社内制度

社内向け Slack 匿名投稿ルームをやめた

gene

業務環境の改善の取り組みとして導入してみたけど

先月のブログ(社内向け Slack 匿名投稿ルームを開始してみた)で匿名投稿ルームの運用を開始してみたとお伝えしたが、今回はその後どうなったか、について。
結論から言うと、匿名投稿ルームは廃止・削除した。
そのうえで、別の取り組みも導入してみたので、今回は匿名投稿ルームの取り組みについてのまとめてみる。

導入してみて良かった点

匿名投稿ルームを導入してみて良かった点としては、コミュニケーションが活発になった と言う点に尽きる。
業務に没頭している中で、匿名投稿ルームで展開される雑談で気分転換になる、息抜きになることもあった。
匿名だからこそ気楽に投稿できるのか、実名ではこれまであえてチャットで言うまでもないような些細なことが飛び交うようになったり、画像だけの投稿があったり、となかなか楽しものだと個人的には感じた。

問題点

業務環境の改善の取り組みとして導入してみた匿名投稿ルームではあったが、業務改善の提案は一切なかった
もしかしたら業務改善提案が実名でしやすい環境が社内にできているからなのかもしれないし、改善提案について他の人に(匿名とは言え)見られることに抵抗があるからなのかもしれない。
また、とりとめのない些細なことが連続で投稿されると、荒れている と受け取られかねない状況があったのも事実だ。

代替案として

匿名のルームを廃止・削除する代替案として下記の3つの施策を試してみることになった。

  • 月に1度の役員面談
  • 役員だけが確認できる匿名ルームへの投稿
  • 実名での雑談専用ルーム開設

月に1度の役員面談

月に1度、「役員面談」という形で、社員一人ひとりが、役員と30分程度面談をする。
そこでは、日々の考えや業務改善があれば提案をすることができ、誰がその提案をしたかは公開されない。
お互い堅苦しく構えすぎず、特に話すことがなければ、「特に話すことないです」で終わってもいいと思っている。
恒常的にこういう場を設けることで、気軽に相談し合えるような環境ができると目論んでいる。

役員だけが確認できる匿名ルームへの投稿

匿名投稿ルームを廃止したとはいえ、やはり匿名でないといえないようなことも今後社員が増えれば起こり得ると思っている。
また、役員に対して苦情、苦言などを言いたい場合もあるはずだ。
そういった場合にも、匿名で提案、苦情などを言える機会はないといけない、と思ったので匿名投稿ルームへの投稿用の Chrome の拡張機能を、役員だけが確認できる投稿ルームへ変更した。

雑談専用のルーム運用

これまで、#team-mmm というルームがあり、そこで業務とは関係ない雑談や勤怠の業務連絡などをやり取りをしていた。
ただ、その運用だと雑談で業務連絡が流れてしまう、雑談がしづらい、という懸念点もあるという声があったので、#team-mmm とは別に雑談専用のルームで実名にて雑談を行うようにした。

今後もいろいろな仕組みを試してみたい

匿名投稿ルームについては、すぐには改善提案等が投稿されないだろう、とは思っていたので、もうしばらく(数ヶ月から半年程度)運用してみても良かったかもしれない。
ただ、匿名投稿ルームの問題点を改善した、違う取り組みを開始したので、そちらでどのようになるのか試してみることにした。
今後もいろいろな仕組みを導入してみて、社内環境を社員一人ひとりがより働きやすく改善できるように取り組んでいきたいと思っている。

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