デロイト トーマツ ウェブサービス(DWS)が提供する『AWS Well-Architectedレビュー』のご紹介
デロイト トーマツ ウェブサービス株式会社(以下DWS)代表の国本です。
DWSは、Amazon Web Services(以下AWS)のAWSパートナーネットワーク(APN)認定プログラムである 「AWS Well-Architectedパートナープログラム」を2021年9月に取得しました。
今回のAWS Well-Architectedパートナープログラム取得により、DWSがAPNパートナーとして取得している公式認定は下記6つ目となります。
取得済APNパートナー公式認定一覧
認定プログラムカテゴリー | 認定サービス名 | 取得年月日 |
---|---|---|
APNコンサルティングパートナー | アドバンストティア | 2019年1月 |
AWSサービスデリバリープログラム(SDP) | Amazon CloudFront | 2019年6月 |
AWSサービスデリバリープログラム(SDP) | AWS Lambda | 2019年11月 |
AWSソリューションプロバイダープログラム(SPP) | - | 2020年3月 |
AWSコンピテンシープログラム | DevOps | 2020年9月 |
AWS Well-Architectedパートナープログラム | - | 2021年9月 |
『AWS Well-Architectedパートナープログラム』とは?
AWSではソリューションアーキテクト、APNパートナー及びエンドユーザーが一体となって長年に渡る経験を基に練り上げたクラウドのビジネス活用におけるベスト・プラクティスを AWS Well-Architectedフレームワーク(W-A) として公開しています。
AWS Well-Architectedパートナー は、このAWS Well-Architectedフレームワークに精通し、高品質なクラウドサービスの提供、AWSベストプラクティスの適用、システム基盤のアセスメント・可視化を実行できるAPNパートナー企業をAWSが認定するプログラムとなっています。
DWSが提供するAWS Well-Architectedレビューについて
DWSではAWS Well-Architectedパートナーとして、AWS Well-Architectedフレームワークを活用したレビューサービスを提供しています。
なぜ『AWS Well-Architectedレビュー』が必要か?
法人企業でのAWS導入、もしくはAWSへの移行を進める際は
- クラウドネイティブ
- リフト & シフト
のいずれかのパターンを採用する形となります。
特に2.リフト & シフトで導入や移行を進めた場合
- リフト & シフト後どう最適化を進めたらいいのかわからない
- AWSに関する知見・ノウハウが社内に不足している
- クラウド設計のベスト・プラクティスがわからない
- 現状システムが抱えているビジネスリスクがわからない
- AWS最適化への具体的なロードマップが描けない
- オンプレミスでの経験は豊富だが、AWSやクラウドはさっぱり
このようなお悩みを抱えられている法人企業様に対して、DWSでは『AWS Well-Architectedレビュー』を用いた "クラウド最適化への旅" を支援しています。
AWS Well-Architectedレビューの難しさと伴走支援
AWS Well-Architectedフレームワーク(W-A) は「設計原則」と「5つの柱」から構成されており、大局的なシステム方針とAWSにおけるベスト・プラクティスを示す内容となっています。
AWS Well-Architectedレビューは、このフレームワークの指針を基に
- AWS Well-Architectedフレームワークで定義されている5つの柱の質問を軸に対象システムの状態を分析・把握
- AWS Well-Architectedフレームワークで定義されているベスト・プラクティスを前提に改善アーキテクチャを立案
これらを進めていく形となります。
フレームワークの内容は普遍的な設計原則と考え方がメインとなっており、日々進化し続けるクラウドやAWSサービスに精通していない企業様の場合、自力でレビューを効率的に進めることが難しいという側面もあります。
これらの課題に対して、DWSでは「お客様と伴走でAWS Well-Architectedレビューを実施」することで、AWS最適化への具体的なプランを練り上げること強力にサポート致します。
AWS Well-Architectedレビューの流れとポイント
DWSが提供するAWS Well-Architectedレビューは下記5つのステップを基本としています。
レビューを伴走するにあたり、必要な資料や環境をお客様にご準備頂いた上で、AWSが提供している公式ツール AWS Well-Architected Tool を使いながら実際のレビューを進めていきます。
このAWS Well-Architected Toolを活用することで、各柱で構成される質問単位でベスト・プラクティスの適用状況の可視化ができ、ビジネスリスクをトラッキングしながら改善活動を続けられます。
また、AWS Well-Architectedレビューを進めていく上で、重要ポイントとして。
- ビジネスリスクの可視化と、改善計画立案が目的であり主体的な話し合いの場であること(監査ではない)
- エンジニアなど技術メンバーに加えて主要な関係者全員で集まってレビューを実施すること
- 単発のイベントではなく、継続的な改善活動として定期的に実施すること
これら3つがあります。
AWS Well-Architectedレビューは監査やシステム責任を追及する目的ではなく、ビジネス主要関係者全員が一丸となって実施する改善活動であるという位置付けで臨むことが、何より重要となります。
AWS Well-Architectedレビューによって得られるビジネスメリット
AWS Well-Architectedレビューは、実施に向けた準備、レビューの実施、改善計画立案含めかなり労力が必要となる改善活動ですが、実施によって得られるメリットとして
- ソリューション・アーキテクト、パートナー、お客様で長期に渡り練り上げられたAWSベストプラクティス集を体得できる
- 現状の課題とビジネスリスクを可視化し、戦略的なクラウドアーキテクチャへの投資計画を立案可能
- テクノロジーはもちろん、クラウドのビジネス活用においても、網羅的にワークロードの改善に活用できる
これらがあげられます。
また、実際にAWS Well-Architectedレビューを実施したお客様の声として
- "リフト&シフトでの移行後に、最適化すべきポイントが明確となり、AWS活用戦略が明らかになった"
- "AWS上で稼働中のシステムに対して、商用リリース前にセキュリティや信頼性リスクが具現化され非常に助かった"
- "これまで、自社で調べながらなんとなくAWSを使っていたが、ベスト・プラクティスとの突き合わせができた"
これらをお聞きしており、中長期的な視野で考えても非常に大きなメリットがあると実感しております。
AWS Well-Architectedに関して、お気軽にDWSへご相談ください
この度、AWS Well-Architectedパートナープログラム認定取得を報告できましたことを非常に嬉しく感じております。
今回、ご紹介したAWS Well-Architectedレビュー はもちろん、DWSではレビューにより立案された改善計画の実行まで含めて、包括的なエンジニアリング支援をご提供可能です。
AWS最適化においてお悩みの方は是非 デロイト トーマツ ウェブサービス(DWS)お問い合わせページ からお気軽にご相談くださいませ。