○○を設計するときに考えておくべき基本的なポイント5つ

最近、社内で新規Webサイトやアプリ開発などについて議論することがあり、それぞれの生活スタイルや、年代、性別などによって意見が大きく異なるということを、強く感じました。
そして、「自分と違う感覚の人」に対して「これを必要とする人はどういう人なのか」「どういった使い方をするのか」「これによってどんなメリットがあるのか」ということを正しく説明し伝えなければいけないとも思いました。
そこで今回は、「サービスを立ち上げる時に考えるべきポイント」を私なりにまとめてみることにしました。

やっぱり我が家は、落ち着くなぁ。

よくWebサイトやアプリなどにおける「設計」というものは、家のそれと似ていると言われます。
将来的なことや、住み出してからのことを何も考えずに設計してしまうと、「車を買ったからガレージがいる」「そろそろ娘の一人部屋が必要だ」など、その度に増築を重ねていくと、全く落ち着かない住みづらい家が出来上がってしまいます。
サイトも同じで、運営が始まってからあれこれ改装していくことは、無駄なコストをうむだけでなく、行き当たりばったりで機能を追加することによってサイト自体が非常に使いにくいモノになってしまうでしょう。実際に使ってみて常に改善をしていくことは必要なことですが、子どもがいる=いつか子供部屋が必要になるというケースのように、設計の段階から想定できる機能はあらかじめ実装しておくべきだと思います。

このデザイナーズ物件、シャレオツ。

それとは逆に、何かのプロモーションやキャンペーンに使うLPのようなものならば、だいたいは短期運営だと決まってますし、長い目で見るというよりは今のトレンドや、流行っているデザインを積極的に取り入れて、話題性を重視したサイトにする方が効果的かと思います。
家で例えるなら、結婚するために広い家に住むか、とりあえず今彼女を連れ込めるモテ部屋に住むか、重点を置くポイントがかなり変わってきますよね?
そういう意味でもまずは、運営が長期なのか短期なのか、その二つに分けて考えることが必要ですよね。

なんだか、一人だと広いなぁ……。

新規で何かサイトを立ち上げるときにまず考えるべきなのは「何のために立ち上げるのか?」ということです。会社を知ってほしいため、商品を売るため……などなど様々あるかと思います。ぼんやりとしたまま「なんとなく作っとかないと格好つかないしなぁ」といったノリで作り始めてしまうと、あれやこれや散らかります。
通勤時間を短くしたくて引っ越しを計画したにも関わらず、素敵な物件を見るうち「デザイナーズいいな」「こんな広い家なら彼女と住めるな」などと彼女もいないくせに言い出して、無駄にオシャレでだだっ広いだけの家に住んでしまい、通勤3時間なんてことになりかねません。
サイトも物件も、どこに重点をおくべきなのかをまず最初にしっかり決めておくべきです。

ねこによるねこのためのねこ屋敷を建てたい。

誰が住む家なの?というところもかなり重要なポイントですよね。
一人で住むなら「1K、ユニットバスでもいいからその代わりちょっと駅近にしよう」とか、家族で住むなら「とにかく部屋数と収納。車があるから駅は多少遠くても広さは死守」だとか……。
サイトも全く同じで、ターゲットをきちんと設定して、そのターゲットが何を求めているのか?どういう使い方をするのか?スマホから見る?それともPCから?
そんな風に、自分がサイトを使って情報を届けたい相手は誰なのかをまず設定し、そのユーザはどんな人物なのかを調査・把握し、そして運営が始まってから、訪問ユーザを調べて改善する。これが、正しいユーザを正しいサイトへと導くために必要な流れです。

あえての藁葺きがナウいんだよ!

家を作るのは設計士さんや大工さんですが、彼らが実際に住むわけではありません。サイトでいうところの「制作側」と「ユーザ側」の関係です。どんなに最新の超かっこいいテクニックを使ったところで、目に見えないところであればユーザにはどうでもいいことですよね。「JavaScriptでやりたいんだけど、どうかな?」ではなく「スマホ向けのコンテンツだから、FlashはやめてJavaScriptで書こう」という順序が理想的だと思います。最新技術が使い手にとって便利なものであれば積極的に使うべきですが、技術ありきになっては本末転倒です。

サイトを作る上での基本的なルール、心構え的なレベルで、改めて立ち返るべきかと思ったので、「家」という身近なモチーフを使ってまとめてみました。

バックエンドなのかフロントなのかグラフィックデザイナーなのか、はたまたライターなのか。サイトを作るためにたくさんの人が関わっていて、それぞれ視点が違うと思います。しかし、「ユーザが求めるものを提供する」というところは一致しています。どんな業務をしていても、どんな立場であっても、それを常に意識するべきだな、と思います。

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