AWS re:Invent 2023 Day1 レポート
AWS re:Invent 2023 が 11/27 ~ 12/1 の 5日間に開催されました!その模様を本ブログでお送りします!まずはDay1として、旅立ち、そして初日の様子をお届けします!
日本からの出発とラスベガスへの到着
今回は旅行会社様のツアーを利用してラスベガスに向かいました。日本時間の11月26日 18時頃に出発し、シアトル空港に到着したのが現地時間の11月26日 9時頃でした。
シアトル空港でアメリカらしいボリュームのある食事を食べました。私が食べたサンドウィッチは魚系でアボカドも入っておりヘルシーでしたが、同僚が食べたバーガーはかなり味が濃くお腹に溜まったようでした。
シアトルを経由してラスベガスに到着しました。有名なWELCOMEの看板が空港にもあります。また、空港内にもスロットマシーンなどのカジノの施設があることも驚きました!
少しだけ会場のベネチアンを歩きました。
デロイトのロゴが!
大きな滑り台もありました!
そして夜ご飯は宿泊ホテルにあるピザとパスタのお店でボリュームのあるピザを食べます。とてもおいしかったです!
Day1
Badge Pickup
初日はre:Invent会場の受付を行いました。とても大きな受付です。
イベント会場の様子
イベント会場には既にDeloitte.のロゴをチョークで書いてくださった方が!DWSの文字も書き加えておきました!
朝ごはんも食べることが出来ました。とてもおいしかったです!
認定者ラウンジやBadge Pickup入り口などにゲームがありました。こういった遊び心ある会場はわくわくしますね!
お昼ごはんはメキシカン系。こちらもとてもおいしかったです!
会場にはレゴも!AWSのサービスと関連するものとして出典されていたので、レゴにセンサーなどが仕込まれているのですかね ... ? きらきらとイルミネーションが施してありました。
セッションレポート
Day1のセッションレポートをお送りします!
A Go developer's guide to building on AWS
セッション形式はBreakout Sessionです。Go言語における開発者体験についてセッションで語られました。特に個人的に以下の点がとても勉強になりました。
- AWS Lambdaにおけるコンテナイメージにおける多段ビルドセットアップ、AWS Lambda用のDockerイメージの使用、そしてAlpineなどAWSが提供しないベースイメージを利用するオプションの解説。
- 観測可能性とメトリクス収集のためのOpenTelemetryの利用と、洞察のためのコレクターへの収集の解説。
- go言語のinit関数の活用によるAWS Lambda起動前のDynamoDBの接続初期化。
- Lambda Go APIプロキシの利用によるコードを変更せずに移植させる移植性の向上。
Improving customer experience for public sector
セッション形式はChalk Talkです。公共部門の組織がデータプラットフォームのモダナイゼーションを行い、利用者の体験を向上させる方法を学びました。以下の点がとても勉強になりました。
- ここで言う公共部門については、主に海外の公共部門を指していると認識しましたが、日本での公共部門の利用のケースにもあてはめるように想像しながらセッションを聴講しました。
- パーソナライゼーションとレコメンドに関する話題は、確かにその通りで、公共部門において利用者個別に必要な申請やおすすめサービスを提供する必要があると思います。
- パーソナライゼーションにおけるパイプラインの自動化においてAI/MLの活用が重要であるという議論に重点が置かれていました。
- 議論に上がったのは安全なデータ保管についてでした。講演者は、AWSが安全なデータ保管方法を持っており、カスタマイズされたAIモデルを提供することが出来ることを伝えていました。
- 実際の事例として、諸外国の政府によるAWSを活用したパーソナライゼーションの取り組みも紹介されました。
Deploying multi-tenant SaaS applications on Amazon ECS and AWS Fargate
セッション形式はBreakout Sessionです。Amazon ECSのマルチテナントSaaSにおけるテナントの分離、オンボーディング、テナント固有機能、モニタリングなど懸念事項をどのように管理するべきかが解説されました。以下の点がとても勉強になりました。
- マルチテナントにおいて顧客ごとの可用性を担保するための、ノイジーネイバーを防ぐためのタスク配置戦略とスケーリング。
- コンテナ自体にCPUとメモリを制限することでテナントにおけるリソース制限を行うという方法も言及されていました。
- マルチテナント戦略においてはマイクロサービスも重要。データベースとマイクロサービスにおけるテナント分離が有効。
- データモデル内でもテナント分離が重要。複数のテーブルを持つことで、影響を限定的にすることが出来る。
- 監査ログを収集することで洞察を得る。FireLensによるカスタムログルーティングによってテナント分離したログを収集することも有効。
- 新機能をリリースする上での課題。CI/CDパイプラインの整備が必要。
- ユーザータイプ毎にコストを最適化する。Gravitonプロセッサを利用することについても言及されていました。
AWS Fargate or Amazon EC2: Which launch type should I be using?
