「ゼロトラストセキュリティ」が変えるテレワーク時代のセキュリティ – クラウド業界ニュースまとめvol.12 by MMM
こんにちは、MMMです。
コロナ禍のテレワーク拡大は、クラウド技術に大きな変化をもらたしているようです。
変化の1つは、今回紹介する「ゼロトラストセキュリティ」。テレワークでは、従業員はどこにいるかわからず、利用するデバイスやネットワークも様々、業務データもあちこちに置かれることになります。そのような環境への対応として、今までのVPNなどとは異なる、新しいアプローチが必要とされています。
クラウド技術
VPNは危ない? テレワーク時代に急浮上、新しいセキュリティの考え方「ゼロトラスト」って何だ?(2020/8/11)
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2008/10/news007.html
従来の境界型セキュリティモデルは、信頼できる「内部」と危険な「外部」に分け、「外部」からの攻撃をブロックして「内部」を守るという発想でした。ところが、クラウドが普及してITの利用環境も複雑になるにつれ、境界型セキュリティモデルの限界が明らかになってきています。代わって提唱されているのが、あらゆるものを信頼しない前提に立つ「ゼロトラストセキュリティ」という考え方。GoogleやMicrosoftなどの大手ITは既にこのアプローチを取り入れているようです。
コンテナイメージスキャニング、12のベストプラクティス――Sysdigが解説(2020/7/31)
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/2007/31/news051.html
コンテナイメージの脆弱性を分析する「コンテナイメージスキャニング」は、セキュリティを考慮しながらアプリケーションのライフサイクルを管理するDevSecOpsにとって欠かせない要素です。コンテナ向けのセキュリティ製品を開発する米Sysdig社が今回発表したコンテナイメージスキャニングのベストプラクティスは、セキュリティとアプリケーションデリバリーを両立するために大いに役立ちそうです。
コロナ下の開発スケジュール遅延に54%の企業がリモート作業などで対処─ガートナー(2020/8/17)
https://it.impress.co.jp/articles/-/20236
ガートナージャパンから、2020年4月の緊急事態宣言が、国内ユーザー企業のシステムのアウトソーシング(外部委託)にもたらした影響に関する調査が発表されました。多くの企業で「一部工程における工期遅延」や「開発中システムの納期遅延」が起こり、その対策として開発業務のリモート化や、「リモート化や自動化が可能な作業を特定するための活動」が行われたようです。
クラウド業界
トヨタ、AWSと業務提携拡大 モビリティー事業者向けサービス強化(2020/8/18)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2008/18/news126.html
トヨタ自動車が、AWSとの業務提携を拡大することを発表しました。「コネクテッドカー(つながる車)」のプラットフォームとして、AWSを活用してデータ分析や機会学習などを行い、モビリティー事業者向けのサービスを開発していくとしています。自動車業界を刷新すると言われるモビリティーサービスにおいて、クラウド技術がどのように活躍できるか注目したいです。
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