プロジェクト管理

開発プロジェクトで利用しているタスク管理ツールについて

kuni

先週土曜日に5歳の娘が通う幼稚園の運動会が開催され、保護者が参加する綱引きトーナメントに張り切って参加し、決勝戦で長時間の死闘の末敗れた(つд⊂)結果、得たものは猛烈な筋肉痛のみだった代表の国本です。。。

さて、昨今の開発プロジェクトでは規模を問わず、効率的な開発作業を支えるツールとして、現場では様々なタスク管理(チケット管理)が導入されています。

MMMでも、より効率的なタスクのコントロール、見える化を実現するため日々新しいツールやサービスを積極的に取り入れていますが、先週よりトライアルで導入しているCodetreeについて、少し書いてみようと思います。

これまで採用したタスク管理ツール

プロジェクトのサービスリリーススケジュールを前提に、それまでに対応が必要なタスクの見える化を行い、タスク実施計画立案と、その計画実施に必要なリソース見積もりを行う、という点を意識してタスク管理ツールを利用しています。

社内でのタスク管理ツール遍歴としては、RedminePivotalTrackerCodetree このような感じです。

最初にRedmineを利用した時はあまり深い思いは無く、その当時スタンダードであったチケット管理ツールとして、単にチケット駆動開発のチケット管理ツールとして採用していました。

その後、アジャイル型な開発方式を取り入れるにあたって、タスク管理ツールの見直しを行い、PivotalTrackerの導入を決めました。

PivotalTrackerはアジャイルでいう「ストーリー」を登録し、ストーリーに対して、優先順位付けと対応に必要な工数をポイント見積もりで行うことで、ベロシティ(1スプリントで実施する作業量)を見える化することができ、スプリント単位でざっくりとした納期を可視化できるという点が非常に優れていると感じています。

PivotalTrackerは上記の通り、非常に優れたタスク管理ツールではありますが、アジャイル型で継続的に改善を進めていくプロジェクトをターゲットとしている背景から、受託開発のプロジェクトで利用する際にフィットしないケースもありました。

また、MMMでは自社サービス、受託開発を問わず、100%Githubを利用していることもあり、Github Issueを有効活用してタスク管理を一元化という方向性で検討した結果、Codetreeの採用を決めました。

Codetreeを使ってみて

Github Issueを利用したタスク管理ツールは、Codetree以外にも多数存在していますが、複数のリポジトリを横断的に1プロジェクトとして見れるという点が気に入っています。

ビジネスドメインとしては1つのプロジェクトでも、フロントエンドやバックエンド毎に開発視点でリポジトリを区分したい場合などもあり、これらを一つのプロジェクトとして取り扱える点は素敵ですよね。

サービスリリースのスケジュールはマイルストーン(Milestones)を利用して行っており、開発や調査など対応が必要なストーリ(タスク)は全てIssueで一元管理しています。

Issueはフォーマットを予め定義しておき、記載されたストーリ内容をPull Requestに流用することで、開発者がPull Requestを送る際の、対応内容の記述に掛かる手間を減らすことができ、効率的な運用が可能となります。

Issueに対しては、下記のような分類でラベルを付与しています。(PivotalTracker風味)

ラベル名 利用区分
Feature 新機能やビジネス上の要件
Bug バグなどの不具合対応
Chore パッチ適用など、直接ビジネス的な要件に結びつかないタスク
in progress 現在着手中のIssueに対して付与される(Codetree側のカンバンで見た時にin Progress になる)

タスク確認の画面はこんなカンバン的にもできます

また、昨今の開発者はGithubの利用に対して抵抗は無いと思いますが、Githubを利用しない非エンジニアの方でも、CodetreeのGUIでIssueの定義や、カンバンを使ってIssue対応の優先度を入れ替えてもらうなどの運用も可能です。

まとめ

まだCodetreeを導入して間もないですが、現時点では目立った問題点はなく、プロジェクトで有効に活用できると実感しています。

タスク(チケット)管理ツールはプロジェクトを円滑に進めるために存在するのであって、タスクやチケットを管理するための管理工数が膨れるのは本末転倒です。

プロジェクトの開発方式や、チームメンバーのバックグラウンド、プロダクトオーナー(顧客など)の意向も含めて、プロジェクト関係者全員が幸せになれるように、適切にサービスやツールを使い倒していきましょう╭( ・ㅂ・)و ̑̑

チーム開発の最適化や開発フローの整備支援を御希望の企業様は、是非MMMにご相談下さいませ!

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