セッション形式はWorkshopです。本ワークショップではECSの起動タイプであるEC2とFargateそれぞれのCPU、メモリ使用率などの設定の違いを比較しました。
- re:Invent におけるワークショップがどのような形式なのかを理解しました。専用のワークショップコンテンツにアクセスするため、当日しか参加できない限定的なコンテンツでした。Workshop Studioを経由した専用のAWSアカウントが払い出されるため参加者はAWSの利用料金を意識することなくワークショップを実施することが出来ます。
- 実際のワークショップ進行はCloud9上でCloudFormationのIaCを順番に更新していき、EC2とFargateそれぞれのワークロードをプロビジョニングしました。
- そして、負荷をかけるIaCをデプロイし、EC2およびFargateでのスケーリングの見え方やCPU、メモリ使用率のメトリクスを観察することが出来ました。負荷を与えるためにyelbを改変したロードテスト用のコンテナが実行されていました。
- 少しずつCloudFormationのテンプレートを変更することで、エディタ上でどのような変更差分があったのかを追うこともできました。
ラスベガスの様子
ミラージュホテルの付近には大きな観客席が設置されており、最近フォーミュラ1のレースがラスベガスで開催されていたことが分かります。
イベントの帰り際にふと見上げるとベネチアンの天井の絵がとても豪華でした!
Day1の所感
国際線はエコノミークラスだったのですが、8時間半のフライト中はお尻が痛くなり、筋肉痛にもなったので空の旅は快適とは言えませんでした。しかも、フライト中に寝付けない状況がありました。幸い時差ボケはなかったと思います。
アメリカで食べる外食は$25程かかり円安の状況もあり1食の食費が高い印象を受けました。re:Inventの会場では朝食と昼食が無料で提供されるため、夕食だけ節約できれば大丈夫かなとは思いました。
泊まったホテルでシャワールームに扉がなく、シャワーの水滴が床に流れてしまう状況でした。バスマットはあったのですが、バスマットだけでは水滴を吸収できず、バスタオルも何枚か敷いてやり過ごしました。また、お湯のポッドもなかったので湯戻しをする食品を利用できませんでした。
知人に聞いた通り、乾燥しやすく特に唇が切れて大変でした。一度唇が切れるとなかなか治らず ... 保湿クリームは塗っていたのですが、塗らずに就寝した時もあり、抜かりました。リップクリームやワセリンなどを常備しておくべきでした。
初日は会場のフロアマップを把握するのが大変でした。ベネチアンのシャトルバスの乗り場を把握することで、各ホテル間の移動はスムーズに行うことができました。セッションに参加するためにシャトルバスで移動する時もあり、休憩時間を確保しづらく体力を大きく消耗しました。
体調を整えるためにも前泊しておくとよいかもしれませんね。
ラスベガスの街をこの目で見る体験はとても素晴らしいものです。趣向をこらしたホテルが多く、夜中までネオンが輝く街を歩く体験はなかなかできないことですね!
以上、re:Invent 2023 Day1のレポートでした!引き続き、Day2以降のレポートを投稿していきますので、お楽しみください!