プロジェクトにアサインされたメンバーが爆速でキャッチアップして即戦力になる方法
はじめに
こんにちは!10月で入社1年を迎えたyukiです。
1年前に現在の運用保守業務にアサインされ、今ではプロジェクト内で最も経験の長いメンバーとなりました。現在は入社11ヶ月、2ヶ月のメンバーと一緒に業務を行っています。
このプロジェクトは入社して間もないメンバーがアサインされることが多く、私は入社半年の時点で最も経験の長いメンバーとなりました。それでもアサインされた全員が爆速でキャッチアップしてすぐに一人前の戦力として活躍しており、チーム全体で安定的なシステム運用を実現しています。
今回は、新規メンバーが爆速でキャッチアップし、一人前の戦力として活躍するためのコツをご紹介します!
1. オンボーディングを効率化する
新しいメンバーが参画したら、1~2日を使ってオンボーディングを行います。
ここでは以下を目標にします。
- プロジェクト全体の概要を把握する
- 定型業務の流れをざっくり理解する
システムが複雑で全てを覚えるのは難しいため、「まずは全体像を掴む」ことを重視します。
事前にオンボーディング資料を用意しておくことで、誰が担当してもスムーズに進められるようにしています。
2. 日々の作業を記録に残す
日々の作業を記録に残すことで、後に同じ作業が発生した場合もそれを見ながら進めることができます。これは未来の自分のためにもなります。(「前同じことやったけど、なんだっけ、、」となること、ありますよね。)
具体的には、下記のような内容をまとめています。
- エラー対応:エラーが発生したときの原因、対応内容、結果。これらをまとめたドキュメントのリンクはエラー通知のメッセージに記載しておくと、すぐに確認することができます。
- 定型業務:頻繁に行う作業の具体的な手順。今後も同じ作業が発生する可能性がある場合は手順を記載し、誰でも対応できるようにしておきます。
- 仕様:仕様書に記載がなく、コードを読んで発見した仕様。
基本的に何かわからないことがあれば、ドキュメント内を検索すれば答えが見つかる状態を目指します。これにより、経験が浅いメンバーもドキュメントを頼りに業務を進められるようになります。
3. モブプロをする
「モブプログラミング(モブプロ)」は、複数人で作業を行う手法です。
私たちも複数人で1つのタスクに取り組むことがよくあります。
新しいメンバーが参画したばかりの時は必ずモブプロを行なっており、システムの仕様について説明しながら一緒に作業を行っています。
モブプロのメリットは下記の通りです。
- わからないことがあればその場で質問できる
- 新しいメンバーにドライバーをやってもらうことで、より理解してもらいやすくなる
- モブプロに参加している全員でタスクの状況や知識を共有できる
- 複雑なタスクも複数人で考えることで解決することができる(一人で抱え込まない)
- 複数人で確認することでミスを減らすことができる
モブプロはメリットだらけですが、タスクに追われている状況であったり、そもそも一人で作業を進める方が好きという人もいるので、そこは臨機応変に対応します。
一人で作業を進める場合、リモートワークだと作業に詰まっても声をかけづらいという状況になりがちですが、業務時間中は必ずslackのhuddleに入っているため、いつでもすぐに声をかけられる状態になっています。
4. 雑談をする
DWSでは雑談が推奨されています。
テレワーク成功の鍵は『雑談』『可視化』にあり!テレワーク歴10年のMMMが伝える社内コミュニケーションの重要性
私は現在一緒にプロジェクトをやっているメンバーとは1度も会ったことがありませんが、毎日一緒に作業をして雑談してコミュニケーションを取っているので全く問題を感じていません。
むしろまだ1度も会ったことがないことが信じられないくらいです。
雑談をすることでなんでも相談しやすい関係性を作ることができるので、(業務に支障が出ない範囲で)積極的に雑談をすることをおすすめします。
終わりに
新規メンバーがプロジェクトで活躍するには、個人の努力も大切ですがプロジェクト体制を整えてサポートしていくことが非常に重要です。
運用保守と開発業務などプロジェクトによって異なる部分もあると思いますが、ぜひ参考にしてみてください。
余談ですが、12月にプロジェクトメンバーと初めて会う予定ができました!今からとても楽しみです。