働く母と災害対策


夏休みが終わり、お弁当作りから解放された池島です。
9月1日の防災の日に、保育園や学校で避難訓練や引き取り訓練があり、私も小学校と学童保育の引き取り訓練に参加しました。
災害時、子供達だけで下校させるのが危険と判断されたときに、子供を迎えに行く場合の訓練ですが、予め作って置いた“引き取りカード”を提示したり、名簿に続柄や引き取り時間を記入して、間違いなく子供を引き渡せるような仕組みが作られています。
私が小学生の頃に経験した日本海中部地震では、そんな仕組みもなく集団下校させられたので、これまでの積み重ねで改善されてきているのだと感じます。

以前、下條がリモートワークにおける個人レベルの事業継続性についてという記事をアップしていましたが、子供を持つ親の目線での災害対策について、考えてみたいと思います。

子持ちで共働きする場合の、災害時のリスク

子供がいる夫婦の共働きや、シングルマザー・ファザーが勤務先で被災し、帰宅困難になったときに、子供がどうなるかという問題が一番大きいでしょう。
実際、東日本大震災の時は、交通機関がストップし、帰宅できなくなった親たちも大勢いたはずです。
保育園や小学校、学童保育などでは、親が迎えに来るまで何日でも(実際は、翌日には迎えに行けたかと思いますが)預かり、食事も摂らせていたようです。

当時私はどうしていたかと言うと、長女を認証保育園の0歳クラスに預け、通勤30分の会社に勤務していました。
職場と自宅は約5km程度で、電車やバスが動かない状況でも、1時間ちょっとで帰宅できました。
幸い、保育園もライフラインも通常通りでしたが、自宅マンションのエレベーターが停止していて、長女を迎えに行った夫は、4階までベビーカーを持って上がったそうです。
保育園では、食材の調達が難しくなった場合は、お弁当をお願いするかもしれないと通達がありましたが、給食は無事に継続されました。

子供と引き離され、何日も会えなくなるかもしれないことへのリスクヘッジ

災害時、交通機関がストップしたらどうするか、ということを、普段から決めておく必要があります。

1.実家や近所の人にお願いする

実家が近くで頼れる場合は、実家にお願いするのが一番でしょう。
実家が遠方などで頼れない場合は、ご近所さんと仲良くなって、災害時の引き取りをお願いするのもありでしょう。
しかし、田舎ならともかく、都市部では難しいですね。

2.自宅から近い職場を選ぶ

自宅から徒歩・自転車圏内の職場や在宅勤務を選ぶという方法もあります。
職種が限定されたり、収入が思うように得られない、といった問題があると思いますが、「職住近接」は、子供を持つ親にとってはかなりプラスになるでしょう。

3.職場内の保育園を利用する

最近は、企業や官庁内に保育園を併設することも増えているようです。
勤務中に被災しても、同じ敷地内に子供がいると安心ですね。
しかし、設置率はまだ低く、一握りの人しか利用できないのが現状で、通勤に同伴することや、有給休暇を取って用事を済ませたいときに預けにくいといった問題もあります。

4.地方に移住する

広い土地・家屋を安く手に入れることができ、物流が滞っても、地元産の農産物でしばらく食いつなぐことが可能です。
基本的に車通勤なので、公共交通がストップしても問題なく、被害状況の少ないところを迂回したりして時間がかかっても、帰宅することができるでしょう。
浸水時は移動ができなくなりますが、それは大都市も同じです。

低賃金であったり、そもそも仕事がないというのが問題で、ハードルも高いです。
弊社ではどこに住んでいてもOKですが、配偶者の仕事や子供の教育の問題もありますので、そう簡単にはいかないのが現実です。

私の場合は、2のパターンに当てはまります。
災害時以外にも、学校行事や子供の急病・ケガでのお迎え要請などで、とても助かっています。

災害後の生活や仕事の立て直し

災害時の対応も大事ですが、その後の生活の継続がもっと大事です。
生活環境を復旧させ、収入を得て、元通りにはならなくても、生活していかねばなりません。
子供がいれば、学校に行かせ、食べさせていかないといけません。

かねてより懸念されている、首都直下型地震、東海・東南海地震などの大規模災害が発生したら、クライアント企業も損害を受け、案件自体がなくなってしまう可能性もあります。
そんな時でも、被害のないエリアや海外などに、仕事を求めていく必要も出てくるかもしれません。
日々、スキルアップを行い、経験やコネクションを積み上げていくことが、災害対策にもなり得るのでしょうか。

最後に

私は実家が遠方で頼れず、夫も、大災害の時は職場に招集されて何日も帰れなくなる可能性のある職業なので、自分1人で子供2人と乗り切れるように準備しています。
子供の成長と共に、備蓄する物など災害対策も変わっていきますので、一度準備したからOKではなく、定期的に見直していきたいと思います。

そんな大災害が発生しないことを、願ってやみません。

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