AWS re:Invent 2023 Day5 レポート

AWS re:Invent 2023 が 11/27 ~ 12/1 の 5日間に開催されました!その模様を本ブログでお送りします!Day5の様子をお届けします!
セッションレポート
[NEW LAUNCH] AWS Graviton: The best price performance for your AWS workloads
セッション形式はBreakout Sessionです。本セッションでは基調講演で発表されたArm CPUのGraviton 4の関連として、Gravitonのコストパフォーマンスの高さについて解説されました。以下の点がとても勉強になりました。
- AWSはCPUに投資しており、Nitroカードによるリソース効率の向上とセキュリティ向上を経て、AWS Gravitionプロセッサが登場したと説明がありました。
- NitroやGravitonだけでなく、機械学習向けに開発されたAWS Inferentialや、AWS Triniumなどのカスタムチップがあると説明がありました。これらはAWSのユースケースに特化したCPUを構築することが目的とも説明されています。Gravitonはわずか4年のあいだに3世代も登場したとのことです。
- Gravitonプロセッサの進化について、トランジスタ、メモリ帯域幅、性能の向上が説明されました。Gravitonを使用する顧客は大幅な性能向上とコスト削減に繋がっているとのコメントがありました。また、カーボンフットプリントの削減にも貢献しているとのことです。
- Gravitonを活用することでERPソフトウェアのコストパフォーマンスを25%向上させることができると述べています。その他にもNginx、Grails(Java)、Redisなどの性能の向上が紹介されました。Gravitionは機械学習における選択肢に入ると言及があり、Goの最新バージョンを利用することでもパフォーマンスアップが期待できるとのこと。
- GravitonはAmazon Primeデーを含む、様々なワークロードに活用されていると強調されていました!積極的に活用していきたいですね !
[NEW LAUNCH] Enhance workload security with agentless scanning and CI/CD integration
セッション形式はBreakout Sessionです。本セッションでは基調講演で発表されたAmazon Inspector CI/CD Container Scanningを含む、Amazon Inspectorの新機能が解説されました。本セッションは個別にレポートしていますので、よろしければご参照ください!!
![re:Invent 2023 セッションレポート「[NEW LAUNCH] Enhance workload security with agentless scanning and CI/CD integration」](https://blog.mmmcorp.co.jp/images/2023/12/reinvent_2023_logo-320x157.png)
Decoupling your data-driven applications with Amazon EventBridge Pipes
セッション形式はBuilders' Sessionです。本セッションではこれまでLambdaで実現していたETL処理をEventBridge Pipesにオフロードする方法について学びました。以下の点がとても勉強になりました。
- コンテンツの構成としては、DynamoDB Stream で受け取る変更をLambdaからEventBridge Pipesに移行することが主な内容でした。
- 手順に従ってEventBridge Pipesを作成し、既存のLambdaトリガーは削除してEventBridge Pipesを繋ぐように設定しました。あっという間にEventBridge Pipesにオフロードすることが出来ました。
- 追加の手順として、メッセージのフィルタリングについて学びます。こちらもEventBridge Pipesのコンソールで変更します。
- そして次にエンリッチメントの機能を活用することでメッセージ内容を装飾する方法を学びました。ここではLambdaが登場していました。
- 最後に、デバッグとトラブルシューティングのボーナスドキュメントを確認して終了しました。講師の方が気さくに話しかけてくださったのがとても嬉しかったです!がんばって英語で喋りました!
ラスベガス観光
午前中のセッションに参加した後は、休憩を挟んでラスベガス観光に向かいました!
観覧車「ハイローラー」が近くにあるモノレール乗り場から乗って北へ!

終点駅で降りて、ストラトタワーを目指します!

ストラトタワーの高層デッキからの眺めです!素晴らしい眺めですね!!

ストラトタワーを堪能したあとは戻って晩ごはんです!ラスベガスに乾杯!

最後は噴水ショーを見てラスベガス観光は終了しました!

日本へ
翌日の早朝にラスベガスの空港から日本へ。ありがとう、ラスベガス!

シアトル経由で日本に戻りました!

Day5の所感
re:Invent 2023の最終日は前日のre:Playまでの熱狂振りと異なり、閑散としていました。最終日は午前中のみで、ベネチアンとシーザーズフォーラムのみでの開催です。ExpoはDay4で終了していて片付けの準備をしていましたし、多くの日本人の方も最終日はラスベガス観光に向かったか、帰国したかの状況でした。
前日までのお祭りが嘘のようにラスベガスの通りが静かになり、普段のラスベガスはこのくらい閑散としているのかなとも思いました。最後にストラトタワーからの夜景を見ることもできまして、本当に貴重な体験が出来たと思います。スフィアの屋内に入ってみたかったのですが、生憎当日はアーティストのライブが重なっておりチケットが高く、見送りました。
re:InventはAWSを利用するITエンジニアであれば、一度は参加してみるべき魅力的なイベントです。日本からの旅費は決して安くない金額ですので、この日のために事前のネットワーキングや語学学習に勤しむことでよりよい体験が出来ると思います。
また、当社は3人でラスベガスに行きました。3人ともトラブルなく無事に帰国することができ、本当によかったです。当社の初めての海外出張のナレッジとして、今後ラスベガスに行くメンバーの方々に残していきたいと思います。
以上、re:Invent 2023 レポートでした!