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(総括)【開発をより早く】内製化実現のための社内カルチャー変革

tecchan

デロイト トーマツ ウェブサービス エンジニアの安木です。

当社デロイト トーマツ ウェブサービス株式会社では、AWSの「内製化支援パートナー」の認定を受けており、企業の内製化を支援しております。

2023年7月に、その知見を広めるべく「【開発をより早く】内製化実現のための社内カルチャー変革の成功ポイント」を開催いたしました。

100名以上の方から申し込みがあり、質問も各回10件以上集まり、大盛況となりました。ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。

このウェビナーの総括と題しまして、本ブログでは各回でどのようなことを紹介したかの振り返りをいたします。参加された方は復習に、参加できなかった方は今後の参考にお役立てください。

テーマ、全体像

詳細はこちらの案内ページをご確認ください。
https://tohmatsu.smartseminar.jp/public/seminar/view/39023

対象者

  • 「ビジネスの俊敏性、組織・カルチャー変革、内製化、DevOps」に興味のある企業担当者様

内容

日時 テーマ 概要
7/5(水) 内製化が求められている背景 ビジネスの俊敏性が求められる背景や、その解決策である内製化による開発スピードの向上についてご説明します。また、内製化をするための障壁や解決方法の一つであるDevOpsカルチャーについてもご紹介します。
7/12(水) より素早く安全なリリースを実現する内製化、DevOps 内製化やDevOpsを実現するための課題をご説明した後、改めて内製化やDevOpsが実現すると開発現場がどのように変化するのかをご紹介します。従来の開発ステップがどのように変革するのかを図を交えてお伝えします。
7/19(水) 内製化、DevOpsカルチャーの導入の方法 内製化およびDevOpsカルチャーをどのように実現するのかを、当社で実際に支援している手法を交えてご説明します。後半では、実際に当社で支援した具体例を現場エンジニアからご紹介いたします。
7/26(水) 内製化を実現する具体的な手法 内製化を実現する技術として、リソースの基盤となるクラウド技術(AWS)、高速にシステムをリリースするためのCI/CDサービス、インフラのコード化などの技術の概要を紹介します。また、それを体感する無料ワークショップのご案内もします。

各回の概要

第一回:内製化が求められている背景

第一回のウェビナーでは、内製化が求められている背景をご紹介いたしました。

簡単に内容を記載します。デジタル化により顧客価値の早期具現化が求められています。例えば10年前だとスマートフォンの普及、最近だとコロナ禍による外出自粛やリモートワーク普及等です。社会の変化が激しくなるにつて、小さく作り素早くスケールできるテクノロジーが重要となってきました。このような不確実性の高い昨今のビジネス状況では、国内の事業会社は「デジタル領域の内製化による丸投げの脱却」に取り組まないと生き残っていけない時代になっています。

第二回:より素早く安全なリリースを実現する内製化、DevOps

しかし従来のような縦割り構造の組織や多重下請け構造のような体制だと、顧客価値を素早く実現することはできません。そこで第二回のウェビナーでは「分断された体制が一体化するとどのような状態になるか」というお話をいたしました。

必要なのは、従来の分断された体制を一体化することです。単なる受発注の関係を超えた一体化や、ビジネス(Biz)・開発(Dev)・運用(Ops)による「BizDevOpsの一体化」のようなカルチャー変革が必要不可欠となります。そして、これを実現するためには従来型モデルの受発注のような壁を取り払うことが必須になります。

しかし、いきない体制の変革を実行しようとしても上手く行きません。外部委託業者から内製化するには多くの壁があります。それは多くの方が悩んでいることであり、ウェビナーの中の質問でも、そこに課題を感じているという参加者から多くの質問が寄せられました。

第三回:内製化、DevOpsカルチャーの導入の方法

そこで当社では、「共創」を軸とした伴走支援という形で内製化支援を行っております。第三回では、この内容について紹介しました。

共創とは、完全に自社で内製化する前に、協力会社であるSIerや開発ベンダーと共に一体化した体制で開発を行うことで、受発注の関係を持ちながらもビジネスのスピードを向上させる方法です。

当社はこの共創について、伴走支援という形で徹底的な支援を行っています。マネジメント層への直接のアプローチ(コンサルティング)から、現場エンジニアへの開発技術支援まで、ワンストップでナレッジを提供いたします。また、スクラムを用いたアジャイル開発の導入支援を行い、BizDevOpsカルチャーの醸成も行います。

このように組織カルチャーとテクノロジーの両面から支援を行うことで、お客様の内製化支援を行い、共創体制の確立を支援いたします。

第四回:内製化を実現する具体的な手法

第四回では、その「伴走支援」によって一体化されたプロセス・体制を実現するために、実際にどのようなテクノロジーを使用しているかをご紹介いたしました。リポジトリ管理やCICD、IaCやコンテナのといった技術を紹介しました。

このようなテクノロジーを、伴走支援によりお客様にお伝えすることで最終的にはお客様が独自で内製化してビジネスのスピードを上げることが可能となります。

受け付けた質問とウェビナーの反響

各回とも多くの質問をいただきました。特に多かったのが、内製化に実際に取り組んだ際に感じる課題について問われるものでした。例えば「アジャイル内製化を導入したくてもお客様や社内の関連部署を動かすことができない」「多重下請け構造が定着しており、そこで意思疎通の分断が発生してしまう」と場合にどう対処すればいいか、というものです。

当社は実際に伴走支援のサービスを提供しており、このような場面に遭遇することが多々あります。しかしこの課題は一律のものではなく組織や案件によるものであり、その場に応じて適切な行動を取る必要があります。いただいた質問につきましては「このような働きかけをしてみたらどうか」と経験則から回答をさせていただきましたが、前提として決まった行動パターンはないということをお伝えさせていただきました。

ただし、一つだけ共通的に回答したことがあります。それは「粘り強い働きかけが必要」ということです。「すぐにどうにかしたい」というご希望をいただくことが多々ありますが、内製化のためにはタイトルにもありますように「組織カルチャー変革」が必須となります。組織カルチャー変革は一筋縄ではいかず、変化を望まないメンバーが大半であったり、技術的知見がゼロからスタートするといったことがあります。そういった層に対して働きかけを行っていくことは、一朝一夕には上手くいきません。粘り強い働きかけと強力なリーダーシップが必要になります。

当社が提供している伴走支援では技術的なアドバイスはもちろんですが、それ以上にカルチャー変革のために地道な働きかけを一緒に行います。

まとめ

このように当社のナレッジを周知させていくために、内製化支援のウェビナーを開催してまいりました。現在、この内製化支援で当社が提供しているDevOps領域について、ウェビナーとワークショップの二つのイベントの開催を予定しています。

ご興味のある方は下記のリンクからお申し込みください。

AUTHOR
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プロジェクトリード / スクラムマスター / エンジニア
金融業界のSIerにて5年間勤務。大小様々な規模の案件にてプロジェクトマネジメントを経験後2022年5月にDWSへ入社。最先端の技術を用いる開発業務を担当。最近では先端技術への理解とマネジメントの経験を活かし、スクラムマスターとして案件を推進。AWS認定資格全12種取得。認定スクラムマスターPSMⅡ取得。
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