります。

一方、ジェネラリストは幅広い領域をよく理解し、様々なプロジェクトで柔軟に活躍する人です。組織全体を見渡し、プロジェクトの全体最適化や改善を進める立場で力を発揮することが多いです。

では、エンジニアはスペシャリストとジェネラリストのどちらを目指すべきなのでしょうか?これは、あなた自身の目標や状況、価値観によって大きく変わります。

スペシャリスト向きのエンジニア

スペシャリスト向きのエンジニアはどのような人でしょうか?

エンジニアの中には、スペシャリスト志向を持つ人が多い印象があります。たとえば、身近なスペシャリストに憧れて自分もそうなりたいと思った人や、面白いと思った技術を徹底的に追求したいという人が挙げられます。

もしあなたがエンジニアとして社外にも存在感を発揮したいのであれば、スペシャリストを目指すのが適しているかもしれません。特定の技術領域で実績を積むことで、同じ情熱を持つ専門家たちに認知されやすくなります。そうすれば、自然とネットワークが広がり、存在感が高まるでしょう。

また、特に著名になりたいわけではなくとも、純粋に知的好奇心から興味のある分野を深く学ぶこと自体が、エンジニアとしての喜びとなるでしょう。

ただし、以下の点には注意が必要です。

  • 競争が激しい
    技術力の平均値が上昇している現在、スペシャリストとして際立つには人一倍の努力が必要です。

  • プロジェクトの選択肢が限られる
    興味のある技術を扱えるプロジェクトばかりではないため、個人の時間でスキルを深める努力が求められるでしょう。

ジェネラリスト向きのエンジニア

では、ジェネラリストに向いているのはどのような人でしょうか?

ジェネラリストは、幅広い知識や経験を持ち、特に組織全体の生産性向上や課題解決に興味がある人に向いています。具体例としてプロジェクトマネージャーが挙げられますが、その業務内容は顧客折衝や会議が多く、技術から離れている印象があるため、技術好きなエンジニアには敬遠されることがあるかもしれません。

しかし、ジェネラリストの役割はプロジェクトを成功に導く上で欠かせません。チーム全体の課題解決に興味があり、自身の成長よりもチームの成果を優先できる人は、この道が向いていると言えるでしょう。

また、ジェネラリストも技術を軽視してはいけません。優秀なジェネラリストは、自身の得意分野ではスペシャリスト並みの深い知識を持っていることが少なくありません。

プロジェクトの成功にはジェネラリストもスペシャリストも必要

個人としては、スペシャリストかジェネラリストのどちらかを選ぶことになるでしょう。しかし、プロジェクトチームにはどちらの役割も必要です。スペシャリストの専門性に基づく問題解決力と、ジェネラリストの柔軟な対応力は、相互に補完し合う関係です。

もしあなたがスペシャリストであるなら、ジェネラリスト的な視点を学ぶことで、より広い視野を得ることができます。反対に、ジェネラリストであるなら、興味のある分野で専門性を高める努力が新たな価値を生むでしょう。たとえば、プライベートの時間を活用して読書を通じ、現在の役割とは異なるスキルを伸ばすことも有益です。

必ずしもどちらか一方を選ぶ必要はありませんが、自分の軸を定めることで、キャリアに迷いが少なくなるでしょう。

あなたは、どちらによりシンパシーを感じますか?

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どいけん
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