2023 Japan AWS Jr.Championsの活動を振り返って
はじめに
2024年4月末で2023 Japan AWS Jr.Champions(以下Jr.Champions)を卒業したので、今まで行った活動の振り返りとこれからの抱負、次のJr.Championsに向けてのメッセージをまとめていきます。
Japan AWS Jr.Championsとは?
もうご存知かもしれませんが、改めてJr.Championsとは何か?を説明させていただきます。
AWS公式のサイトには、以下のように記載されています。
AWS Partner Network (APN) 参加企業に所属し、現在社会人歴 1~3 年目で突出した AWS 活動実績がある若手エンジニアを「Japan AWS Jr. Champions」として表彰します。これは、AWS を積極的に学び、自らアクションを起こし、周囲に影響を与えている APN 若手エンジニアを選出しコミュニティを形成する、日本独自の表彰プログラムです。
ざっくり書くと、APN参加企業に所属する若手エンジニアの活動を後押しし、将来のリーダーを育成しよう!という取り組みだと私は考えています。
Jr.Championsに選出されると、2023年度は以下の特典がありました。
- Japan AWS Jr.Champions 限定 Meetupへの参加
- AWS パートナー向けセッションへの参加
Jr.Championsは2023年度に発足した取り組みであり、私はその一期生として活動させていただきました。
実際にどんな活動したの?
ここからはJr.Championsとして実際に私が行ってきた活動を紹介していきます。
概要としては以下の通りです。
- 公式イベント
- 月に一度のMeetupへの参加
- AWSパートナー向けセッションへの優先参加
- 自身で企画したもの
- Jr.Champions勉強会
- Jr.Champions勉強会 - Top Engineers参観回
- その他(Jr.Championのロールを活かして活動してきたもの)
- ブログ、技術コミュニティでの積極的な発信活動
- 社内での技術情報発信
- 当社主催のウェビナーへの登壇
- AWS Partner Summit Reception Partyでの登壇
月に一度のMeetupでは、LT大会やDeepRacerを触る企画など、Jr.Champions同士の交流を深めつつ新しい技術のインプットも行える、大変楽しく有意義な時間を過ごさせていただくことができました。
AWS主催のイベントはもちろんですが、私はそれだけでは飽き足らず、自分で「Jr.Champions勉強会」というイベントを企画して、一年間運営を行っていました。
このイベントの詳細は後述しますが、自分から積極的にやりたい活動を提案していけるのもJr.Championsという取り組みの面白いポイントだと思います。
その他の活動は、Jr.Championsというロールを活かして行ってきた活動になります。
積極的に発信することを意識し、DWSの若手エンジニアの顔となれるよう活動してきました。
特にAWS Partner SummitのReception Partyでの登壇では、他のJr.Championsの皆様から推薦をいただいて登壇したので、代表としてこのような活動ができて大変嬉しかったです。
(登壇時の写真です!)
登壇資料は以下になります。
https://speakerdeck.com/hiropy877/2023-japan-aws-jr-dot-championsnixuan-chu-saretenozhen-rifan-ritokorekara
他社のJr.Championsの方も、様々な形の発信活動を積極的に行われていたので、お互い刺激を受けつつ、Jr.Championsとしての意識をより高めて活動できていたかなと思います。
(2023年度のJr.Championsの皆さんです!)
Jr.Champions勉強会ってなに?
ここからは、「Jr.Champions勉強会」についてお話ししていきたいと思います。
Jr.Champions勉強会の概要は以下の通りです。
- 月に一度、AWSに関することをテーマにLTを実施
- 開催は基本オンライン
- 参加者は発表者に対して気になることをガンガン質問する
- 勉強会でお互いのナレッジを共有することで個々のケイパビリティの強化につながる
- またJr.Champions同士で交流する機会を増やすことで、横のつながりが深くなる
途中から運営チームを組んで負荷を分散したり、登壇テーマを「あなたの推しAWSサービス」のように絞って参加者数の改善を行うなど、コミュニティを形成する術も学ぶことができました。
私がこのイベントを企画したきっかけは「他のJr.Championsにもっとスポットライトが当たって欲しい!」の1点だけでした。結果としてアウトプットのハードルがぐっと下がったことはもちろん、これを弾みに他技術コミュニティでJr.Championsの皆様が発信活動を行ってくださったおかげで、Jr.Championsの知名度そのものが大きく向上したと感じています!私が企画した当初では想像できない効果が出せたことがとても嬉しいです!
じゃあTop Engineers参観回ってなに?
Jr.Champions勉強会が思いのほか盛り上がって嬉しくなった私は、Japan AWS Ambassadors(以下Ambassadors)やJapan AWS Top Engineers(以下Top Engineers)も巻き込んだら面白くない?と考えました。その結果生まれたのがTop Engineers参観回になります。
Top Engineers参観回は基本的には通常の勉強会と同じで、これを卓越したスキルを持つAmbassadorsやTop Engineersの方にも参観していただく、という形でした。
通常の勉強会と並行して実施していて、開催は2か月に1度ほどでした。ただAmbassadorsやTop Engineersの方からの質問はかなり鋭いものがあり、やはり経験値の高い方とのディスカッションは貴重で大変勉強になりました。
ちなみに私はどちらの勉強会でもトップバッターとして登壇させていただき(ありがとうございます!)、初回の登壇資料は以下で公開しています。特にaws-nukeについては、一年を通していろいろな方から好評のお声をいただきました!
(Top Engineers参観回の初回の様子です)
Top Engineers参観回の最終回では、オンサイトとオンラインで50名以上の方にご参加いただき、こちらも大変盛況なイベントとなり大変嬉しいです!
これからの抱負
ここまでで私がJr.Championsとして1年間行ってきた活動を振り返ってきました。
私は2023 Japan AWS Jr.Championsを卒業しましたが、Jr.ChampionsはゴールではなくあくまでもAWS界を引っ張っていく存在になるための通過点です。なので、これからの抱負をここで書かせていただきます。
この1年間の活動を通して、エンジニアとしてのネットワークが大きく広がり、コミュニティの楽しさや運営の難しさなど幅広く学ばせていただきました。
今後はコミュニティをより活性化することに合わせ、AWSビジネスにも積極的に関わっていけるような、そんなエンジニアを目指していきます。自身の発信力を当社のビジネス発展に繋げ、DWSという会社の成長にも寄与していきたいです。
、、とは言いつつも、私の1番の思いは「たくさんの人に技術の面白さを知ってほしい!」なので、この信念は崩さず、これからも周りのメンバーへの感謝を忘れず、楽しく活動していければと思います。
これからJr.Championsを目指す方に向けて
この1年で「Jr.Championsを目指しています!」という言葉を耳にする機会も増えました。本当にありがとうございます!
私から皆様にお伝えしたいことは、「Jr.Championsは通過点だと意識する」ことです。
もちろんJr.Championsは、例えばこれからTop Engineers やAmbassadorsを目指すに当たって非常に密度の高い経験ができる取り組みだと思います。ただ、Jr.Championsになること、だけを目標にしてしまっては、正直吸収できるものが多くないです。Jr.Championsになって自分が何をしたいか、どうなりたいかを常に意識して自らアクションを起こすことでJr.Championsになった後に留まらず、その後のエンジニア生の大きな発展につながっていくと思います。
この記事が少しでもJr.Championsになりたい方のお力になれれば幸いです。